留学大図鑑

ありさ

出身・在学高校:
千葉県立東葛飾高等学校
出身・在学校:
東京外国語大学
出身・在学学部学科:
国際社会学部
在籍企業・組織:

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ウクライナで築く人道支援の基礎

留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • キエフ国立大学
  • ウクライナ
  • キエフ
留学期間:
11か月
総費用:
1,200,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表プログラム」 1,900,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
ロシア語 挨拶など基本的な会話ができるレベル 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<ロシア語能力検定試験2級>

留学内容

将来、国際機関で人道支援に携わるため、今現在紛争を抱えているウクライナでロシア語を伸ばし、紛争と共に生きるとはということを学ぶことにした。東京外国語大学を3年秋から1年間休学し、キエフ国立大学に入学した。ロシア語、ウクライナ語、ウクライナ史、ウクライナ・ロシア文学、地理の授業を履修した。クラスメイトは中国、韓国、トルコ、イタリア、トルクメニスタンからの学生で、他のクラスではバングラデシュやエジプトからの学生ともよく交流していた。クラスメイトも先生も1年間メンバーが変わらず、平日は毎日会うのでとても仲良くなり、放課後はカフェで一緒に宿題をしたり、ウクライナ歴史博物館に行ったり、伝統的な祭りに参加したりしていた。
ウクライナ史の授業では、キエフ大公国、1933年のスターリンによる人工的な大飢饉ホロドモール、2014年のロシアによるクリミア併合、その後現在まで続くウクライナ東部紛争について重点的に学んだ。
また、11か月間1つの家庭にホームステイをし、ダーチャ(別荘)での生活、イースター、クリスマスなど様々な行事に家族の一員として参加させてもらった。
その他、語学学校で日本語教師をし、ウクライナ人の生徒たちに半年間ネイティブ講師としてロシア語で日本語を教えた。

留学の動機

将来、ロシア語圏の国際機関で人道支援に携わるために、大学の専攻であるロシア語を伸ばし、紛争と共に生きることに共感する必要があると考え留学を決意した。ロシアへ留学することも考えたが、21歳のまだ価値観が凝り固まっていない今、支援ではなく、被害国の一般市民と同じ目線で生活し、可能な限り共感する経験が、いずれ、人道支援に携わるうえで助けになるのではと感じウクライナに留学することに決めた。

成果

全科目を学年1位の成績で修了し、証明書を頂いた。もともと東京外国語大学では留年するのではないかというくらいギリギリの成績をロシア語でとり続けていたため、ロシア語力は飛躍的に向上した。一方、苦手意識を持っていた英会話も後からホームステイに来たアメリカ人の女の子の通訳をしているうちに抵抗感がなくなり帰国後のIELTSではspeaking7.0をとることができた。

ついた力

頼る力

元々、人を頼ることがとても苦手でした。ウクライナの寒さと乾燥で留学初期は毎月熱を出し、ホストマザーがそのたびに付きっきりで看病してくれることに、「申し訳ない」と心を病んでいました。しかし、ウクライナの方々と話す中で「迷惑をかけるのは当たり前」という価値観に触れ、人を頼ることができるようになりました。むしろ頼られた相手は生き生きしていて、私のことも頼ってくれるようになり、心地良い関係が築けました。

今後の展望

2021年度は卒業論文でロシアのハイブリッド戦争について書きたいと思っています。学部卒業後はイギリスの大学院に進学し人道支援を学ぶ予定です。その後は、大使館の専門調査員としてウクライナやタジキスタン、アゼルバイジャンなどの旧ソ連圏の国に2年滞在し、国連のポストに応募できればと思っています。OCHAなど人道支援のマネジメント機関に強い関心があります。

留学スケジュール

2019年
8月?
2020年
7月

ウクライナ(キエフ)

テーマであるウクライナ東部紛争を切り口に様々な場所を訪れ、様々な人と話をしました。首都キエフの街中に数多くある博物館には2014年からの紛争に関するドキュメンタリーや亡くなった兵士を弔う碑が置かれていました。ホストファザーは徴兵で東部に派遣されたときの話をしてくれ、東部から避難してきた大学の友人は戦闘でボロボロになった町の話をしてくれました。大学の先生は、ウクライナはヨーロッパのパンかごと呼ばれるくらい肥沃な土地で、だからそこウクライナの歴史は戦争の歴史なのだと説明しました。若者はウクライナを出ることを望み人口は減り続けています。EUとロシアの狭間で搾取と不安定さに苦みながらも、国を愛する逞しい人々との日常生活にどっぷり浸かることで、私はどう生きたいのか、何ができるのかを1年間考え続けました。

費用詳細

学費:納入総額

240,000 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

項目:ホームステイ費用(家賃、食費)

300,000 円

キエフ国立大学 1年間ロシア語を教えてくれたヤーナ先生と
ホストファミリーと日本フェスティバル
毎週土曜日に日本語を教えていたクラス
費用詳細

学費:納入総額

240,000 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

項目:ホームステイ費用(家賃、食費)

300,000 円

スペシャルエピソード

感謝してもしきれない、お世話になった・大好きな人

ウクライナではホストファミリー、大学の先生方、クラスメイトたちのおかげで毎日とても充実していました。大学の先生はとても親身になってくださり、私が熱心に勉強すればするほど、先生も熱心に私のロシア語力を伸ばそうと指導してくださいました。日本に帰国後もしばらくはオンラインで指導を頼み、今でも定期的に連絡を取り合っています。留学が始まって半年ほど経ったころに「私は、アリサの最初のロシア語のレベルを知っているから、本当にすごいスピードで上達したことに驚いているし、すごく嬉しい」と言われたときはとても嬉しかったです。特にお世話になったヤーナ先生とアーラ先生は、良く褒めて下さりそのおかげでロシア語が好きになりました。クラスメイトでは特に中国人のキキと勉強したり、カフェに行ったり、お互いの家を行き来したりしました。同じ外国人として、悩みや必要なものは似ていてよく中国のコミュニティでシェアされている情報を教えてくれました。頼れる日本人がいない中、なんでも相談できる友だちがそばにいてくれて心強かったです。

ホストファミリーと寿司パーティー
毎日、面倒を見てくれたホストマザー
親友のキキと息子 1歳の誕生日パーティー

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  • 留学先探し : 大学

私は、国(ウクライナ キエフ)とテーマ(人道支援)を決めた後に、実際に留学する大学や生活する住居について考え始めました。東京外国語大学にはキエフへの交換留学はなく、毎年約60人もの学生をロシア語専攻として採るにもかかわらず、キエフ留学の情報は教授に相談してもあまり得られませんでした。そこで、私は「キエフ」に関わる人を1人紹介してもらい、また1人将来してもらい、と留学前に人脈と情報を増やしていきました。そうしているうちに、書類をウクライナ語にしてくれるエージェントが見つかり、上智大学の先輩がホームステイ先を紹介して下さり、筑波大学のキエフ国立大学に交換留学をした先輩や、キエフについてから学部長に交渉して3か月授業を取ったという先輩の話を伺うことができ、「キエフ国立大学に入学する」という前例のない留学計画が実現可能性を帯びてきました。自分の中に、「これは絶対」というものを定め、諦めずにコツコツと進めて、精神的に負けなければ、実現できるということを体で学んだ経験でした。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学前は不安なことが沢山あり、留学中はつらいことも沢山ありましたが、留学に行って本当に良かったと思っています。トビタテのコミュニティでお待ちしております!