留学大図鑑

大森真史

出身・在学高校:
三国丘高等学校
出身・在学校:
京都大学
出身・在学学部学科:
農学研究科
在籍企業・組織:

台湾でブルーベリー研究

留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • 国立台湾大学 園芸景観学系
  • 台湾
  • 台北
留学期間:
1年
総費用:
1,500,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表プログラム」 1,500,000円
  • 大学独自のもの 300,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<TOEFLibt83> 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

国立台湾大学と京都大学のダブルディグリープログラムに参加し、台湾大学の農学修士号を取得した。果樹生理学研究室に約1年間し、ブルーベリーのオフシーズン生産についての研究を行った。ブルーベリーは通常春期に一度開花する一期咲き植物であるが、台湾などの温暖な気候下では秋季にも開花する。この現象は収穫期の延長(オフシーズン生産)が可能となるため、実際の栽培に利用できれば非常に有益である。私は『なぜ開花が起こるのか?』を遺伝子解析により、『どのように栽培に利用するのか?』をフィールド試験により調査を行った。結果として開花と関連しているいくつかの遺伝子を特定し、果実品質を向上させる条件やオフシーズン生産に適した品種を見出した。指導教員がアドバイザーを務める大規模ブルーベリー農園にも何度か足を運び、研究成果を実際の栽培に還元にする方法についても話し合った。研究結果は修士論文としてまとめた。また、研究活動と並行して授業に出席し修士号に必要な単位を取得した。台湾の農業や園芸学、植物生理学についての授業の他に、中国語を学ぶ授業も受講した。

留学の動機

私の夢は国際的な研究者になり、日本の農業を根本から変えるような貢献をすることである。学部時代に実際の生産現場を知るために、国内外の農業ボランティアに参加し、今まで馴染みの薄かった生産者の苦労を実感し、生産現場の課題解決に携わりたいと思いました。在籍大学では基礎的な研究をしており、より生産現場に近い研究をしたいと考えており、共同研究を行っていた研究室に留学することにした。

成果

ブルーベリーのオフシーズン生産についての研究を行い、農学修士号を取得した。研究結果は修士論文としてまとめたほか、台湾大学の園芸・景観学科におけるポスター発表会では優等奬を頂いた。対外的な成果としては2021年8月の国際学会で発表および査読付き英文雑誌への投稿を予定している。実験や英語でのディスカッションなどを通して研究者に必須のスキルを鍛えることができた。

ついた力

適応力

留学で得たのは異文化に適応する力である。私にとって留学の一番の価値は一年間異文化にどっぷり浸ったことである。留学当初、同じ話をしていても背景にある知識や前提で微妙にニュアンスが異なってくるという経験をした。台湾での生活にも慣れてくると、細かいニュアンスも感じ取れるようになった。これは単純に語学力が向上した以上の、相手を深く理解したという感覚だった。

今後の展望

私は将来国際的な研究者になるという夢を持っている。海外の大学で一年間研究に取り組み、修士論文を書き上げたという経験は今後の人生で非常に大きな糧になると思っている。一年間の滞在により、語学や実験技術の習得はもちろんだが、日本とは違う研究スタイルを体験できたことが自分にとって大きかった。海外の若手研究者とも交流できたので、今後このネットワークを生かして共同研究を進めることも考えている。

留学スケジュール

2019年
8月?
2020年
8月

台湾(台北)

ダブルディグリープログラムに参加し、国立台湾大学の農学修士号を取得した。果樹生理学研究室に約1年間し、ブルーベリーのオフシーズン生産についての研究を行った。私は『なぜ開花が起こるのか?』を遺伝子解析により、『どのように栽培に利用するのか?』をフィールド試験により調査を行った。結果として開花と関連しているいくつかの遺伝子を特定し、果実品質を向上させる条件やオフシーズン生産に適した品種を見出した。指導教員がアドバイザーを務める大規模ブルーベリー農園にも何度か足を運び、研究成果を実際の栽培に還元にする方法についても話し合った。研究結果は修士論文としてまとめた。今回の留学が国際的な研究者になるという夢に対しての第一歩になったと思う。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

卒業式
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

この国のことが、とても好きになった瞬間

台湾での生活は毎日が新鮮で、非常に貴重な経験ができました。台湾生活での一番の思い出は自転車で台湾を1周する「環島」です。台湾は面積は九州と同じぐらいで1周で1000kmあります。台湾では十数年前から自転車ブームがあり、環島用のサイクリングロードが整備されています。雨の日に200km走ったり、変速機が壊れたりと大変なことばかりでしたが、その都度現地の人々に助けてもらいました。台湾の人たちは皆親切で外国人に対しても温かく接してくれます。何度も道を教えてもらったり、食べ物をもらったりしました。旅行中には各地の観光地を訪れ、先住民の文化も学びました。台東の先住民である排湾族のおじいさんと話す機会があり、近くの穴場スポットに連れて行ってもらいました。また、日本統治時代や戦後の台湾のことも話してもらいました。日本の台湾統治の情報はインターネットに乗っていることしか知らなかったので、非常に有意義な時間でした。一周して帰ってきたときにはヘトヘトでしたが、もう一回行きたいと思うぐらいに台湾が好きになっていました。「環島」をテーマにした台湾映画『練習曲』の中で『今やらないことは一生やらない』という言葉が出てきます。「環島」も留学も今しかできないことなので、挑戦しました。やってみる前は不安が大きかったのですが、行ってしまえば何とかなるんだなと実感しました。

清水断崖(落石注意、でも絶景!)
熱帯と亜熱帯の境(北回帰線)

5コミュニティ理論!

  • 周囲の説得 : 恋人・友人

5コミュニティ理論は私が経験から独自に編み出した理論です。簡単に言うと5つ以上のコミュニティに属しなさいという理論です。現代社会において人間関係は生きていくうえで非常に大切です。しかし、ときには人間関係のせいで自分が傷ついたり落ち込んだりすることもあります。もし1つのコミュニティにしか属していないとすると(例えば研究室だけ)、研究が上手くいっていないときはモチベーションが下がり続けてしまいます。複数のコミュニティに属していると、あるコミュニティでうまくいかなくても違うコミュニティで頑張ったり、励ましてもらえることもあります。コミュニティといっても研究室やサークルだけでなく、日本の家族や友人と定期的に連絡を取ったり、ネット上で友達を作ったりするのも1つのコミュニティだと思います。5つ以上コミュニティがあれば困ったときにはきっとどこかで誰かに助けてもらえます。私も当初は研究室しかコミュニティがなかったのですが、友達とジムに行ったり、テニスをしたりして気分転換していました。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学に行く前は不安でも、行ってしまえばたいていのことは何とかなります。長い人生で見ると責任が少なく、好き放題できる時間は意外と限られています。いつ行くの?今でしょ!