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とむ

出身・在学高校:
神奈川大学附属高等学校
出身・在学校:
芝浦工業大学大学院
出身・在学学部学科:
理工学研究科
在籍企業・組織:
プラントエンジニアリング業界

留学やインターンシップに関してお答えできることがあれば可能な限りお答えしますが、返信が遅くなる場合があります。


最終更新日:2020年06月09日 初回執筆日:2020年06月09日

タンザニア×再生可能エネルギー

留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • KTH Royal Institute of Technology, Industrial Technology Management, Sustainable Energy Engineering
  • タンザニア・スウェーデン
  • ストックホルム・ダルエスサラーム
留学期間:
13ヶ月
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 1,880,000円
  • 地域自治体等のもの 200,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル<TOEIC LR 930> 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル<TOEIC LR 960>

留学内容

大学院1年次を1年間休学し、スウェーデンに半年間の交換留学とタンザニアに半年間のインターンシップに参加しました。
交換留学は大学の協定校であるスウェーデン王立工科大学のSustainable Energy Engineeringのプログラムに参加し、再生可能エネルギーの特性や導入シナリオの分析・検討を行い、再生可能エネルギーを通してどのようにイノベーションを起こすかについて学びました。
インターンシップは、タンザニアで電力サービスを展開するWSSHA株式会社( http://wassha.com/ )にて、現地エンジニアのマネジメントと修理業務の効率化を担当し、インターン開始当初から修理能力を3倍にすることができました。
ヨーロッパでの交換留学とアフリカでのインターンを通じて、自分がエンジニアとしてこれからどのように活躍したいかを知ることができました。

留学の動機

留学には行きたいと考えていましたが、単に留学するのでは勿体無いと思い、留学の目的を探していました。その時に、自分の卒業研究のテーマであった再生可能エネルギーの複合的な側面に引かれ、勉強していくうちに、世界の再生可能エネルギー事情をより広い視点で勉強したいと思い留学を決意しました。

成果

ヨーロッパとアフリカという全く価値観が異なる2つの地域で半年間ずつ生活したことで、より多くの価値観を受け入れることができるようになりました。

ついた力

突破力

自分が全く想定していないことに直面した時に、本当にやりたいことをやるためにはどうすればいいかを臨機応変に考える力がつきました。

今後の展望

世界には電気がないことで可能性が限られている人が多くいることを身を持って体験することができたので、彼らの可能性をより広げられるようなインフラを世界に作るエンジニアになりたいと思います!

留学スケジュール

2016年
8月~
2017年
3月

スウェーデン(ストックホルム)

スウェーデン王立工科大学で開講されているSustainable Energy Engineeringというコースに交換留学生として参加しました。そこで、再生可能エネルギーの技術特性やそれぞれの利点・欠点を学んだ上で、指定された国の中から1カ国選び、その国の再生可能エネルギーの割合を50%以上にするためにはどの再生可能エネルギーが適切なのか、それによりどのような利益・不利益が生じるのかを検討したレポートを4人1組で作成し、発表しました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

360,000 円

生活費:月額

240,000 円

それぞれの国の料理でDinner
11月なのに100年ぶりの大雪。北欧の洗礼を浴びました。笑
一緒にシナリオプロジェクトをやったメンバーたち
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

360,000 円

生活費:月額

240,000 円

2017年
3月~
2017年
9月

タンザニア(ダルエスサラーム)

WASSHA株式会社のタンザニア支社にて、現地エンジニアのマネジメントを中心に主にバックオフィス業務を担当させてもらいました。メインで行った修理業務の効率化は、インターン開始当初から修理能力を3倍にまで高めることができました。現地のメンバーと仕事をする中で、現地語であるスワヒリ語で日常会話程度話せるようになりました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

240,000 円

お客さんへの訪問途中、バジャジのタイヤがパンクして立ち往生
エンジニアチームと取引先のエンジニア
現地の主食のウガリ
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

240,000 円

スペシャルエピソード

ココでしか得られなかった、貴重な学び

スウェーデンでは「電気がない=不幸」という前提条件を元に、電気がない人々に再生可能エネルギーを使って電気を届けるにはどうすればいいのかを学んでいました。しかし、実際に電気があまり普及していないタンザニアに行ってみると、彼らにとって電気がない暮らしが当たり前であり、「電気がない≠不幸」でした。自分では気づいていなかったバイアスに気づくことができた貴重な学びでした。

レンタルしているランタンを使っている様子

笑いあり、涙あり!留学中にあった、すごいエピソード

タンザニアにインターンシップ中にビザの関係で一度出国する必要があったので、マダガスカルへ旅行に行きました。しかし、出発前日に食べた魚にあたり、39度の熱がある状態で、旅行スタート。なんとかマダガスカルに着くも、動けず、病院で点滴を打つことになりました。笑
点滴を打つとみるみる体調がよくなり、次の日からバオバブの木を見にいくツアーに参加!!したのは良かったのですが、なんとそのツアーは丸2日かけてマダガスカルの伝統的な木のボートで川を下るツアーで宿泊はガチの野営でした。笑
マダガスカルからタンザニアへ戻る頃には、色んなことが気にならなくなりました!!笑

点滴 in Madagascar
木彫りボート
念願のバオバブの並木

その休学・留年に価値はあるか

  • 単位・留年 : 休学・留年

留学が始まるまでは周囲の人と卒業や就活の時期がずれてしまうことがとても不安でした。
しかし、留学が始まるといろんな経歴を持った人や自分と同じ境遇の仲間に出会うことができ、出発前の自分がいかに狭い選択肢しか知らなかったかを思い知りました。
重要なことは「自分が本当にやりたいこと」をしっかりと見極めて、それをやりきることだと思います!
自分で決めたやりたいことをやりきった時に得られる自信は、どんなマイナスにも負けないプラスだと僕は感じました。

まずは連絡してみる!!

  • 留学先探し : インターンシップ

インターンシップ先や実践活動先などはどれだけ主体的にアプローチをするかが重要だと思います。だめでもともと、少しでも興味があるインターンシップ先があるなら、インターンしたい理由とどんなことをしたいのかを伝えてみましょう!!

これから留学へ行く人へのメッセージ

誰も自分のことを知らない環境に飛び込むことは非常に勇気がいることだと思いますが、それ以上に自分を成長させてくれます。『日本から来た留学生』から付け加えることができた価値が留学中に得ることができた成長だと思います。世界には面白いことがたくさん待っているので、前のめりで思いっきり飛び込んできてください!