留学大図鑑

しもしも

出身・在学高校:
神奈川県立川和高等学校
出身・在学校:
東京工業大学
出身・在学学部学科:
工学院電気電子系エネルギコース
在籍企業・組織:

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最終更新日:2021年06月18日

我々の未来は明るくない

留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • Lappeenranta University of Technology/Electrical Enjineering
  • フィンランド
  • フィンランド・ラッペンランタ
留学期間:
9か月
総費用:
1,200,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表プログラム」 1,690,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル<TOEIC 565点> 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル

留学内容

ラッペンランタ工科大学というところで、再生可能エネルギー100%のエネルギーシステム(以下RE100 と書く)の実現に向けた研究をしていました。本留学先にはSolar Economy Teamという、RE100に向けての研究をしているグループがあり、そこで構築されている方法論を学び、それを日本ではどのように適用されるのかを僕が研究して参りました。具体的には、RE100を実現するにはどれくらい太陽光パネル・風車・蓄電池・水素等が必要で、どのようなバランスだと一番低コストかつ高効率なエネルギーシステムが実現できるかをシミュレーションソフトを用いながら評価・分析していきました。そして2050年までにRE100を実現していくためのシナリオを作成していきました。

留学の動機

実は飛び級をさせて頂いており、それがきっかけになりました。1年時間が浮くという状況になり、その1年を何に使おうか考えたとき、留学が良いのではないかという考えに至りました。もともとそこまで留学に向けての情熱があったわけではありませんでしたが、先輩の留学を見て興味が少し湧いていたのと、海外の教育制度にも興味があったので、留学と言う選択に至りました。

成果

先方の理論を用いながら、日本におけるRE100のエネルギーシステムのシミュレーションを行いました。最低コストを実現するにはどれくらい太陽光発電・風力発電が必要で、あるいは蓄電池や水素が必要なのかを、シミュレーションソフトを用いて考えていきました。あとは、フィンランドの幸せの秘訣と、質の高い教育制度が成り立っていることの理由も考えてくることが出来ました。

ついた力

内省力

外部を知るつもりが、どんどん自分や日本を客観視することが出来るようになったということです。今までは日本しか知りませんでしたし、日本人の中にいる自分しか見て来ませんでした。しかし留学を経て、フィンランドと日本の相違点や共通点を理解出来、また留学先に居たときの自分の行動を顧みることで、自分の性格もより理解できるようになりました。

今後の展望

RE100を実現することに命を懸けます。気候変動に危機感を覚えたのもありますが、自分はRE100について沢山勉強をする中で、もはやこれは自分の得意分野となっています。もう離れられません。RE100に関する知識を極め、再エネと言えば下山、と言って貰えるような人間になりたいです。

留学スケジュール

2019年
8月~
2020年
5月

フィンランド(フィンランド・ラッペンランタ)

2019年8月末から2020年5月末まで、フィンランドのラッペンランタ工科大学のSolar Economy Teamという研究チームで、RE100のエネルギーシステムの研究をして参りました。同研究室の理論を用いながら日本のRE100のエネルギーシステムについて研究し、その研究内容をレポートにまとめました。また、研究に向けての知識補填の為、3つほど授業を履修しました。住まいは学校付属の寮でした。始めに住んでいた寮はパーリーピーポーばかりが住んでおり深夜まで騒音が酷かったため、引っ越すことにもなりました。

費用詳細

学費:納入総額

17,000 円

住居費:月額

38,000 円

生活費:月額

21,000 円

項目:バス定期、衣服、通信料、スポーツ施設利用料等

190,000 円

Solar Economy Teamとの写真
心の友たち
クリスマスはスペインのSevilⅼeに行きました
費用詳細

学費:納入総額

17,000 円

住居費:月額

38,000 円

生活費:月額

21,000 円

項目:バス定期、衣服、通信料、スポーツ施設利用料等

190,000 円

スペシャルエピソード

陸上人生

僕は陸上競技部で短距離走を専門に活動しておりますが、フィンランドでもその練習は続けました。運の良いことに学校の近くに屋外陸上競技場と共に室内陸上競技場もあったため、一年中練習は出来ました。そしてそこで出会った陸上仲間と一緒に練習することが出来ました。主に二名のランナーと一緒に練習していたのですが、片方は三段跳のフィンランド記録保持者で、片方は110mハードルの地方チャンピオンでした。二人の強大な選手に様々に学びながら、楽しく練習することが出来ました。

ハードラーの友達との全力練習

モノマネをせよ

  • 語学力 : 英語

英語のスピーキング・リスニングが全然出来ないまま留学が始まったので、最初はかなり苦労しました。授業の英語も全然聞き取れないし、自分の発音が間違っていて相手に言いたいことが全然伝わらないことが多々ありました。そんな中がむしゃらに話しかけたりする中で徐々に慣れていったのですが、一番スピーキング・リスニングが向上し始めたのは、モノマネをし始めてからでした。僕はある時から現場にいたカナダ人の先生の綺麗な発音の英語を完コピしようとしだしたのです。同時にマイケルジャクソンを筆頭に洋楽を聞き出し、本物の英語を完コピし出すようにしました。すると徐々に自分の発音が上手くなり、またそれによりリスニング能力も向上していきました。欧米の赤ん坊が親の英語を聞いて真似して行くように、僕もそうしようと思って始めたのですが、これは本当にやって良かったと思います。

留学前にやっておけばよかったこと

現地語の勉強です。フィンランドは英語だけで生きていける国でしたが、やはり現地の学生の輪に入れてもらう為に現地語の習得は非常に重要な意味を持っていることに、留学中に気が付きました。フィンランド人は皆英語を使えますが、普段はフィンランド語を喋ります。当然、そこに日本人が英語で入って行きにくいわけです。英語で十分などでは決してなかったのです。

留学を勧める・勧めない理由

おススメします。僕だってもう一度行きたいくらいです。平凡な毎日に退屈しており、新しい刺激や発見を強く求めているなら特に、行くことをお勧めします。あとは仲間が増えます。普通の大学院1年間よりも、海外の1年間の方が、新しく出会う人は多いはずです。また海外の仲間だけでなく、留学経験者の繋がりも出来ます。どの繋がりも、今の僕にとって何物にも代え難い存在となっております。

これから留学へ行く人へのメッセージ

「地方に引っ越しへ行く気分で行ってくると良いと思う」と、留学経験者の先輩は僕に言いました。それをまんま使わせて頂きます。本当にそんな感じだったためです。どこへ行こうと、都市ならば家の作りはだいたい一緒で、生活に困ることはないです。ちょっと言語が違うだけで、生きていくことが出来ます。あまり気負わず、気軽に行ってくると良いと思います。