留学大図鑑 留学大図鑑

まき

出身・在学高校:
私立敬愛学園高等学校
出身・在学校:
千葉大学
出身・在学学部学科:
文学部国際言語文化学科
在籍企業・組織:
人材


最終更新日:2017年01月31日 初回執筆日:2017年01月31日

学部の文化祭と友達と異文化交流と

留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)・文学
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • パリ東大学、文・言語・人文科学部、フランス文学専攻
  • フランス
  • クレテイユ
留学期間:
9か月
総費用:
1,500,000円 ・ 奨学金あり
  • (独)日本学生支援機構(JASSO)「海外留学支援制度」 640,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
フランス語 挨拶など基本的な会話ができるレベル<フランス語検定準2級> 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

➀19・20世紀フランス文学を学ぶこと。
→19・20世紀フランス文学、比較文学の授業を受講しました。また、フランスの文学史的に、古典文学について知る必要性も鑑み、後期に17・18世紀フランス文学の概説授業に参加しました。
➁3年次論文の執筆
→日本であまり大きく研究されていないため、参考文献が少なかったのですが、フランスでは多数の参考文献に恵まれました。それらを読み、理解することは大変でしたが、情報量のある論文を書くことが可能となりました。帰国後は、その情報と一層の研究を行い、卒業論文を執筆しています。
➂フランス語の学習
→前期、後期ともに、留学生とクラス分けされたフランス語学習の授業に参加していました。また、Tandems Bilinguesという、言語交換パートナーを作るシステムにより、フランス語を学習していました。
④当該学部内で開催された文化祭(フランスでおそらく文化祭が実施されているのはパリ東大学のみだと思われる)へ参加。
当該学部のコーディネータに友人と誘われ、留学生10か国籍15人で構成されるメンバーで参加しました。行った内容は、当日の出し物をパフォーマンスをしながら宣伝すること。その年の文化祭のテーマが「reflet(英語でreflection)」であったため、自分達の国際性の豊かさを反映させながら、宣伝しました。

留学の動機

学校の授業の一環で、マレーシアに3週間の滞在をした時に、異文化に触れること、異文化を知ることをもっとしたいと考えました。
始めは英語圏への留学を考えていましたが、自分の専攻分野のフランス文学を学ぶのは、個性的で面白いかもしれないと考え、フランスに変更しました。最終的には、自分の研究がフランスに行って知ることが出来ることが多いという判断から学術的な目的をしっかり持つようになりました。

成果

➀勉強面については、フランス文学についての知識がしっかり入りました。フランス語については、話す・書くという能力が飛躍しました。大きな成果としては、3年次論文を現地で執筆出来たことが挙げられます。
➁文化祭のおかげで、フランス文化はもちろんのこと、留学生たちから異文化を学ぶことが出来ました。また、何より文化祭のグループがかけがえない存在となって、私の留学生活を充実させてくれました。

ついた力

積極性を持って動く力

フランスで最初に痛感したのは、自分から動き出さないと何も問題は解決しないし、自分に何のプラスももたらすことができないことでした。
そのため、言語習得のためにTandems Bilinguesや、一番大きい挑戦として、文化祭へ参加しました。正直、最初は自分が他の留学生や現地学生と対等に渡り合えないから断ろうと考えましたが、何事も挑戦の精神のもと、最高の経験と友達ができました!

今後の展望

バイリンガルの転職支援の会社へ就職するのですが、クライアントの幅を広げられたらいいと考えています。
また、異文化への理解の深さで、フレキシブルな対応力を持って、多くの人と渡り合っていきたいです。

留学スケジュール

2015年
9月~
2016年
5月

フランス(クレテイユ)

➀フランス文学の勉強
→19・20世紀フランス文学、比較文学の授業を受講しました。また、フランスの文学史的に、古典文学について知る必要性も鑑み、後期に17・18世紀フランス文学の概説授業に参加しました。
➁3年次論文の執筆
→日本では参考文献が少なかったのですが、フランスでは多数の参考文献に恵まれました。それらを読み、理解することは大変でしたが、情報量のある論文を書くことが可能となりました。
➂フランス語の学習
→前期、後期ともに、留学生とクラス分けされたフランス語学習の授業に参加していました。また、Tandems Bilinguesという、言語交換パートナーを作るシステムにより、フランス語を学習していました。
④当該学部内で開催された文化祭へ参加。
当該学部のコーディネータに友人と誘われ、留学生10か国籍15人で構成されるメンバーで参加しました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

文化祭「Les L de la nuit」の集合写真。
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

感謝してもしきれない、お世話になった・大好きな人

何より感謝してもしきれないのは、留学先のコーディネータと、友人たちです。
前期から仲良くしてくれたイタリア人の女の子は、日本も大好きで、私の話すことをなんでも興味深く聞いてくれました。そして、フランス語が拙すぎた私に板書をくれたり、勉強を助けてくれました。
その子と一緒にコーディネータに誘われたのが、大学の学部内の文化祭「Les L de la nuit」でした。誘われたとき、自分の言語能力の低さから、自分では迷惑だから断ろうと思いましたが、勇気を持って参加。留学生10か国籍15人と、面白い・楽しいモノを作るために奮闘しました。皆私の話し方がどれだけ拙くても待ってくれる、日本に興味を持ってくれる。そんな優しくてあたたかい雰囲気のおかげか、気付いたらみんなに負けないくらい積極的に話すようになっていました。
メンバーとは、休みの日にも出かけるようになって、誕生日にはみんなから音声メッセージをもらって、とても幸せでした。
帰り際、「真紀は本当に成長したよ、すごいよ。」とコーディネータが認めてくれて、このメンバーが居たから、私はここまで成長できたんだなと確信しました。

留学は勉強がもちろん大切だけれど、素敵な友人たちの居る環境に囲まれれば、よりよい留学生活が送れるものだと思います。

大好きな仲間たち!

CAF

  • 生活 : お金

CAFという、住宅手当を、フランスでは受給してもらえます。
そのために必要なのは、現地の銀行口座です。
この手続きは、滞在許可が完全におりた状態で申請可能になります。
書類が大家さんのサインや、部屋の具体情報、収入証明など、雑多で複雑な情報の記入を求められるため、フランス語が得意な人に助けてもらいながら行うのがおすすめです。

受給されるまで時間がかかるため、余裕を持った申し込みを行うことと、CAFのセンターが基本的にアポイントメントが無いと入れないので、事前予約は必須である点は注意。
私の場合、家賃は430ユーロで、補助金は月額約130ユーロおりていました。

出来ることはやっておく

  • 帰国後の進路 : 就職(企業)

私は6月から本格的に就活に参入しましたが、ESや自己分析はフランスに居るときから始めていました。
ただ、自分に足りなかったのは、自分が経験した出来事と、それが自分に何をもたらしたのかをしっかり述べる力と、企業研究でした。
特に企業研究が足りておらず、帰国後色んな分野を見ることになりました。これは、留学していた人にある共通の悩みだと思いますが、正直、実際に企業の説明会に行かなければ、企業が自分に合うか合わないかはわからないです。帰国後に大変だとしても、色々な企業の説明会や、就活イベントに参加することがとても大切です。
そこからいち早く、自分が本当にやりたいことが出来る、なりたい自分になれる企業探しを行うことが大切です。

確かに、留学のせいで就活がとても大変になったことはありますが、留学は自分のことを話す上でなにより大きな武器になりますし、無駄にはなりません。就活が怖いから、留学したいけど諦める、とすぐに考えるのはもったいないと思います。

留学前にやっておけばよかったこと

フランス語の勉強、これに限ります。
頭が混乱するのを避けられたら、もっと留学してすぐのブルーは少なかったと思うので。

留学を勧める・勧めない理由

勧めます。理由は、自分の視野を広げることができるからです。
私は留学で、日本とフランスそれぞれの良いところ悪いところを知ることが出来ましたし、自分のメンタルについても、こうあるべきだという理想が出来ました。

これから留学へ行く人へのメッセージ

つらいこと、やめてしまいたいことがきっと始めはあると思います。
私自身そうだったのですが、その時に「この状況を打開できるのは自分だけだ」という反骨精神を持ったときが一番成長が見える時です。挑戦しただけ、自分にたくさんの良いものが帰ってくるのが留学の醍醐味だと、私は思います。

きっと楽しいことがたくさんあります。新しいことにたくさん、挑戦してみてください。