最終更新日：2017年08月16日 初回執筆日：2017年08月16日
語学力：
| 言語 | 留学前 | 留学後 | |
|---|---|---|---|
| 英語 | 挨拶など基本的な会話ができるレベル | → | 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル |
留学のテーマは、蛍光タンパク質をヨーロッパの大国であるフランスで解析し、日本を飛び立ち世界に通用する研究者になる足掛かりを掴む、です。具体的に行った活動は、開発した蛍光タンパク質が、どのような光化学特性を持っているか、吸光スペクトル、蛍光スペクトル等の測定を行いました。また、超解像蛍光顕微鏡の一つであるSTED顕微鏡の構築の補助を行いました。帰国直前は実験のまとめと、お世話になった研究室に恩返しするために、超解像蛍光顕微鏡の一つであるdSTORM・PALMを構築し、デモンストレーションを行いました。
将来、漠然とですが、海外で生活したいと考えていたのですが、実際に海外に行った方々の中には苦労されている人もいるという話を聞きました。私が海外で生活できるかを試してみたく、留学を決意しました。
研究においては、目的としていた実験を終わらせることができました。生活面でも（例えば食事等）工夫して楽しく生活することができました。今回の留学から、将来、海外で生活するための足掛かりを掴むことができたと思います。
ないものを工夫する力
研究をするうえで、日本では必要なものが揃っていましたが、海外では実験で使いたいものがなかなか入手できなかったため、研究室にある物を工夫して利用する力が身につきました。
今すぐに海外で働くことは難しいですが、数年先には研究者として海外で生活したいと思っています。そのために、まず、PhDの取得を目指したいです。
2016年
9月～
2017年
3月
研究は開発した蛍光タンパク質の研究と超解像蛍光顕微鏡の構築を行いました。留学初期のお世話はドクターの学生さんが主に見てくれました。
普段の生活は、大学内にある留学生用の寮に住んでいました。寮の部屋やロビーはとてもきれいでした。部屋はキッチン付きで、私の住んでいた部屋には電子レンジや鍋など、一通りの調理器具が揃っていました。また、衣類は寮内にあるコインランドリーで洗濯していました（洗濯１回４ユーロ、乾燥１７分１ユーロ）。食料品や日用品の買い物も学内のメトロの駅から２駅先にある大型スーパーで買い物をしていたので、生活するには良い環境でした。日本に比べて空気が乾燥しがちなので、私はマスクを日本から大量に持って行き、寝る時はマスクをして寝ていました。また、肌にはボディオイルを塗って乾燥対策をしていました。
|
学費：納入総額 - 円 |
|
住居費：月額 - 円 |
|
生活費：月額 - 円 |
|
学費：納入総額 - 円 |
|
住居費：月額 - 円 |
|
生活費：月額 - 円 |
お世話になった研究室に何か恩返しがしたいと思っていたときに、超解像蛍光顕微鏡を一人で構築させてもらえるチャンスをいただきました。自分の実力を試すこともでき、とても良い経験となりました。構築した顕微鏡を研究室のメンバーに見てもらったときに、自分で想像していた以上に喜んでもらえて今までにない達成感を得ることができました。
留学中に就職活動の解禁になってしまったため、海外で就職サイトに登録して企業研究を行う、解禁前にWebテストの勉強をしておく、自己分析をしておく等をしていました。しかし実際に帰国してから就職活動を本格的に始めてみると、やはり出遅れ感を感じました。最終的には留学の経験を生かせる企業に内々定のご連絡をいただいたのですが、せっかくの留学経験をフルに生かし、将来の選択肢を少しでも広くするために、早めに行動しておいて損はないと思います。
フランスへの留学ガイドを見る
