留学大図鑑 留学大図鑑

Yuka

出身・在学高校:
神奈川県立湘南高等学校
出身・在学校:
明治大学
出身・在学学部学科:
農学部食料環境政策学科
在籍企業・組織:

ケニア・ウガンダでのインターンシップについて、WWOOFについて等、
私の留学経験の範囲でお答えできることであれば、できる限りお答えします。


最終更新日:2023年04月10日 初回執筆日:2023年04月10日

アフリカの貧困問題×農業のイマを知る!

留学テーマ・分野:
海外インターンシップ
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • 語学学校(マルタ),現地の日系企業(ケニア・ウガンダ), WWOOF Netherlands
  • ウガンダ・ケニア・オランダ・マルタ
留学期間:
9ヶ月
総費用:
- 円 ・ 奨学金なし

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 挨拶など基本的な会話ができるレベル 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル

留学内容

アフリカの貧困問題へのアプローチ方法を食(農業生産・流通)の観点から探る、かつEUの環境保全型農業から参考にできる部分を探るため、留学を決意した。
「英語でのコミュニケーション能力」「アフリカの貧困の実態を知る」「EU農業の今を学ぶ」が目的達成に重要と考え、以下の計画を立てた。
・マルタで語学留学
・ケニアでインターンシップ
・オランダでファームステイ
留学を通して、当初の目的は達成。それ以外にも途上国で働く楽しさや難しさ、異なるバックグラウンドを持つ人との繋がり、各国の食文化に触れるなど、得難い経験をした。
また、ケニア滞在中に自身の貧困問題に対するマインドが「農業」から「都市部の雇用創出」へ変化。結果、短期ではあるが、ウガンダでの日本食料理店でのインターンへ繋がった。

留学の動機

元々貧困問題に関心があり、その中で特にアフリカへ興味を持った理由は以下の3つ。
①貧困率の高さ
②ラストフロンティア(世界の未開拓農地の6割がアフリカにあると言われている)
③人口増加に伴う今後の成長性
また、寄付やボランティアではなくビジネスとして貧困問題に取り組んでいる企業に関心を持ち、現地で働いてみたいと思った。

成果

視野が大きく広がり、特に貧困問題に対する自身の将来像が見えた。
また、現地の人と接し生活する中で、アフリカが大好きになった。

ついた力

行動力

現地でインターンを見つけ、急遽実際に働かせていただいた経験。
ケニアの企業(小売店)で働いている時に、お客様からおすすめの日本食レストランがウガンダにあるとお話を伺った。興味を持ち始め、友人に協力してもらってコンタクトを取って実際に働かせていただくことができた。短い期間ではあったが、アフリカ域内の隣国でも国民性や雰囲気が大きく異なることや現地料理の調査など学ぶことが非常に多かった。

今後の展望

現在は留学で得た経験をもとにアフリカビジネスについて卒論を執筆する予定。その際にもう一度現地へ行き調査したいと考えている。現在、海外事業に携われる企業を探し就活中。
最終的には、アフリカで「都市部の雇用創出」を実現したい。

留学スケジュール

2022年
3月~
2022年
6月

マルタ(スリーマ)

スリーマの語学学校で3ヶ月間英語を学んだ。ここでは「英語でのコミュニケーション能力の向上」を目的として滞在した。
語学力については、到着直後はリスニング力の低さに絶望したが、慣れていくうちに日常会話は普通にできるようになり、月一回行われるテストではレベルアップできた。間違っても気にしない雰囲気の中で、臆せずに発言する力がついたと思う。
また、滞在期間中にトルコやフランス、イタリア、韓国など多様なバックグラウンドを持つ友人ができ、友人らと各国の食を持ち寄ってパーティーを企画するなど、互いのことを理解する機会も多く、非常に貴重な経験だった。お好み焼き、餃子が特に人気だったのは意外な発見。帰国後、自分の国に帰ってから食べたよ〜という連絡をもらえたのも嬉しかった。ただ、寮では14人でキッチンや洗濯機を使っていたので、水回りの使い方やスペース問題など困ることも多々。
滞在期間中は到着1週間でコロナにかかる、携帯を無くすなど様々なトラブルがあったが、都度友人に助けてもらい乗り越えられた。
航空券が安かったため、イタリアやハンガリー、ヨルダンなど近隣諸国への旅行に行った。異なる食文化や歴史的背景が非常に興味深かった。

費用詳細

学費:納入総額

450,000 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

80,000 円

クラスメイトと休み時間に海へ
韓国人のルームメイト二人と行ったコミノ島
費用詳細

学費:納入総額

450,000 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

80,000 円

2022年
6月~
2022年
10月

ケニア(ナイロビ)

日本人が経営するソーシャルビジネスを行う企業でのインターンシップ。
ナイロビにある小売店の店舗運営を行った。(日々の業務、商品開発、SNS発信、在庫管理、動画作成、イベント出店etc)また、農村訪問、スラムへの寄付に同行する機会もあった。
日々現地メンバーと働く中で、価値観や国民性の違いからぶつかることも多かった。そんな時に本音で話すことで理解が深まり、より働きやすい空気を作ることができた。
現地の方々の明るくて陽気、楽観的な雰囲気に救われることも多く、ケニアが大好きになった。
また、都市部、農村部両方で生活したことで、貧困を多角的に知ることもできた。
ケニアの選挙期間と滞在期間が偶然にも被り、現地の経済状況や原意tの方の政権に対する声など、生の声を聞くことができたのは貴重な経験だと感じた。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

50,000 円

道端で売っているマンダジ(ほぼドーナツ)1個10円。
マサイマラ国立公園
紙飛行機を作って一緒に楽しんだ
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

50,000 円

2022年
11月~
2022年
12月

オランダ(ストックム)

WWOOF Netherlandsを使って、オランダ南部にある農場で活動した。具体的な業務内容は家畜の世話や土壌の管理など。ホストに留学の同期や目的について話したところ、友人で環境保全の方面で活躍されている方とお会いする機会を頂いた。その方はの知人にもアフリカで環境保全農業に関わっている友人がいると伺い、人と人の繋がりで知識や経験、学びが10倍にも100倍にもなりうると感じた場面だった。
休みの時間には日本食をふるまったり、バスケをしたり、業務以外の時間も充実していた。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

10,000 円

鶏と朝焼け
牛が可愛い、毎日の癒し
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

10,000 円

スペシャルエピソード

ココでしか得られなかった、貴重な学び

企業として毎月行っている、スラムへの寄付が印象に残っている。
英語でコミュニケーションが取れなくとも、ジェスチャーや笑顔で仲良くなれて嬉しかった。
子供達のパワフルな姿に元気をもらい、「幸福とは?」を深く考えさせられた。
しかし、雨が降った後の衛生状況(写真)や病気等の突発的な出費の話を現地の方から伺い、貧困のリアルな状況を知るとともに自分には何ができるのか、考え続けている。
最後に100歳のおばあちゃんに会う機会を頂き、生命力の強さに驚いた。

直毛に興味津々な子供たち
雨が降った後のスラムの様子

好奇心に従って即行動!

  • 留学先探し : インターンシップ

ケニアでのインターン中、貧困問題に対する自身の興味関心が「農業生産・流通の観点」から「都市部での雇用創出」へと変化した。その手段として、もともと食に関心の高い私は、”日本食の普及”をしつつ雇用を作りたいと考えるようになった。しかし忙しい業務をしつつ新たなインターン先を見つけるのは至難の業。
まずは情報収集から行い、アフリカ域内の日本食レストランについて、知人やお客様から頂いた情報から、最終的にウガンダの日本食料理店(本格的な和食を食べれるおすすめのお店です!)で働かせて頂くことができた。業務の中で思いもよらない出会いがあったり(なぜかレストランのセンターキッチンでタコの唐揚げを教えたり?)、人との繋がりから新たな友人が出来たり、現地でしかできないような貴重な経験が山ほどできた上に、今でも連絡を取り合える友人もできた。
何かやりたいことがある時、ワクワクする時、その直感を信じて行動に移すこと。自分一人で悩まずに、他の人に頼ることの大切さを学んだ。

ウガンダ料理
ナイル川ラフティング

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学は手続きの煩雑さや、現地の苦労など、正直辛いことも多いと思います。でもそれ以上に得たものは大きかったし、大概のことはなんとかなります。もし行きたい気持ちがあるなら留学することをおすすめします!頑張ってください!