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Maya

出身・在学高校:
神戸市立葺合高等学校 国際科
出身・在学校:
早稲田大学 国際教養学部 国際教養学科
出身・在学学部学科:
ジュネーブ国際開発研究大学院
在籍企業・組織:


最終更新日:2021年09月06日 初回執筆日:2021年09月06日

国際機関の街ジュネーブで紛争解決を学ぶ

留学テーマ・分野:
大学院進学(修士号・博士号取得)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ジュネーブ国際開発研究大学院 国際関係/政治学部
  • スイス
  • ジュネーブ
留学期間:
24ヶ月(2年)
総費用:
2,800,000円 ・ 奨学金あり
  • (独)日本学生支援機構(JASSO)「海外留学支援制度」 1,776,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル<TOEIC900> ネイティブレベル

留学内容

将来は紛争を起こさないようにする枠組みや体型づくりに寄与したいと考え、実際の国際協調の現場の様子と学問的アプローチの両方を学べる大学院を探していました。ジュネーブ国際開発大学院は多くの国連職員を輩出し、教授陣も第一線で活躍されている方ばかりです。ジュネーブという土地柄、数々の国際機関がオフィスを構え専門のスタッフとの交流の機会もあります。ゲストスピーカーが授業にやってくることはもちろん、大学院が企画するセッションなどでは授業では学べない生の声を聞くことができます。専門家に直接質問する機会もあり、大変貴重です。授業は理論的なアプローチと実践的なアプローチの2種類が混在する形で行われます。議論を通して自らの考えの甘さやクラスメイトの思慮の深さに気付かされます。

留学の動機

学部時代にチェコに留学した経験から、大学院はヨーロッパで最新の国際関係を学びたいと考えたことが契機になりました。国際関係や紛争解決学はアメリカが有名ですが、国際協調・協力という点においてうまく調和を図っているのはヨーロッパです。その地に集まる学者や学生たちと議論を通して成長したいという思いが強くありました。

成果

日本の大学とは全く異なり、授業までに必要な準備や授業でのコミットが再重要視されます。出席していればいいという授業はひとつもなく、常に参加し続けなければなりません。きびしいですが、その代わりに驚くほどの知識と能力がつきました。大学時代にこういう勉学ができていればもっと学びを深められただろうと思います。

ついた力

思考力

様々な情報を頭に入れ、議論の進み具合によって同時多発的にそれらの知識を活用するために選び出すことができるようになりました。実践的な議論で培ったことはもちろんですが、圧倒的なインプットの量がものを言っていると思います。

今後の展望

今後は国際機関やそれに準ずる期間、もしくはシンクタンクに所属し紛争解決に尽力したいと考えます。貧困解決もそれに当たりますが、方法は様々でアプローチはたくさん取ることができます。そのため、常にチャレンジする心を忘れないように取り組みたいと思います。

留学スケジュール

2020年
9月~
2022年
9月

スイス(ジュネーブ)

スイスと日本の時差は8時間(サマータイムなら7時間)です。夕方の授業を受けても日本はすでに真夜中になるため、生活のサイクルが今まで経験したことがないものになり大変苦労しました。時差を考慮し、できるだけ早い時間の授業を取ったりして対応しました。どうしても履修しなければならない授業で朝2時から始まる時間帯のものは、教授に事情を説明した上で完全リモート(オンタイムでは出席せず録画を後で見ること)体制で参加していました。リアルタイムで出席できず、自分の意見を発言することができないため、毎週のリーディングに関連した代替課題を授業前に提出しなければなりませんでした。かなり体力的にはしんどかったですが、教授が快く対応してくれたため履修に大きな支障なく1年を終えることができました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

学部卒業時の画像
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

ココでしか得られなかった、貴重な学び

新型コロナウイルスによるパンデミックの影響でジュネーブに渡航できないまま1年間が過ぎましたが、完全オンラインで授業を受けることができていたので、授業に関してはあまり支障はありませんでした。友達付き合いもオンラインの交流を通して行えた上、グループワークなどを通してオンラインとは思えないほど仲良くなれました。授業のプレゼンやディベートの用意をグループでしていく中で、授業外の出来事についてのキャッチアップのために40分以上話し込んでしまったこともありました。フィジカルディスタンスがあっても学びの質は変わらないし、友達付き合いもできるということを学びました。オンラインという環境は慣れれば心地よく、オンとオフを切り替えやすいメリットだと感じました。他国で開かれているウェビナーにも気軽に参加することができ、より多くの機会にアクセスしやすくなったと思います。

授業の様子

複数の奨学金に応募する

  • 費用 : 費用準備

留学を考えるときにネックになるのがやはり費用です。絶対に叶えたい夢をお金が理由で諦めることはしたくなかったため、どうにかして資金を手に入れようと必死に調査を行いました。その結果、大学院が提供する奨学金への応募も含め4つの奨学金に応募しました。結果としてJASSOの奨学金を受給することができましたが、他の3つは惜しくも選考に外れてしまいました。潰しが効くようにいくつも受けることはもちろん、「全て受かってやる」というくらいの気持ちで応募書類に取り組むことで、自身が留学で実現したいことがより具体的に理解できます。

留学前にやっておけばよかったこと

少しでも多くお金を貯めておくこと

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学すると世界観が変わるとよく言いますが、それは行く人の心構えと行動次第です。惰性で行っても時間と労力、費用の無駄になってしまいます。やりたいことや留学を通して実現したいことが、自分の中で説明できるようにしてから留学へ行くと自分も驚くほど成長すると思います。自分との対話を忘れないことが大切です。