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KOKI

出身・在学高校:
徳島県立城東高等学校
出身・在学校:
千葉大学
出身・在学学部学科:
園芸学部食料資源経済学科
在籍企業・組織:


最終更新日:2017年01月31日 初回執筆日:2017年01月31日

熱帯農業学

留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)・農学・森林科学・水産・獣医・畜産
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • カセサート大学農学部インターナショナルコース
  • タイ
  • バンコク
留学期間:
12か月
総費用:
200,000円 ・ 奨学金あり
  • (独)日本学生支援機構(JASSO)「海外留学支援制度」 840,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 挨拶など基本的な会話ができるレベル<TOEIC 520> 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<TOEIC830>

留学内容

カセサート大学農学部のtropical agriculture international courseで10 か月交換留学を行った。農学部は5つの学科(agronomy, horticulture, insect science, extension, soil)で構成されており、インターナショナルコースではそれぞれの学科の先生が専門性を生かし英語を使っての講義を展開しているため、タイをはじめとした熱帯農業を多角的に考察することが出来た。また、授業各々に現地視察などのアクティビティが含まれており、実際に現地に赴くことで、机上だけでは語り切れない事柄に目を向けることができ、より深い学びを享受することがで出来た。
授業終了後は、学内のラジオ局で2週間、北タイのランプーン県にある花卉農家で1カ月程インターンシップにも挑戦し、机上で学んだ事を実際に応用していくことの難しさや、働くことでしか学び取れない事を得る事が出来るプログラムであった。

留学の動機

1年生の夏に韓国のソウル国立大学で行われたBOOTプログラムという語学や文化を2週間ほど体験する大学間交流プログラムに参加し、英語というたった一つの共通点で様々なバックグラウンドを持つ人と話すことが出来るということや、現地の学生が各自の専門性を持って学問に励む姿に憧れを持ち、自分もそうありたいと感じたから。

成果

1年間生活することでしか分からない気付きを得られたように思う。日本とタイの文化や考え方の違いを感じたり、当初のイメージとは違うタイに面白味も覚えたりした。また、校内の学生寮で暮らしていたことで、様々な国から来るユニークな専攻の留学仲間の存在によって、私の中には無かった多くの文化的・学問的視点を取り入れることが出来たように思う。

ついた力

環境適応能力

私の知っているタイはスケジュール管理がかなり適当な面があり、特にインターンシップの際には期間が決められているものの、スケジュールが無く、明日の予定さえ曖昧な時もあった。当初は非常に困惑したが、それでも今日起こりうる事柄にどのように適応し、インターンを乗り越えるかという気持ちに切り替えたことによって、むしろ楽しんで過ごすことが出来たように思う。

今後の展望

経験から得られるものが大きくインパクトがあったため、現場に出でコミュニケーションをする中で学び、そしてその学びが人々の役に立つような道に進むことが出来ればいいなと考えている。

留学スケジュール

2015年
8月~
2016年
5月

タイ(バンコク)

カセサート大学農学部インターナショナルコースで10か月留学生活を送った。農学部は5つの学科で構成されており、インターナショナルコースではそれぞれの学科の先生が専門性を生かし英語を使っての講義を展開しているため、タイをはじめとした熱帯農業を多角的に考察することが出来た。授業各々には特徴があり、講義だけではなく現地視察やグループワークなどのアクティビティが含まれており、生徒同士で議論やプロジェクトワークをした際には自分の知らなかった方面からのアプローチもあり、熱帯農業のあり方について視野を広げる事ができたように思う。また、現地視察をした際には、タイの農家や企業などを訪問し、対話を通じで、現在どういった問題に直面しているのかなど、実際に現地に赴くことでしか得られない問題などにも気付き、より深い学びを享受することができた。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

15,000 円

生活費:月額

70,000 円

修了写真。現地のアドバイザーの先生方と。
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

15,000 円

生活費:月額

70,000 円

2016年
6月~
2016年
6月

タイ(バンコク)

学内のラジオ局でのインターンシップ。事前に農業ラジオの農業開発地域における影響に関する研究もしていたため、実際にどのような情報が現場では報道されているのかを経験。ニュースの集め方やラジオの音響編集の技術的な部分など、同じ情報でも伝え手の発信方法で劇的に変化することや、どういったニュースをリスナーは求めているのかということを考えた。ただ、全てがタイ語であったため、日常会話程度の語学力の私が、全てを理解するのは困難であった。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

ラジオ局でのインターンの様子
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

2016年
7月~
2016年
8月

タイ(ランプーン県(チェンマイ郊外))

花卉(主にクルクマ)農家での住み込みインターンシップ。輸出のために行われる摘花の作業から接ぎ木などの専門的なことまでを経験。一連の作業を通じて農業の基礎を学び取ることが出来た。農作業自体は単純作業が多いが逆に、オーナーの方が「経済は単純作業の連続で成り立っている」という視点ははっと気付かされた瞬間であった。また農業だけではなく、生活していることで、バンコクとは異なる文化や生活習慣なども肌で感じる事が出来た。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

作業中の様子
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

ココでしか得られなかった、貴重な学び

タイのメロン農家のスウィットさんを授業の一環で訪問した。彼は2世代に渡ってメロン農家をしており、営農年数は30年程と比較的若い農家だと言える。彼は大学では農業機械系の専攻を終了し、一度は社会に出て経験を積んだ後に就農。当時は、農業のイロハも分からなかったそうだが様々な友人をつてに改良を行い、現在では生産から流通、消費者までをも網羅しているという事であった。当時、私の中ではタイは決して開発途上国とは言い表すことは出来ないものの、農業に関しては格段に劣っていると確信していたが、タイのスマートファーマーと呼ばれる彼らに農業的支援は必要なく、むしろ私は彼から学ぶことのほうが多かった。このことは、私の中でのタイ農業に対する自省と、決して机上の上では学ぶことの出来ないリアルな声をきき、私にはどういう事が出来るのかという事を改めて考えさせられるいい機会であった。

メロン農家の様子

仲のいい友人を作る

  • 語学力 : その他の言語

タイ語専攻ではない留学生にとって、現地の言葉を習得するかしないかというのはかなり大きな問題。私もその一人でしたが、1年間という留学生活を送るにあたって、タイ語を辛うじて日常会話レベル程度話せたことによってタイ語のまったくわからない留学生よりはかなり生活面で苦労が少なく、またタイの人々がより親密に接してくれることもあり、より深くタイを知ることが出来たように思います。私の場合、留学中は時間も豊富にあったので、何か目標をたてて(例えば、検定に合格するなど)勉強をすると達成感があると思います。

これから留学へ行く人へのメッセージ

目的をもって留学に行く!経験は宝です!