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プリンセスバナナ

出身・在学高校:
長野県長野西高等学校
出身・在学校:
出身・在学学部学科:
在籍企業・組織:

アフリカへのボランティア、カナダへのカレッジ留学、ファッション留学のことで質問があればぜひインスタグラムの方へ。


最終更新日:2017年11月24日 初回執筆日:2017年11月24日

いざ笑舞!~アフリカの地ガーナ&トーゴ~

留学テーマ・分野:
海外ボランティア
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • Projects Abroad
  • ガーナ・トーゴ共和国
  • アクアペムヒルズ・ロメ
留学期間:
5週間
総費用:
960,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 540,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル<英検2級> 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

私は自分の精神力を強くするため、そして多くの人に笑顔を届けたいという想いから、2週間トーゴと3週間ガーナという、未知の大陸アフリカでボランティアをしました。初めての地で不安があったため、高校生スペシャルコースという、世界中から集まる高校生とともに過ごし、ボランティア活動を行うプログラムに参加しました。トーゴは公用語がフランス語ということもあり、日本人の参加者どころか、アジア人の参加者は私1人だけでした。ガーナは公用語が英語であったためか、何人もの日本人がいました。私は今回、自主活動としてトーゴにて手形アートを行いました。これは孤児院の子どもとボランティアスタッフ、ボランティア仲間の高校生で行うもので、1歳から大人までの52人で、1つの大きな紙に木を描くという活動です。色とりどりな色で1本の木を描くことで、ボランティア仲間同士でコミュニケーションをとり協力しあうことで、より密度の濃いボランティア活動ができると考えました。そして私たちがその土地で出会えたことの奇跡を形にするという意味を込めました。この絵の中に桜を私が描くことで、「日本」を現しました。ボランティア活動を終えて帰国した今、常に新しい視点から、「とりあえずやってみる」、やってみないとわからないという考えで、目の前にあることをポジティブに、チャレンジできるようになりました。やってみないうちからできないと思うのはもうやめました。

留学の動機

高校1年時、大好きなチョコレートを調べ、ガーナでは学校にも通えず日々チョコレートの原料となるカカオを命がけで収穫する子どもがいることを知りました。ガーナに隣接するトーゴは、国内で紛争があるわけでもないのに2015年、国連調査の世界幸福度ランキング最下位でした。そんな両国で、間接的でも、なにか私にできることをして、沢山の人に笑顔を届けたいと思い、アフリカの地でボランティアをすることを決めました。

成果

トーゴの孤児院では、私が訪れる初めての日本人でした。トーゴでは日本語での挨拶、ひらがな、お箸の使い方、浴衣や法被などの衣装、けん玉やコマなどの日本の遊び、列に並んで順番を待つこと、とたくさんの「日本」を伝えてきました。ガーナでも、「日本は中国っていう国の中にある地名」と認識している小学生が多かったので、世界地図を描いて「日本」が国であることを伝えました。

ついた力

柔軟、行動、チャレンジ、視点を多く持つ力

1人で飛行機に乗ってアフリカの地へ行ったという事実だけで、何事にも動じない行動力がついたと思います。他国のボランティア仲間や、現地の人とはもちろん文化が違います。文化の違いから、意見が食い違ることもありましたが、自分の意見を主張しつつ相手の意見も受け入れることで柔軟に文化の違いを超えることができました。

今後の展望

私は、服を通して世界をカラフルで、虹色のお花畑のように明るく包み込むファッションデザイナ―になります。自身のブランドを立ち上げ、丁寧な日本人の精神を世界に発信するとともに、工場を途上国に置くことで、途上国の女性の働く場所を提供し、世界中の子どもが十分な教育を受けられる世界を作っていきます。何事もやってみないとわからないです。私はこれからも心の赴くままに、チャレンジ精神で自分の人生を歩んでいきます。

留学スケジュール

2017年
7月~
2017年
7月

トーゴ共和国(ロメ)

午前中に孤児院の子ども5歳から19歳までの子どもたちに英語や数学を遊びを交えて教え、午後は孤児院の子どもたちが自給自足的に野菜を食べることができるように、荒れて乾いた土を耕すことからはじめ、畑作りをしました。農業の知識がない私たち高校生は、トーゴの首都に位置するロメ大学にて農業を学び、そこで得た知識を孤児院での畑づくりに生かしました。
トーゴの人は早起きです。ホームステイ先では、朝の6時からお誕生日会をしました。町で目が合うだけで挨拶をしてくれる様子は、日本にない、ほっこりとした温かい気持ちになれます。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

手形アート
朝6時に始まったお誕生日会
剣玉で、大皿が乗った瞬間
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

2017年
7月~
2017年
8月

ガーナ(アクアペムヒルズ)

ガーナでは、コンクリートのブロックづくりから始め、5つのトイレの建物をすべて手作業で作りました。機械の便利さを感じつつ、物に愛着をもち、いかにその物を長く使えるかという、物を大切に使う精神を学びました。私はアフリカらしいダンスや音楽、衣装が大好きです。ホームステイ先では歌って踊る時だけは、家のお手伝いさんも身分が関係なく思いっきり身体全身で踊ります。とにかく汗だくになって踊るダンスと、頭の先からカラフルに彩った衣装を身に着ける地元の人をみると、自然と元気な気持ちになれました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

浴衣の着付け
すべて手作業で作ったトイレの建物
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

留学で確信した、“私はこれを目指す!”

ガーナでの活動は、田舎の村であったため、アフリカ地域が抱えるマイナスの問題に直面した。若い結婚、出産。私は22歳で5人の母親をしている女性と出会った。。彼女の夢は美容室をオープンすること。だがお金はなく、子育てで手がいっぱいで働きにでることもできない。私はそんな彼女をみて、女性が子育てをしながら働ける場所を作れば、彼女のように夢をもった若い女性も、夢をかなえることができるのではないかと考えた。女性が働くことで家庭の収入が増え、兄弟がたくさんいても子どもは学校に行くことができると思う。私は自身の夢を通して、これからもここで出会った人の笑顔を自分のエネルギーに替え、多くの人に笑顔を届けたい。

トーゴの孤児院の子どもたちと
ガーナの村の子どもたちと
ガーナの幼稚園の子どもたちと

アフリカの地で、生活するということ。

  • 住まい探し : ホームステイ

5週間のアフリカ生活を終え、日本で一番待ち遠しかったことは温かいシャワーです。赤道近くに位置する国とはいえ、夕方から夜にかけては気温が20度を下回り、肌寒かったです。その寒い気温の中、冷たい水でのシャワー(バケツで水かけ)だったので、毎日修行をしている気分になりました。頭を洗うのはとても大変で、時間もかかるため、毎日ではなく2日に一度の頻度でもいいくらいでした。普段は雨水を貯めたタンクから水をバケツで汲み、1杯のバケツから小さなコップのようなもので水をすくい、必要に応じて水を使います。洗濯はもちろん手洗いです。手洗いは、ズボンなどの大きな衣類を洗うのが大変でした。時間をかけて洗っても、外で干していると突然の雨にあたったり、霧で湿ったりとなかなか乾かず、そして半乾きのにおいになりやすく、大変でした。お料理はスパイスがきいているものが多い印象ですが、とてもおいしかったです。私が一番大好きな食べ物は、フーフーと呼ばれる、日本でいうとお餅のような触感の、もちもちとした主食です。キャッサバ芋をつぶしてつくります。これにピーナッツソースをつけて食べるのがおすすめです。

トーゴにて手洗い洗濯

留学前にやっておけばよかったこと

留学にもっていく持ち物は、初めての土地に行く時こそ不安でいろんな余計なものを持っていきやすく、肝心な必要なものを置いていきやすいので、できるだけその土地に行った人から話をきくといい。人に話をきくことで、留学に対する不安も軽減する。

留学を勧める・勧めない理由

アフリカの地へ行く人は、潔癖症と虫嫌いが治ります。私は両方とも当てはまる人間だったけど、5週間も生活していれば腹をくくって、「もーいーや!」っていう気持ちになれます。日本に帰ってきて、雨に濡れることの抵抗が無くなったのが私の一番の変化です。今の自分を変えたいっていう気持ちがある人は、留学後、些細なことでも自分の変化に気が付くことができると思います。だから私は留学を勧めます。

これから留学へ行く人へのメッセージ

完璧を求めていては、留学は難しい。予想外のことが起きた時、どれだけポジティブに柔軟に考え、その状況を好機に替えられるかが留学成功のカギだと思う。そして、すべての人間に共通するもの、それは「笑い」。うまく言葉が通じなくても、自分が嬉しいと感じた時、勘定を表に出して嬉しさを表すと、緊張を緩めます。