留学大図鑑 留学大図鑑

小谷尚輝

出身・在学高校:
独立行政法人国立高等専門学校機構 米子工業高等専門学校
出身・在学校:
独立行政法人国立高等専門学校機構 米子工業高等専門学校
出身・在学学部学科:
電子制御工学科
在籍企業・組織:

カナダに高校留学していました。どんな質問でもお受けするので、気軽に連絡してください!
※テスト期間中等は返信が遅くなることがあります。


最終更新日:2018年01月19日 初回執筆日:2018年01月19日

カナダで一ヶ月間の短期高校留学

留学テーマ・分野:
短期留学(3か月以内、語学・ボランティアなど各種研修含む)・高校留学
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • Cornwall Collegiate & Vocational School
  • カナダ
  • コーンウォール
留学期間:
1ヶ月
総費用:
- 円 ・ 奨学金なし

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル<実用英検2級、工業英検4級> 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

【留学テーマ】
英語を使って一から人間関係を構築し、海外の高校生の思考論理を理解する
【現地での活動】
・現地の高校に留学生として入学し、通常の授業(数学、化学、リーダーシップ、英語等)を受講し、日本での学習内容や方法とどのような違いがあるのかを体感する。
・日本から持参した工作キットを現地の高校生と共同で作ることにより、教えたり教えられたり、英語を使って協力するということを経験する。
【結果】
・日本での授業と異なり、取り扱う内容はより現実に寄せたものが多かった(数学の問題を例に挙げると、日本のものよりも圧倒的に文章題が多い)
・協力するということには予想以上に英語力が求められる。一度うまく伝わらないと、その後もずっと矛盾が続く。

留学の動機

僕が高校一年生の時、地元の県が主催する海外派遣事業の派遣生徒に選んでいただき、アメリカに渡航しました。そこでは各地の視察や高校体験等の貴重な体験をさせていただき、日本人の考え方と海外の人の考え方の違いがとても大きいことに驚きました。そこで、もっと長い期間、日本人が全くいないところで生活できれば、その思考論理を少しは理解できるのではないかと思い、留学しました。

成果

まず大きな成果は、海外にできた友達です。僕の留学先には留学生が多く、留学生同士でも仲良くなりました。彼らとは帰国後も連絡を取り合う中で、大切な友人です。
また、日本との違いを感じる体験にもなりました。ずっと前からの計画も、ドタキャンや変更をされます。それに対応すること、前持った準備やコミュニケーションを行うことの大切さを学び、日本では周りを信用しすぎていたのかもしれないと思いました。

ついた力

総合的な判断力

自分で考え、行動するということは存外難しいものでした。日本でするのとは異なり、英語で伝え現地で行動するとなると、思ったよりも上手くいかず制限されてしまうことも多くあります。そんな時に、どうするべきかを判断する力が求められることが多くありました。特に海外ではYes, Noをはっきりさせることを求められます。今何をし、どう伝え、この後どうすれば良いのか、総合的に判断する力ついたと思います。

今後の展望

僕の最終的な目標は、海外の研究者とも協力して活躍できるロボットエンジニアになることです。今僕は「ロボカップジュニア」という大会でロボットサッカーの競技に出場しています。年齢制限でこの大会に出られるのは2018年が最後ですが、世界大会を目指して頑張ります。海外の研究者とも対等に意見がぶつけ合えるだけの技術力、自分の思いを正確に伝えられるだけの英語力をまずは得られるように努力していきます!

留学スケジュール

2017年
9月~
2017年
10月

カナダ(コーンウォール)

カナダ・オンタリオ州にあるコーンウォールという小さな町に留学。Cornwall Collegiate & Vocational School という留学生の比較的多い高校へ一ヶ月間入学。滞在中、日本人は僕以外に一人いたがほとんど会わなかった。
学校では、カナダに限らず多種多様な国から来た留学生たちとも仲良くなり、お互いの国の文化についてはもちろん、相手の国についてどんなイメージを持っているかについてなどの会話をよくしていた。
また高校での授業としては応用数学、高等数学、化学、リーダーシップ、車両修理といった授業を受講し、現地の学生と同様テストも受けた。日本よりも授業内容は一年遅れているようで、比較的簡単に感じる内容が多かった。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

現地高校の留学生専用英語クラス
ファミリーが友達と一緒に連れて行ってくれたキングストン
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

ココでしか得られなかった、貴重な学び

留学先でとても仲良くなった友達の一人に、パキスタン系カナダ人の同級生がいました。彼はカナダでできた最初の友達で、今までの人生の中で初めてできたイスラム教徒の友達でもありました。最初に話しかけてくれたのは彼の方で、「僕は日本が大好きで、いつか行ってみたいんです。友達になってもらえませんか。」と言われました。そして続けて彼はこう言いました。「僕はイスラム教徒です。でも勘違いしないでください。世界でテロを起こしているのはイスラム教徒じゃない、だからどうか怖がらないで。」もともと僕はイスラム教徒の人たちを怖いと思ったことはありませんでしたが、昨今起きている事件が原因で、最初にそのことを伝えておこうと思ったようです。それから彼とは毎日会って話す仲の良い友人になり、イスラムについての話を聞かせてくれたり、礼拝堂に入れてくれたりしました。普段日本では、宗教については机上の話に過ぎず、あまり馴染みのないものでした。でもカナダには、いろいろな宗教の人がいて、自らの立場をはっきりとアピールしていました。僕としても、宗教を意識して人と接するのは初めての経験でした。そんないろいろな話を聞いたり、見たりできたのはとても貴重な経験になりました。

友達の家での写真

留学先の学校と日本の学校の休み

  • 留学先探し : その他教育機関(専門学校など)

高校等の学校へ短期留学をしようと計画している場合、自分の行きたい期間は留学先の学校も休みだということがしばしばあります。例えば日本で在学している学校が8月が夏休みだとします、その間に一ヶ月だけ海外の高校に短期で体験入学してみたいというとき、留学先の国でもその期間は学校が夏休みで開いていない、というようなことです。そんな時には、いろいろなエージェント等に電話をしてみて、その期間に開いている学校がないかを聞いてみるとよいかもしれません。日本と同じように、海外でも学校によって夏休み期間が若干異なっていることがあります。
日本の夏休みと他国の夏休みがかぶってしまっていることはとても多いので、日本の在学している学校の先生、エージェントの方ともよく相談して、渡航できる国、学校、そして期間をうまく調整することができるとよいと思います。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学は、日本から出た知らないところで突然生活を始めることです。つまり、怖くても失敗しても当然です。よい環境に恵まれたなら、それを活かすチャンス。失敗したと思ったら、そこから解決策を見出す学びのチャンス。つまり留学している間はどんな時もチャンスです。犯罪や悪いことに巻き込まれず、無事に日本へ帰れたらその留学は成功だと思います。これを読んでいる方の留学が叶い、素敵なものになるよう心から願っています。