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パープル

出身・在学高校:
豊田工業高等専門学校
出身・在学校:
奈良先端科学技術大学院大学
出身・在学学部学科:
情報科学研究科
在籍企業・組織:

豊田高専を経て、奈良先端科学技術大学院大学に進学しました。
理系、特にロボット系には詳しいので質問したいことがあればfacebookでメッセージください。


最終更新日:2019年05月15日 初回執筆日:2019年05月15日

タイで学んだ世界一

留学テーマ・分野:
研究室の見学および技術継承
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • カセサート大学 SKUBA
  • タイ
  • バンコク
留学期間:
2ヶ月
総費用:
340,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 340,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル<TOEIC500> 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<TOEIC550>

留学内容

タイのロボットチームSKUBAの研究室に滞在して、彼らの技術を見学、継承しに行った。
私はRoboCupと呼ばれる世界大会もあるランドマークプロジェクトに参加していた。RoboCupでは様々なリーグが存在しており、その一つであるSmall Size League(SSL)に参加していたが、なかなか優勝できずにいた。そこで過去にSSLで優勝したことがあり、かつ今はSSLに参加していないチームを探し、その技術を継承することにした。タイのSKUBAは今は別のリーグで活躍しており、SSLでも優勝経験があるので彼らと交渉し、留学計画を立てた。
結果は彼らからプログラムを貰い、ロボットの写真もとり構造の分析を行った。プログラムの再現も難しいこともありRoboCupでの優勝は出来なかったが、タイで2ヵ月過ごしたことで、英会話の自信がついた。

留学の動機

RoboCupでの技術継承のため,、優勝経験のあるチームへ行った。また、彼らとのコミュニケーションの取り方では英語を用いて行ったため、私の英語能力向上もかねて、トビタテ留学JAPANに応募した。英語能力評価のためにタイでTOEICを受け、その成績を評価した。

成果

カセサート大学でSKUBAの技術を継承したが、すべてを網羅することは難しかった。また、カセサート大学付属小学校のサイエンスフェアに参加して、日本の技術アピールを行った、留学時に持って行ったロボットを展示して、実際にロボットがシュートを行った。子供たちにその様子を見て、面白そうにしていた。
TOEICを受けて、一応前よりは点数は上がっていたが、ネイティブスピーカーとの対話にはまだ慣れてない。

ついた力

行動力

日本語が通じない環境に身を置くことで、自信に英語を話さなければならないと自覚させた。また、自分で積極的に話をしないと状況を進めることができなかったので、行動を続けた。

今後の展望

私は外国人のエンジニアと交流したことで、彼らの技術力の高さとそのハングリー精神を実感できた。そんな彼らに負けないように外国のエンジニアと交流を続けてロボット開発に活かしたい。

留学スケジュール

2015年
8月~
2015年
9月

タイ(バンコク)

カセサート大学でコンピュータエンジニアリングのカンジャ先生の研究室にゲストして2ヶ月滞在した。カセサート大学でのロボットチームSkubaと技術交流を行った。これにより、実際にRoboCupで使用されたプログラムをもらい、プログラム解析とロボットの設計図をもらった。地域交流としてカセサート大学付属小学校でサイエンスフェアに参加し、そのフェアで私が持ち込んたロボットの展示とデモストテーションを行った。成果としてはRoboCupで用いるプログラムに移植できたが、大会での成果は残せなかった。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

実際に私が当時使っていたロボット
ロボットを使った小学校での宣伝活動
お世話になった研究室との食事会
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

留学前後での、自分の変化

留学に行く前は、エヴァンジェリスト活動にそんな乗り気ではなく、正直いうと、奨学金をもらった後には一つ説明会を開いて、エヴァンジェリスト活動から手を引くつもりでした。しかし、実際に留学して海外の学生と交流することで、自分のスキル不足と海外の学生のモチベーションの高さを感じました。この経験は今の自分の活動の軸になっています。この経験を日本の理系学生に知ってもらいたいと思うようになりました。日本に帰った後には自分の地域の中でエヴァンジェリスト活動に興味ある人で集まり、色々な説明会に協力するようになりました。

帰国後に中部大学にて開いた合同説明会の写真

伝わらない専門用語

  • 語学力 : 英語

プログラムの解析を行う上で専門用語の理解は逃れられない。プログラムを読んでわからないことは英語で学生や先生に聞くが分からないときは筆談や絵でこちらの言いたいことを伝えた。また、私はタイ語を喋れなかったので、現地の人と交流するときにはタイの友達に英語からタイ語に翻訳してもらった。

小学校でのデモ活動。

留学前にやっておけばよかったこと

英語以外にもタイ語の勉強をやっておけばよかったと思った。タイ語の文字が読めたら、行動範囲ももっと広げることができたと思った。

留学を勧める・勧めない理由

私は高専に在学しており、他大学の学生と交流する機会が少なかった。そのため、留学をしたことで、様々な学生と出会えた。特に文系の学生に出会えたことで、考えの幅が広がった。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学に行く前は不安になりますが、現地には助けてくれる人が絶対います。不安になると思いますが、その不安を糧にして、現地で楽しく暮らしてください。