留学大図鑑

川谷 久海

出身・在学高校:
広島県立広島観音高等学校
出身・在学校:
東京藝術大学先端芸術表現科修士課程
出身・在学学部学科:
東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻
在籍企業・組織:

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最終更新日:2021年04月21日

ハリウッド映画美術を学ぶ in プラハ

留学テーマ・分野:
大学院進学(修士号・博士号取得)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • プラハ芸術アカデミー(DAMU)修士課程舞台美術科
  • チェコ
  • プラハ
留学期間:
2年
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表プログラム」 3,500,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 挨拶など基本的な会話ができるレベル 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

ハリウッド映画のプロダクション・デザイン(セットをデザインし組み立てる仕事)を勉強するため留学。なんでチェコで?という感じだが、プラハのバランドフ撮影所は知る人ぞ知る巨大商業映画製作工場。007シリーズやミッション・イン・ポッシブル、ナルニア物語を始めとした大作を数々制作している。プラハ芸術アカデミーは私が留学したDAMU(舞台芸術部門)、FAMU(映画部門)に分かれていて、残念ながらFAMUに映画美術科はない。DAMUには現役の映画美術監督(「エイリアンvsプレデター」、「スノー・ピアサー」、「アンダーワールド」等ハリウッド対策を手掛けた教授の方々)もいて、チェコ語コースのみ担当されているが、頼み込んで英語で個人指導を受ける事ができた。学校では映画・舞台美術の基礎を学ぶ傍ら、教授が手がけるCMやTVシリーズ、映画制作の手伝いを通し実践的に現場を知ることができた。

留学の動機

ハリウッド映画が好きで制作に携わりたいと思っていたがどう関わればいいのか分からないでいる時、「映画美術から学ぶ「世界」の作り方 プロダクションデザインという仕事」という本を古本屋で見つけてこれだなと思った。日本にプロダクションデザイナーという仕事はないので(日本で近いものは美術監督といい仕事内容もちょっと違う)、留学し本場で学ぶことに決めた。

成果

そもそもロンドンにある映画美術の大学2校とどこにいくか迷っていた。プラハの学校は半分商業半分芸術系という感じで、個人の発想の自由を尊重している印象が強かったのもこちらに決めた理由なのだが、その印象に違わず学内では実践的な映画美術の学びと個人の制作を並行してできた。また日本でもドラマや映画制作に関わったことがあるが、制作過程での違いを実際に知ることができ改めて留学の価値を感じた。

ついた力

食らいつき力

言語の違いやあらゆる違いによって、望みが一発で通ることはほぼなかった。住居、やりたいプロジェクト、公的手続き、まず最初のステップで必ず"NO"に出会った印象がある。それでも何度も食らいつくことで最終的には望みが実現していった。

今後の展望

留学当初わけもわからずとにかく「ハリウッド映画」に「美術」で関わりたいと始めたプロダクション・デザインの勉強の中で、より具体的な作業内容を知るうち更に自分の得意なことを生かせるコンセプト・デザインという職業に出会い、今後もプラハで先生に導いてもらいつつ専門分野を極めていく途中にある。目標に向かいながら時には流れに身を任すことも覚えた今、自分なりに今後も好きなことを突き詰めていきたいと思う。

留学スケジュール

2018年
9月~
2020年
10月

チェコ(プラハ)

プラハ芸術アカデミー(DAMU)の修士課程・英語コースには自分含めて学生が5人、イタリアやトルコ、ギリシャなど様々な国から来ていた。プラハへの留学を決心するまでロンドン芸術大学から入学オファーをもらい現地にもいってほぼそちらに決めかかっていたので準備が十分にできないままDAMUに入学、身近に情報源がなく全て一人で決めてきていたので住居探しがすっさまじく大変だった。あらかじめ決められた大学の学習内容も自分に合わず、一筋縄ではいかなかったが教授たちに掛け合って自分のやりたいようにカスタマイズさせてもらった。学外で教授について映画美術の仕事を間近で見て、自分の目指す姿がネットで情報を得ていた頃に比べどんどん具体的になっていった。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

留学先で自身が描いたある映画のセットデザイン
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

ココでしか得られなかった、貴重な学び

現役映画美術監督のお手伝いでイギリスの携帯会社O2の結構大規模なCM撮影で小道具づくり等を担当した。たまたまだが舞台背景が日本の昔の集落で、そこに現れた侍たちが転生してイギリスのフットボール選手になるというものだったのだが日本人だし出れば?ということで村人の一人としてエキストラ出演。手ぬぐいで顔を隠したヨーロピアンたちが演じる超長身の日本人集落の中、紛れ込んだ謎の小人状態に。馬に乗りO2のイメージカラー純白の鎧を纏った侍たちに熱狂する日本人の娘の一人を演じたが、他の役者志望の意気込むエキストラたちにはサイズも熱意も敵わず飛んでも跳ねてもカメラに映らなかった。
後日談だが現場で友達になった同じくエキストラの女の子が別の現場でハリー・ポッターのダニエル・ラドクリフさんと一緒になっていて、夢の世界がすぐ近くにあると感じることができました。

衣装・メイク係に服の汚れをつけてもらっているところ。

諦めないで・・・

  • 住まい探し : シェアハウス

現地で頼れる人がいない人に向けて書きます。フラットシェア、寮ずまいどちらもしましたが個人的には学生寮が気持ちが楽。狭いし水回り系は大人数と共同、基本他の学生と一部屋に住むので嫌な人も多いでしょうが、手続き系が信頼できるし、ビザで住居証明が必要な場合向こうも慣れているので説明の手間が省けます。フラットシェアの場合Facebookの現地の留学生コミュニティにまず入り(「都市名」と「住居(flatとかresidentとか)」で検索)、するとほぼ毎日入居募集情報が流れてくるので気になるものにメッセージを送る。後日フラット見学に呼ばれ、他の候補者も含めて誰に入居ok出すか募集主が決める。すんなりいけばいいですが何回も複数フラットにアタックしないといけないこともあります。この募集主は大体そこに住んでる人でのちのフラットメイトになるか、これから出ていく人だったりします。フラットのいいところは一人部屋が確保できる確率が高いこと、住環境が寮より大抵良いこと、フラットメイトと密なコミュニケーションが取れいい経験になるなどですが、デメリットはオーナーの都合でいきなり出て行かないといけなくなることも珍しくない、手続き系がスムーズに行くか、住みやすいかがオーナーの人柄に左右されることがある、など。また赤の他人の異性と住むことは珍しくないですが、二人っきりというのは特に女性は避けたほうがいいです。男性が募集主の2人用フラットも一応経験に見学に行きましたがセクハラにあいました。

留学前にやっておけばよかったこと

とにかく何年でも早く留学先を探し始めればよかった。交換留学以外となると自分で海外の大学のHPを読まなくてはならないので、英語のリーディングだけでも一刻も早く勉強しておかないとならない。

これから留学へ行く人へのメッセージ

お体に気をつけて楽しんでください。