留学大図鑑 留学大図鑑

Hiro

出身・在学高校:
千葉県立安房高等学校
出身・在学校:
東京工業大学
出身・在学学部学科:
環境社会理工学院
在籍企業・組織:


最終更新日:2020年06月09日 初回執筆日:2020年06月09日

エネルギーから見る技術と社会の架け橋

留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • カッセル大学経済研究所
  • スイス・ドイツ
  • カッセル
留学期間:
3か月
総費用:
700,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 680,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<TOEIC750点> 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル

留学内容

ドイツで活動した内容は大きく分けて4つある。主に再生可能エネルギー(以下、再エネ)をメインに活動していた。私のドイツでの指導教員は再エネ普及のための団体へのアカデミックドバイザーとしての役割を担っている。
私の主な活動は、ドイツと日本の自治体が再エネの情報、技術、制度についてのノウハウを共有するプロジェクトであった。11月3,4日に福島で第一回世界ご当地エネルギー会議が開催された。これに伴って、日独代表者ワークショップがあり、日本とドイツの自治体が再エネについての姉妹都市を模索した。ここで、プログラムや招待状の和訳および受付作業を通してプロジェクトの意義やスキームを理解した。
2つ目は、持続可能発展についてのスタディツアーであった。バイオガスプラントや地域熱供給システムの見学の他に、教育施設や公共施設も訪問した。特に印象に残ったのは幼稚園での持続可能発展教育である。
3つ目は国際ワークショップでの発表であった。アジアからの参加者は私のみで、震災前後の日本の原発事情と再エネを用いた地域活性化の事例を説明した。
最後に指導教員の環境経済の授業を受けた。ドイツ国内の事情をよく説明されたが、留学生向けの授業なので他の国の事情についても知ることができた。

留学の動機

私の専攻では修士課程のうちに海外派遣として留学することが推奨されている。大学院の入学時に研究内容を決定するのだが、このときに再生可能エネルギーに関心をもった。そこで、再エネの先進国であるドイツに留学することを決めたl。また、入学後に始めたインターンシップの内容で地方創生との関連にも興味が広がった。そこで、ドイツではどのような活動をしているのか疑問を持ったので留学をしようと考えた。

成果

ドイツでの再生可能エネルギー事情をよく理解することができた。産業部門だけではなく、持続可能な発展についての教育も実際に足を運んで見ることができた。本丸の自治体分野についても規模の大きさ、関心の高さを改めて感じた。

ついた力

無表情力

人との信頼関係を築くには自分の感情を表情に出さないときも必要である。ここではどのような言語であるかは関係ない。グッとこらえてポーカーフェースになることで相手の豊かな表情と信頼関係を生み出すことができる。

今後の展望

再生可能エネルギーを中心としたエネルギー分野で働きたい。世界的なトレンドにも高いアンテナを張りつつ、自己実現をしていきたい。

留学スケジュール

2016年
9月~
2016年
11月

ドイツ(カッセル)

私の主な活動は、ドイツと日本の自治体が再エネの情報、技術、制度についてのノウハウを共有するプロジェクトであった。これに伴って、日独代表者ワークショップがあり、日本とドイツの自治体が再エネについての姉妹都市を模索した。ここで、プログラムや招待状の和訳および受付作業を通してプロジェクトの意義やスキームを理解した。2つ目は、持続可能発展についてのスタディツアーであった。バイオガスプラントや地域熱供給システムの見学の他に、教育施設や公共施設も訪問した。特に印象に残ったのは幼稚園での持続可能発展教育である。3つ目は国際ワークショップでの発表であった。アジアからの参加者は私のみで、震災前後の日本の原発事情と再エネを用いた地域活性化の事例を説明した。最後に指導教員の環境経済の授業を受けた。ドイツ国内の事情をよく説明されたが、留学生向けの授業なので他の国の事情についても知ることができた。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

30,000 円

生活費:月額

20,000 円

林立する風車
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

30,000 円

生活費:月額

20,000 円

2016年
11月~
2016年
11月

スイス(ジュネーブ)

他大学のゼミ合宿に混ぜてもらってUNCTAD等の国際機関を訪問した。国際公務員へのキャリア形成のしかたや必要な能力を学んだ。彼らは職員として公式な見解を回答するにとどまる傾向がある。これに対して欲しい情報を得るために質問の仕方にも工夫を凝らす必要がある。この術を学んだ。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

国連にて
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

感謝してもしきれない、お世話になった・大好きな人

インターン先のChristian(男性)とIsabell(女性)というドイツ人にとてもお世話になった。彼らは職場では同僚だがプライベートでは友人である。
彼らに共通の友人が夫婦で住んでおり、何度も夕食をごちそうになった。ドイツに到着した時にはこの夫婦の奥さんは妊婦だったが、私がドイツを出る時には赤ちゃんが生まれた。2人とともにこの夫婦の家に出産祝いをしたり、産後のケアなど、なかなかできない経験をさせてもらった。
ドイツではHokkaidoという品種のかぼちゃが有名であり、北海道についてのプレゼンを通して日本とドイツの違いを楽しんでもらった。

Hokkaidoについてプレゼン中

Tandem Partner

  • 語学力 : その他の言語

留学先のドイツでは英語は通じるが、やはり現地の言葉を使った方が好印象である。簡単な挨拶と自己紹介しかできなかった自分は独学でドイツ語を勉強した。

これから留学へ行く人へのメッセージ

日本の常識が通じない国や地域に数か月~数年間に身をおくことは貴重な経験である。留学した国の人の行動原理や考え方を理解し、自分用に分解して、自分のものとして再構築することはとても有意義であると思う。日本と海外との違いを楽しんで、自分の目的に向かって突き進んでほしい。