留学大図鑑 留学大図鑑

あいこ

出身・在学高校:
岡山県立岡山城東高校
出身・在学校:
大阪大学
出身・在学学部学科:
外国語学部スワヒリ語専攻
在籍企業・組織:


最終更新日:2017年10月06日 初回執筆日:2017年10月06日

フィンランド×マサイ 幸せを考える留学

留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • オーボアカデミー大学
  • タンザニア・フィンランド
  • トゥルク・アルーシャ
留学期間:
11ヶ月
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 2,000,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

フィンランドでは大学に通いながら社会科学系の授業を取っていました。
タンザニアではンゴロンゴロ自然保護区内にあるマサイの村で建築や教育のボランティアと、
マイクロファイナンスに携わっていました。

留学の動機

アフリカに対して偏見や固定概念がまだまだ存在すると知り、現実とイメージの差を埋めるべくタンザニアへ行くことを決めました。また、学問的にも理解を深めたかったのでフィンランドで社会科学の勉強をしようと思いました。

成果

幸福度が高いと言われているフィンランドと低いと言われているタンザニアで幸福度に関するアンケートを実施し、マサイのほうが幸福度が高いという結果が出ました。
「金銭的には貧しいけど心は発展途上国の人のほうが豊か」というより、ヨーロッパの人は他人の情報が入って来やすい分周りと比較して自分の幸福度を図っているのかなと思いました。どちらがいいということはなく、そもそも幸福の定義も違うのだろうと思いました。

ついた力

自分を肯定する力

留学当初「留学生はこうあるべきだ」などの固定概念があり、それができていないことに苦しんでいた時期がありました。しかし様々な価値観を持つ人に出会い、ある集団に好かれる自分を作ったとしても他の集団では好かれないこともあるので、だったら自分の好きなようにやればいいかと思うようになりました。

今後の展望

開発や国際協力を最前線でやるというより、なにかをしたいと思っている人のサポートをする仕事に就きたいと思っています。とてもぼんやりしていますが笑、今はまだ知らない仕事がたくさんあるのでイメージで絞っていくのではなく、実際話を聞きながら自分に合っているものを探そうと思っています。

留学スケジュール

2016年
8月~
2017年
5月

フィンランド(トゥルク)

社会科学系の授業を取っていました。多国籍な大学で、授業中生徒の意見を聞く場ではヨーロッパはもちろんのことアフリカや南米など世界中の地域の事情を聞くことができたのでとても面白かったです。

また、1フロアを15人ほどでシェアする寮で世界各国から来た留学生と共同生活をしていました。
深夜まで語り明かしたり一緒に料理を作ったりして、そういうなにげない日常からも文化の違いや意外な共通点を学ぶとができとても有意義でした。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

30,000 円

生活費:月額

- 円

フロアメイトと
晴れた日はピクニック
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

30,000 円

生活費:月額

- 円

2017年
6月~
2017年
8月

タンザニア(アルーシャ)

ンゴロンゴロ自然保護区内のマサイの村で生活していました。
週ごとや日ごとにする活動の内容は様々でしたが、教育と建築を主にしていました。
具体的にはや耳の聴こえない子供達に数字を教える、建物の土台作り、植林、はちみつ作りなどをしていました。
他にも、マサイのセレモニーや結婚式に行ったり、羊や豚のと殺を見たり現地の方へ幸福度についてインタビューをするなどしていました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

マサイマーケット
壁を塗った時の写真
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

ココでしか得られなかった、貴重な学び

タンザニアでは自然保護区内にいたので牛や羊などの家畜はもちろんのこと、家からシマウマが見えることもありました。
危険じゃないのと聞かれますが、ライオンや象などの危険な動物が村に来ることはほぼなく身の危険を感じたことは一度もありませんでした。夜は野生動物が活発なので出歩かない方がいいですが、犯罪とかを考えると日本よりも圧倒的に安全でした。

マサイの人たちは電気や水道がない環境で生活していますが、だからといって毎日必死に一生懸命生きているというわけでもなく、みんなまったりと普通に生活していたので、人間自分の置かれた環境に順応して生きて行くものだなと思いました。友達に話を聞いてみても今の生活になんら不満を感じていないと答えていたので、開発は自分の生活水準に全世界の人を引き上げたいという「こちら側」のエゴなのではないかと疑問に感じました。もちろん開発などが必要な地域もあると思いますが、たとえば私たちが大富豪に自家用ジェット機をいきなりもらうような、そんな感覚で支援を受け取っている人もなかにはいるのかもなぁと思いました。

家から見える景色
歩いていて出会ったキリン

アフリカ全部が危険なわけじゃない

  • 生活 : 治安・安全

自然保護区内にいましたというとライオンに襲われそうなどよく言われますが、私も行く前は心配でしたが、むしろ日本より治安が良く、アフリカ=危険ではないと行ってみて思いました。
もちろん危険で立ち寄らない方がいい地域もあるとは思いますが、事前に受け入れ先機関から注意点を聞いたり、現地の人から情報を得るなど対策を打っていれば過剰に心配する必要はないのかなと思います。
タンザニアに関しては、人混みでは携帯電話や財布を出さないなどきちんと注意していれば問題なく生活できました。私は11ヶ月留学をしていましたが、幸いスリなどのトラブルに遭うことは一度もなく帰国しました。


これから留学へ行く人へのメッセージ

留学前はきっといろいろな不安があると思います。
でも大抵、全体的にどうにかなります。意外といけます。人間どこにいってもわりと普通に生活できるものです。
私は留学をしていたこの1年間が人生で一番有意義なものだったと思うので、みなさんの留学もいいものになればいいなあと願っています。お身体にはお気をつけて、いってらっしゃい〜!