留学大図鑑 留学大図鑑

ちあき

出身・在学高校:
広島県立福山誠之館高等学校
出身・在学校:
広島市立大学
出身・在学学部学科:
国際学部国際学科
在籍企業・組織:


最終更新日:2021年11月16日 初回執筆日:2021年11月16日

自分の限界に挑む!EUを学ぶ大学院留学

留学テーマ・分野:
大学院進学(修士号・博士号取得)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • フルダ大学 (Hochschule Fulda) M.A. Intercultural Communication and European Studies
  • ドイツ
  • フルダ
留学期間:
32か月
総費用:
- 円 ・ 奨学金なし

語学力:

言語 留学前 留学後
ドイツ語 挨拶など基本的な会話ができるレベル 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<DSH3>

留学内容

2019年1月 ワーキングホリデービザで渡独
2019年3月~2020年3月 Volkshochschuleと民間語学学校にてA2~B2までドイツ語を学ぶ
その間アルバイトやボランティアをやる
2020年4月 フルダ大学プレスタディプログラムにてC1・C2ドイツ語を学ぶ
2020年10月 同大学修士課程M.A. Intercultural Communication and European Studiesに入学

大学院留学のテーマ:「ドイツ社会の一員となるために」と「多様性と寛容に満ちた平和な世界の実現に貢献できる人材を目指して」

大学院での学修分野は異文化コミュニケーションとEUスタディーズの2点に分かれる。異文化コミュニケーションの分野では、「相違点ではなく、共通点に焦点を当てたアプローチ」による異文化コミュニケーションの理論・実践や異文化交渉論、EUスタディーズの分野では、EU法(リスボン条約、欧州連合基本権憲章及び二次法、欧州司法裁判所の判例等)・政治(欧州統合の歴史と現在、各EU機関の役割、立法プロセス、EU経済政策等)を学んでいる。このようにプログラムがカバーする分野が広く、新しいことを学び続ける毎日。また、各々が決めたテーマで行うリサーチプロジェクトでは「ドイツ人のナショナルアイデンティティ」をテーマに取り組んだ。

留学の動機

学部時代に研究に打ち込んでいた異文化心理学・異文化コミュニケーションの分野をより深めたかったこと、そして世界に類を見ない「壮大な実験」と呼ばれる欧州連合について、とにかく学びたかった。そこから、民主主義や人権、多様性のあり方を考える機会、そして子供の頃からの疑問、「どうすれば平和や多文化共生は実現できるのか?」に対するヒントが得られるのでは、と考えた。

成果

異文化コミュニケーションの分野では、文化を不変で独立した存在(日本文化、ドイツ文化等)ではなく、もっと柔軟で相互関連性に富み、私たちの手で新たに作り出すことのできる存在と捉える考え方(transculturality)に出会い、自分の世界観が変わった。EUスタディーズの分野では、元欧州委員会職員の方の授業も受けることができ、EUについて内側から深く学べているという実感がある。

ついた力

グローバル思考力

ドイツ社会は多様な文化・民族的背景を持つ市民で構成されており、そのことを前提とした社会システムや価値観が存在する。特に近年の難民受け入れを巡り、いかに多様性に対してフェアであり、より良い社会を構築できるか模索・奮闘する国の様子を目の当たりにし、多様性を当たり前のことと捉えるインクルーシブな価値観と、それに基づいて行動する力が付いた。

今後の展望

政治又は文化面で日独及び日欧の架け橋として、何らかの形でその関係の更なる発展に貢献したい。より活発な交流や、様々な分野における共同プロジェクトの実現に携わりたい。例えば、日独・日欧間における留学のハードルを下げ、より身近なものにできないだろうか。具体的には国際機関、公的機関、研究及び教育分野に興味がある。

留学スケジュール

2019年
3月~
2020年
8月

ドイツ(フランクフルト・ハーナウ・フルダ)

ドイツ語コース(Volkshochschule、民間語学学校、Hochschule Fulda Prestudy Programm)に通い、CEFR: A2からDSH3 (C2相当)に合格するまでドイツ語をみっちり勉強した。コースには合計9か月通い、合間に博物館でのボランティアや、日本食レストランでのアルバイトをした。まだドイツ語で自由にコミュニケーションが取れなかった頃は辛くて、上級レベルに到達できるのは一体何年後だろう…と途方に暮れたこともあったが、ドイツ語ができないと大学院に入れないし、基本的に何もできないので死に物狂いで勉強した。Volkshochschuleのドイツ語コースには中東からの難民の方や東欧からの経済移民の方が多くいた。彼らと一緒に学んだ経験は、一生忘れないと思う。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

ドイツ生活の原点、Volkshochschule Hanau
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

2020年
10月~
2022年
9月

ドイツ(フルダ)

大学院。入学後に、このマスターに進学したことは本当に良い選択だったと感じた。様々な国からの学生が来ており、留学生に対してもオープンで親切な人が多い。プログラムでたった一人の日本人だが、特に疎外感等感じず馴染めている。大きな収穫は、ここに来て将来目指したいことが見えてきたこと。大きな目標を持っている同級生も多く(国際機関で働きたい、グローバルに活躍したい等)そんな彼らと話したり、学校のキャリア・オリエンテーションを通して、将来のキャリアに対するビジョンをより明確に持てるようになった。また同級生の大多数が女性で留学生も多い中、みんなの「大志」を目の当たりにし、女性だから、外国人だからという理由で何も諦める必要はないと確信した。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

マスターのみんなと公園にて
大学の外観
入学オリエンテーションにて
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

2021年
8月~
2021年
11月

その他の国・地域(東京)

修士課程の一環である必須インターンシップを、ドイツの公的機関の日本支部であるドイツ学術交流会(DAAD)東京事務所およびドイツ科学・イノベーションフォーラム東京(DWIH Tokyo)にて行った。DAAD奨学生向けイベント、国際科学コミュニケーションイベント、ドイツ留学説明会、大学教員向けイベント、リサーチ業務といった様々なプロジェクト・業務に関わらせていただく中で、学術分野における日独間交流の動向を体感できた。職員の皆さんもとても親切で、尊敬できる方ばかりだった。インターンを通して卒業後キャリアのビジョンも少しはっきりしてきたし、本当に有意義な3ヶ月となった。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

初出勤日に同僚が撮ってくれました。緊張気味です。
オフィスにて
オフィスが入るドイツ文化会館
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

感謝してもしきれない、お世話になった・大好きな人

今でも忘れられない、ドイツ語の先生について。一人目は、A2, B1のクラスでお世話になった方。その先生がB1コースの最終日に私の椅子の前に来てしゃがみ、静かにこう言った。「あなたは若いし頭が良い。B1はこれで終わりだけど、B2にぜひ進んでほしい。」(当時いたコースは大学進学希望者向けではなく移民や難民向けであったため、日常生活に困らないレベルと言われているB1までしか通わない学生が大多数という環境にいた、という背景がある)当時色々な事で悩んでいた私にとって、心に染みる言葉だった。
二人目はC1/DSH受験対策クラスの先生。長年DSH対策を教えているベテランの先生だった。知れば知るほどDSHは難しい試験であることが分かり、とてもじゃないが3ヶ月の準備で受かる気がせず、でも合格しないとマスターに進学できないので、毎日不安だった。ある日彼女にそんな不安を打ち明けると、「あなたは絶対に受かる。」と言って下さった。また彼女が授業で口を酸っぱくして言っていた、"Es ist auf Deutsch ganz wichtig, KURZ UND KLAR zu schreiben!!!”(ドイツ語では、短くそして分かりやすく書くことがとても重要!!!)が忘れられない。なぜならそれはドイツ語でのコミュニケーション全般に言えることだからだ。以来ドイツ語を使う際の指針になっている。

彼女たちなしに今の自分はありません。

インターンシップの見つけ方

  • 留学先探し : インターンシップ

まず興味のある企業や機関のウェブサイトを見て、インターン生を募集してないかチェックする。
どんなインターン先に興味があるか分からない場合は、マスターのプログラム担当者に今までの学生のインターン先一覧等の資料を見せてもらえないか聞いてみる。同級生に興味のあるインターン先を聞いてみたり、先輩の体験談を聞いてアイデアをもらう。
企業・機関のウェブサイトでインターン生の募集がされていない場合でも、興味がある場合は直接メールで問合わせてみる。
応募してからなかなか返事が来ない場合もざらにあるので、気長に待つ。もし何週間も反応がない場合は再度連絡してみる。
ピンポイントで数社のみ応募するのではなく、幅広く複数応募する。

留学前にやっておけばよかったこと

ドイツ語の勉強。初級で渡独すると、最初は本当に何も一人でできなくて辛いのでおすすめできません!

これから留学へ行く人へのメッセージ

長い旅になるかもしれませんが、最終的には自分が真剣に取り組んだ全ての経験が、何物にも代えられない一生の財産になると思います。気張りすぎずに、一人でどうにもできないと思ったら潔く周りの人に助けをお願いして下さい。色々思うようにできなくて当然、助けを求めるのも留学で重要なスキルの一つです!!