留学大図鑑 留学大図鑑

ゆうか

出身・在学高校:
豊橋東高校
出身・在学校:
名古屋大学
出身・在学学部学科:
教育学部
在籍企業・組織:


最終更新日:2020年06月09日 初回執筆日:2020年06月09日

心理学の学修と障がい者支援ボランティア

留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ミネソタ大学
  • アメリカ合衆国
  • ミネアポリス
留学期間:
10ヶ月
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 1,640,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<IELTS 7.5> 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル

留学内容

主な留学目的は2つあり、心理学の最先端であるアメリカの大学で心理学についてのより深い知識を得ることと、アメリカでの障がい者支援について実際の経験を通して学ぶということです。
日本でも臨床心理学を専攻していたので、アメリカではその知識をもとに、障がい者の発達や支援について心理学の視点から学ぶことができる授業を中心に履修しました。それと平行して、週に1回程、障害のある大人の暮らすグループホームを訪れ、その中の1人のバディーとして話し相手になったり一緒にさまざまな活動をするというボランティアを行いました。また、大学の学期修了後に1ヶ月程、障がい児と健常児の統合保育を行っている学校で、実際のクラスに入って子ども達と直接関わるというボランティアを行いました。
初めての海外で、自分でボランティア先を探したり、英語で子ども達と関わったりと苦労もありましたが、大学の授業で知識を得るだけでなく、それを実際の現場とつなげて考えることができたり、また日本との違いについて考える機会にもなり、とても学ぶことの多い留学となりました。

留学の動機

学生の間に一度は留学してみたいとずっと思っていましたが、なかなかきっかけがつかめずにいました。身近な友人が留学してきた体験を聞いたり、いろいろ調べるうちに、行くなら今しかないと思い、大学院生になってからでしたが、思い切って留学することを決意しました。

成果

大学での学修やボランティアから学ぶことが多かったのはもちろん、留学は自分の考え方や価値観を見直し、人生について考えるとてもいい機会になりました。様々なバックグラウンドを持つ人々と、言語も文化も違う環境で生活するという経験をし、今までになかった視点や考え方が持てるようになりました。その新しい視点をから、自分が人生についてじっくり考えることができ、また思い切って飛び込むという姿勢の大切さも学びました。

ついた力

行動力力

とにかく何でもやってみよう、やりたいことをやろう、行きたいところに行こう、会いたい人に会おうということの大切さを学びました。やってみたいなと思うことがあってもそれを行動に移さなければ何も始まりませんが、思い切って飛び込んでみれば意外となんとかなるし、得られるものはすごく大きいということを学びました。

今後の展望

日本の大学院を卒業し、臨床心理士と公認心理師の資格を取得したいです。その後は、心理学の専門家として、障がいのある子どもや大人を支援する仕事につきたいと思っています。

留学スケジュール

2016年
9月~
2017年
5月

アメリカ合衆国(ミネアポリス)

ミネソタ大学で心理学の授業を中心に履修していました。
毎日大学に通い2、3コマの授業を受け、家に帰ってそれぞれの授業の予習復習をするというスケジュールで過ごしていました。日本の大学に比べ、リーディングやライティングの課題が非常に多く大変でしたが、徐々に自分にあったやり方が分るようになってきました。
11月ごろから、週に1回程のボランティアも始めました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

ミネソタ大学のマスコットGoldy Gopher
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

2016年
5月~
2017年
6月

アメリカ合衆国(ミネアポリス)

Fraserというミネソタにあり、様々な種類の障がい者支援を行っている団体でボランティアをしました。具体的には、11月に始めたバディーのボランティアに加え、1ヶ月間集中的に、3~4歳の幼稚園の子どものクラスに入って彼らと関わるというボランティアを行いました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

Fraserのロゴ(プライバシー保護のため活動の写真はなし)
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

留学前後での、自分の変化

留学中の思い出で実は一番心に残っていることは、冬休みにヨーロッパに1ヶ月間1人で旅行に行ったことです。アメリカに留学するという経験がなければ、1人で何カ国も旅行するなんて考えられなかったでしょうが、思い切って行ってきて本当に良かったです。
途中で現地に住む友人に会ったり、日本からの友達と合流したり、アメリカでも友人が空港までの送り迎えをしてくれたり、世界中に住むいろんな友人が連絡をくれたり、知らない人にたくさん助けてもらったりなど、一人旅といっても本当にいろんな人に支えられて生きているんだなということを改めて実感しました。また、当たり前のことだと思うかもしれませんが、自分で思い切ってやると決めて行動してしまえば、そこから得られるものは常にたくさんあるけど、思い切って決断しなかったら何も起こらないということにも気づきました。
この旅行と留学を経験した後は、もっといろんな世界が見たい、いろんな人に会いたい、やりたいと迷っていたことを始めようと思うようになり、思いを実際の行動に移すという力がすごく大切なのだと思うようになりました。

モンサンミッシェル(フランス)
アウシュビッツ・ビルケナウ強制収容所(ポーランド)
プラハ(チェコ)

積極的にいろいろな情報を求める

  • 費用 : 奨学金

留学を考えるときに一番気がかりだったのは、費用に関することです。全て私費で払う留学は厳しいと思い、どうすればいいのか悩みましたが、大学の留学相談などに通う中で、トビタテの奨学金のことを知り、応募しました。他にも、交換留学で学費が抑えられるように、希望の交換留学先の語学力の条件を調べて、その目標に到達するように勉強したりしました。
最初から無理だと諦めず、「自分はこういう風にしたいけど、今こういうことで困っている」ということを積極的にいろいろな人に伝えることで、たくさんの情報を教えてもらえたり、また自分でも調べていくうちにいろいろな奨学金があることが分ったりしました。金銭的な問題で留学を諦めようと思っている人たちにも、もっとトビタテのような奨学金があることを知ってもらい、1人でも多くの留学するという夢が叶えられるといいなと思います。

留学前にやっておけばよかったこと

実際にやったことですが、やってて良かったと思ったことは、自分と同じ留学先に行った人にその様子を聞いたりアドバイスをもらったりすることです。
実際の生活の様子や必要なものが分かるし、現地の知り合いを紹介してもらえたりすることもあったり、留学中に相談に乗ってもらったりもできるので、とてもありがたいです。

これから留学へ行く人へのメッセージ

不安なこともたくさんあると思いますが、行ってしまえば意外と何とかなります!笑
でも、行かなければ、きっと「あのとき行っとけば・・・」と後悔し続けることになるでしょう。思い立った時がそのときだと思います。思い切って飛び込めば、きっと自分が思っている以上のものが得られる、人生の中でも特別な期間になると思います!ぜひ、少しの勇気を持って飛び込んでみてください!!