留学大図鑑 留学大図鑑

こうき

出身・在学高校:
静岡県立磐田南高等学校
出身・在学校:
帯広畜産大学大学院
出身・在学学部学科:
食品科学専攻
在籍企業・組織:


最終更新日:2017年05月19日 初回執筆日:2017年05月19日

研究の最先端と原点を学ぶ留学

留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)・農学・森林科学・水産・獣医・畜産
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ウィスコンシン大学マディソン校食品科学分野・ジョモケニアッタ農工大学
  • ケニア・アメリカ合衆国
  • マディソン・ナイロビ
留学期間:
10か月
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 1,330,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル<TOEIC760点> 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

ウィスコンシン大学マディソン校の食品科学分野の研究室に客員研究員として所属し、授業の聴講や実験を行った。具体的な活動内容としては、小麦製品(主にパン)の成分が食品の微細構造にどのような影響を与えるかを解明するために研究を行った。パン生地中のタンパク質と糖類の相互作用を明らかにするため原子間力顕微鏡という装置を用いて微細構造の観察を行い、パン生地中の糖類はタンパク質と相互作用を持ち生地の安定性を高めていることが明らかとなった。
ジョモケニアッタ農工大学の食品科学分野の研究室に交換留学生として所属し、現地の人々のための機能性食品の開発を行った。具体的な活動内容としては、ヴィクトリア湖に生息する小魚から魚粉を作成し、それも添加した健康機能性を有するクッキーの製造を行った。

留学の動機

小麦製品の加工に用いているそれぞれの材料や成分が食品の物性に与える影響に興味を持ち、より詳しく研究を行いたい気持ちが高まった。ウィスコンシン大学から私の大学に特別授業を行いに来た教授に直接お願いし、受け入れてもらうこととなり、アメリカで研究をすることができた。

成果

アメリカでは自分の専門分野とは違う分野の研究を慣れない環境で、使ったことのない実験装置を使い試行錯誤しながら研究を行えたのはとても良い経験になったと思う。
ケニアでは、自分の専門分野での研究の経験や知識を生かして、現地の教授とディスカッションしながら研究を行うことができた。

ついた力

乗り越える力

ケニアにはアジア人が全くおらず、常に自分がマイノリティーであることを気にして生活をしていた。しかし、自分の意見や思いを伝えることの大切さに気付くことができ、少しずつではあったが自分の居場所を作っていくことができた。

今後の展望

留学を経て、人とのつながりの大切さに改めて気付くことができた。今度は私がこれから留学にいこうとしている人たちの力に少しでもなれることができればいいと思う。まずは、所属している大学内にいる留学に興味のある学生と交流をして1人でも多くの人たちが留学に行ってもらえるようにサポートしていきたい。

留学スケジュール

2016年
4月~
2017年
5月

ケニア・アメリカ合衆国(マディソン)

ウィスコンシン大学マディソン校で食品科学分野の授業の聴講をして専門知識を学ぶと同時に、英語での講義やディスカッションを通じて英語力を向上させた。また、アメリカ人の家族のもとでホームステイをすることによりアメリカの文化や生活に触れることができた。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

アメリカで参加していたゼミの様子
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

2016年
6月~
2016年
8月

ケニア(ナイロビ)

ジョモケニアッタ農工大学に交換留学生として所属し、地元の人々のために健康機能性を有するクッキーの開発を行った。大学内にある留学生用のシェアハウスで生活をした。カナダ、ドイツ、ベルギー、ポーランドなど世界各国からきた留学生との交流を通じて多くのことを学ぶことができた。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

シェアハウスの留学生たち
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

2016年
9月~
2017年
2月

アメリカ合衆国(マディソン)

ウィスコンシン大学マディソン校で食品科学分野の研究を行った。具体的な内容としては、小麦製品(主にパン)の成分が食品の微細構造にどのような影響を与えるかを解明するために研究を行った。パン生地中のタンパク質と糖類の相互作用を明らかにするため原子間力顕微鏡という装置を用いて微細構造の観察を行い、パン生地中の糖類はタンパク質と相互作用を持ち生地の安定性を高めていることが明らかとなった。また、現地のチューターに英会話の授業を週に2回行ってもらい語学力の向上につながった。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

ホームステイ先の家族たち
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

留学前後での、自分の変化

留学に行く前は自分自身の考えや意見にこだわりを持ちすぎてしまい、他人の考えや意見にあまり耳を傾けたりすることをしていなかった。しかし、留学中にいろいろな国のたくさんの人々と出会い、交流を通じて人とのつながりの大切さや、人との関りが成長につながっていくということを学んだ。帰国した後もなるべく多くの人と交流し、お互いの成長につなげたいという思いをもって研究や活動に励んでいる。

アメリカで出会った友人

自分の意見をしっかり言うこと、他人の意見をしっかり聞くこと

  • 住まい探し : シェアハウス

ケニアでのシェアハウスでは毎日がトラブルばかりだった。自分のものを勝手に使われたり、深夜に大声で騒がれたり、寝ているのにたたき起こされたりと小さなトラブルがとても多かった。しかし、我慢していては解決しないのでしっかりと自分の意見を言って、してほしくないこと、やりなくないことなどの意思表示をしっかりとすることを心掛けた。また、自分の意見ばかりを押し通すのではなくて他人の意見もしっかりと聞いてお互いが納得できるような解決策を導き出すことを心掛けた。悩みを相談できる人がいたこともとても助けになった。

ケニアでの生活や実験の世話をしてくれた人たち

これから留学へ行く人へのメッセージ

とりあえず、行けるチャンスがあったら思い切って行ってみるということ。行く前の心配だったり期待とかは行ってみたら大したことなかったり、こんなはずじゃなかったとかということが多々ある。行ってみないとわからないことがたくさんあって、それを経験したり乗り越えることで自分の成長につながっていくと思う。日本を飛び出せ!