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Masa

出身・在学高校:
国学院大学久我山中学高等学校
出身・在学校:
東京工業大学
出身・在学学部学科:
工学部建築学科
在籍企業・組織:


最終更新日:2018年07月02日 初回執筆日:2018年07月02日

快適な居住環境作りのための技術を学ぶ

留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • デンマーク工科大学
  • デンマーク
  • コペンハーゲン
留学期間:
11ヶ月
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 1,960,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル<TOEIC 810点> 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<TOEIC 945点>

留学内容

環境工学の分野で優れたデンマークで高度な専門知識を学び、そうした技術や知識が日本の住環境をより良くするために生かせないか、という事を主なテーマとしてデンマーク工科大学へ留学した。
基本的には、大学の授業内で行われるプロジェクトを通して、実用的なことを学んだ。主に再生エネルギーに関する授業及び建築環境工学に関するものを履修した。特に有意義だったプロジェクトとしては建築音響工学の授業において、実際の市内にあるレストランを対象として、レストラン内の音響環境を改善するために実測調査やシミュレーションを行ったことが挙げられる。対象とする建物は自分たちで決める必要があったので、その点では苦労したが、対象物件が決まってからはグループでうまく役割分担をして、円滑にプロジェクトを進めることができた。授業はほぼ全てグループワークで行われるため、英語で人と議論する機会がたくさんあり、とても有意義であった。
また、その他にも1年を通して、デンマーク語の学習にも努めたほか、現地の企業訪問なども行った。
全ての活動を通して環境配慮、サステナビリティに関して様々な知識や考え方を身につけることができた。

留学の動機

日本ではあまり進んでいない、環境工学に関する分野の勉強をしたいと思ったことがきっかけ。海外で先進的な環境工学の勉強をすることで、将来的にそれを日本に持ち帰って、日本の技術力の向上につながったらいいと考えた。北欧が特に環境工学の分野で優れていると聞き、その中から文化的な面でも興味を抱いたデンマークを留学先として選んだ。

成果

日本ではなかなか修得しづらい環境工学に関する知識を得られた。特に再生可能エネルギーに関する授業がとても充実しており、風力発電や太陽光発電について学ぶことができたのは大きかった。また多くのグループワークを通して、英語で人と議論する能力が向上した。将来的に国際的に活躍できたらと考えているため、とても有意義な経験であった。

ついた力

専門的な内容を人と議論する力

1年を通してグループワークを行ったことで、専門的な内容でも英語で議論することができるようになり、自分の意見もよりはっきりと議論の中で言えるようになった。また、グループで物事を建設的に進める、といったことも以前よりしっかりできるようになった。

今後の展望

建設業界で設備設計の業務に携わる予定。まずは数年間、日本で様々なプロジェクトに携わって経験を積み、その後は海外のプロジェクトにも携わりたい。

留学スケジュール

2016年
7月~
2017年
7月

デンマーク(コペンハーゲン)

大学の授業内で行われるプロジェクトを通して、実用的なことを学んだ。主に再生エネルギーに関する授業及び建築環境工学に関するものを履修した。特に有意義だったプロジェクトとしては建築音響工学の授業において、実際の市内にあるレストランを対象として、レストラン内の音響環境を改善するために実測調査やシミュレーションを行ったことが挙げられる。対象とする建物は自分たちで決める必要があったので、その点では苦労したが、対象物件が決まってからはグループでうまく役割分担をして、円滑にプロジェクトを進めることができた。授業はほぼ全てグループワークで行われるため、英語で人と議論する機会がたくさんあり、とても有意義であった。
また、その他にも1年を通して、デンマーク語の学習や、現地の企業訪問なども行った。
全ての活動を通して環境配慮、サステナビリティに関して様々な知識や考え方を身につけることができた。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

550,000 円

生活費:月額

- 円

企業見学で訪れた太陽光エネルギー会社のソーラーフィールド
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

550,000 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

この国のことが、とても好きになった瞬間

コペンハーゲンはデンマークの中で最大の都市であるものの、東京などと比べると、規模的にもとても小さいし、人口も東京の5%ほどである。
けれど、生まれてこの方ずっと東京で暮らしてきた自分にとって、そんな真逆の都市は、想像していた以上に居心地がよく、ただ歩いたりサイクリングしたりするだけで心穏やかになる素敵な場所であった。もちろん、北欧なので冬などは天気の悪い日も多いけれど、やはりそこにも、東京では感じられない趣があり、1年を通して本当にいい時間を過ごすことができた。
また、デンマークの建物の特徴として、基本的に建物の高さが低いことが挙げられるが、そこもまた、東京とは全く異なっていて、特に僕自身は低層の建物が好きなので、とても自分好みの街であった。ただの旅行で2,3日訪れるだけでも、もちろんコペンハーゲンの魅力を感じることはできると思うが、ある程度長期間住んでみないと感覚的に実感できないこの街の良さを知ることができたのは本当に良い経験だったと思う。

パステルカラーの建物が並ぶ有名な観光スポット・Nyhavn。
デンマークに良くある形のかわいらしい住宅。
デンマークの建築家アルネヤコブセンが設計した住宅の見学。

デンマークで暮らすにはデンマーク語が必要か?

  • 語学力 : その他の言語

必要、不必要で言うと全く必要ないと言っても過言でもないです。デンマークではお年寄りから若者までほぼ全ての人が英語を話すことができるため、英語さえできれば生活する上で困ることはほとんどないです。約1年間暮らす中で英語が通じないことがあったのは1~2回でした。ただし、留学する際にデンマーク人ばかりのコミュニティに飛び込む場合は、デンマーク語を喋れた方が望ましいです。デンマーク人同士ではやはりデンマーク語で会話したがるので、置いてけぼりになることもあったりします。また、街中もそんなに英語表記は多くないので初歩的な文法や単語は知っておくと便利かなと思われます。文法に関しては英語とほとんど変わらず、さほど難しくありません。個人的には発音の難しさが異常で、特に日本語とは対極的な発音方法なので、日本人にはある意味かなり難易度の高い言語のように思われます。ただ、学生の身分であれば留学生にも無料のデンマーク語講座があるので、余裕がある限りはトライしてみるのも悪くないと思います。

これから留学へ行く人へのメッセージ

行くまでが大変ですが、一旦行ってしまえばあとは目の前に転がってくるいろんな出来事を楽しむだけだと思います。日本と海外では、治安の面などで異なる、といったことにしっかりと気を付けて、異国情緒を楽しんできてほしいです。