留学大図鑑

ミサ

出身・在学高校:
東京都立戸山高等学校
出身・在学校:
東京理科大学大学院
出身・在学学部学科:
理工学研究科機械工学専攻
在籍企業・組織:

研究留学の半年で自分を見つめなおす

留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)・工学(機械・航空・宇宙・海洋・物質・材料・化学・医療・情報・画像・電気電子)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ブリュッセル自由大学
  • ベルギー
  • ブリュッセル
留学期間:
6ヶ月
総費用:
1,100,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表プログラム」 980,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

今回の留学内容は私が学部から大学院修士課程にかけて行っている界面熱流体力学に関する研究を6か月間、滞在先のベルギーブリュッセル自由大学内にある研究機関で行うものでした。この留学は私が所属している研究室の指導教員と派遣先の共同研究者のどちらもが日欧共同宇宙実験プロジェクトの共同研究者であったため実現したものです。
半年間実験装置の手入れから実験条件の設定、解析、現地研究者との議論を重ね、留学終了後の2017年3月に行われた宇宙実験の打ち合わせにおいて、6か月の成果をまとめ、実験条件等の提案として発表をしました。

留学の動機

私は大学入学当初から留学に強く興味を持っており、留学生を多数送り出している研究室を選びました。
「基礎となる知識は日本語でしっかり身に着けてから、大学院等で海外に出なさい」というアドバイスをもらい、大学の4年間は日本でしっかり学び、研究室配属後自分の研究テーマに関して様々な論文を読み込んだり学会に出たりといった経験をしてから留学しました。

成果

 研究以外で印象に残っているのは英語を使ってコミュニケーションをとることに抵抗がなくなったということです。留学先に日本人はおらず使える言語は英語のみ。その英語も拙いというのに仲間たちは毎日食事に誘ってくれて楽しい日々を過ごすことができ、自分に興味を持って話しかけてくれることのありがたさを身をもって実感しました。会話がしたいという気持ちから英語を発することに対する抵抗感がなくなったように思います。

ついた力

行動力

英語が拙くても笑顔で話しかけてくれる仲間たちに何度も助けられました。話しやすい雰囲気を作ってくれたおかげで、少しでも悩んだら言葉にして聞いてみるといったことができるようになりました。これは言葉の面だけでなく、自分の行動を全体的に積極的にする方向に働いたと感じています。実験をやってみる実行力や、積極的に出かけてみる行動力などにつながりました。

今後の展望

今回の留学では周りの人に支えられて楽しい時間を過ごすことができました。話しかけてくれるということは少なからず自分に興味を持ってくれているということ。このことがとてもうれしかったです。
帰国後研究室に中国から留学生が来ました。自分がベルギーで親切にしてもらった経験を踏まえ、彼にも留学先の思い出が楽しいものだったと思ってもらえるような思い出を少しでも作ってもらえるように手伝いをしたいと思います。

留学スケジュール

2016年
9月?
2017年
2月

ベルギー(ブリュッセル)

半年間ベルギーに留学していましたが、研究室にはロシア人やフランス人などいろいろな国から来た研究者が多く、「みんな英語が母国語じゃないからそんなに緊張しないで」と言ってくれたのが印象に残っています。ときにはみんなで一緒に英単語が思いつかずに悩んだりしたこともありました。
日々の生活は寮生活で一人部屋だったのですが、留学期間中に何回か研究室の教授が食事に招待してくれて、ベルギー料理やフランス料理、彼女の故郷であるロシアの料理をふるまってくれてとてもいろいろな経験ができました。

留学は知らないところに単身飛び込む、とても勇気を必要とする行動だと思います。でも知らない土地でも怖じ気づかず、人々の輪の中に入っていって新しいコミュニティーを築くことができたらそれは素晴らしい思い出になると実感しました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

282,000 円

生活費:月額

420,000 円

項目:旅費等

500,000 円

Gentにて
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

282,000 円

生活費:月額

420,000 円

項目:旅費等

500,000 円

スペシャルエピソード

留学中に手に入れた、今でも大事にしているもの

留学2日目。研究室初日。
研究室に入ろうと渡されたカギを鍵穴にさして回してみれば鍵が開かない。何度も挑戦するうちに手元が軽くなった、と思ったら、、、鍵が折れていました。折れてしまった鍵の残骸は鍵穴の中。朝早かったためまだ誰も研究室に来ておらずおろおろしていたところに別室の研究者がやってきたので、事情を話して本来なら留学期間中言葉を交わす予定もなかった工作室のおじさんに助けてもらうことに。そのあとはスペアキーを持っているはずの人を訪ねたり、数日間同室の人に部屋の開け閉めをお願いしたりと、なかなか悲惨なスタートだったと思います。
初日から研究室の鍵をぶっ壊した女子、というわけで一躍有名になったのですが、おかげさまで本来なら知り合いになれなかったかもしれない人と仲良くなったり、別室の研究者とも仲良くなり、みんなと仲良くなるいいきっかけになりました。
いまでもあの折れた鍵はお守りになっています。

お守りになった折れた鍵

英会話だけでなく日本に関する知識も

  • 語学力 : 英語

留学直後は当然英会話がうまくできないことに悩みました。それでも毎日英語を聞いて、質問に答えて、とやっていれば少しずつ話せるようになっていきます。問題は聞かれたことに対するそもそもの回答を自分が持ち合わせていないことが多かった、ということでした。
私が留学していた期間にはアメリカの大統領選挙などもあり、頻繁に「日本人はこのことについてどう思っているのか」とよく聞かれることはありました。自分の意見もそうですが、日本人として海外に行っている以上、日本の意見はどうなのか、といったことにもアンテナを張るべきだと気付きました。
また、私が一番衝撃的だった質問が「第二次大戦の時期の日本人戦死者は何人だ?」というものでした。海外の人の歴史に対する知識、時事問題に関する関心は一般的な日本人より強いと感じます。海外に出る前に日本のこと、日本が歩んできた歴史のこと、いろんなことを見つめ直してみてください。

留学前にやっておけばよかったこと

課題の部分でも話しましたが、日本のことを今まで以上に見つめ直してから海外に出ることをお勧めします。
私は外国人に「天皇ってなんですか?」という質問から「日本での外国人の就職状況」なんてマニアックな質問までいろいろ聞かれました。日本に住んでおきながら案外日本のことをしらないな、と実感することが多々ありました。改めて普段から日本のあれこれにもっと目をむけておけばよかったなと感じています。

留学を勧める・勧めない理由

私は留学をお勧めします。
学生のうちが時間的余裕が社会人よりあるというメリットもありますが、なによりこれから将来なにになろう、と悩むことができる時期に海外に出て新しい刺激を受けられるのはとても大きいと思います。また、新しいことだけでなく、自分が生まれ育った国、日本を見つめ直すいい機会にもなります。ぜひ留学してみてください!

これから留学へ行く人へのメッセージ

思い切って留学をしてみる。
知らない土地で知らないコミュニティーに入ってみる。
慣れない言語を使って会話をしてみる。
…どれも勇気のいる行動です。最初は怖くてたまらないかもしれません。それでも、留学先で新しい仲間、自分の居場所を見つけることができたらそれはもしかしたら一生の宝になるかもしれません。
ぜひ一歩を踏み出してみてください!