留学大図鑑

はるちゃん

出身・在学高校:
神奈川県立柏陽高等学校
出身・在学校:
東京藝術大学大学院
出身・在学学部学科:
美術研究科建築設計専攻
在籍企業・組織:

最終更新日:2021年04月05日

都市や建築に対する意識変化

留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ウィーン美術アカデミー 
  • オーストリア
  • ウィーン
留学期間:
12カ月
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表プログラム」 1,920,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<TOEIC835点>

留学内容

世界で最も住みやすいとされるオーストリアの首都ウィーンで、現地の建築設計事務所での就業体験とウィーン美術アカデミーで建築を学ぶことで、ウィーンの都市空間や建築を多面的に把握しようとしました。また、長期休みにはほかのヨーロッパ諸国へ都市や建築の視察に行きました。現地での留学は1年を予定していましたが、世界的な感染症の流行により、2020年の3月に日本への帰国を余儀なくされ、その後はオンラインで活動を継続しました。
交換留学先は美術大学であったので、建築課題では建築のデザイン(意匠)に対する議論を期待していました。ところが、留学した年は初の試みで建築科全体に「HITZE(熱)」という議題が出され、学部生から院生まで一括されたスタジオに所属することになりました。当初は突然のカリキュラムの変更に困惑し、課題に強い興味を持てなかったことも相まって、留学した意味を見失いそうになりました。が、課題に取り組むにつれ、欧州出身の教員や学生は環境問題の関心が非常に高いことが分かりました。周囲の人々から影響を受け、今後は建築のデザインだけに留まらず、持続可能な社会を構築するための一助となるような建築を提案したいと意識が変わりました。

留学の動機

大学2年次のヨーロッパ旅行を皮切りに、海外の都市や建築への関心が高くなりました。大学3年次には語学留学と母校の建築ワークショップでロンドンに5週間滞在しました。その際に、語学学校でさまざまな地域からの留学生の友人と交流を深めたことで、視野が広がりました。そこで、大学院では海外でアカデミックな経験を積み、多角的に物事が捉えられるようになるために中期~長期での留学をすると決心しました。

成果

都市や建築のもつ快適性について以前よりも多面的に捉えられるようになりました。一方で、今まで、自分がいかに狭い範囲で建築空間の意匠設計をしていたかを痛感し、より広い視野を持たないといけないと自覚しました。

ついた力

柔軟に物事を捉える力・相談力

学ぶ環境を大きく変えたことで、環境に慣れるまでには時間がかかりましたが、周囲の人々との相違を自分なりに考えたことで、物事を柔軟に捉える力が養われたと思います。また、親しい友人に悩みを相談し、精神的に楽になりました。

今後の展望

建築空間の意匠だけにとどまらず、環境にも配慮した建築を提案したいです。日本で技術を学び体得した上で、世界中に活動拠点をもち、現地の方々と協同して人々に喜ばれる社会性のある建築を実現させるのが夢です。

留学スケジュール

2019年
9月~
2020年
8月

オーストリア(ウィーン)

ウィーン美術アカデミーでは、大学で建築の課題に取り組みながら、興味のあるドローイングの授業などを受けました。現地の建築設計事務所では敷地模型の制作や、プロジェクトの関連建築物の情報収集を行いました。長期休みにはヨーロッパ諸外国へ都市や建築を視察に行きました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

35,000 円

生活費:月額

- 円

ウィーン美術アカデミーの建築科
授業を受けた仮校舎(本校舎は工事中でした)
建築視察で一番感動したBMW Welt(ミュンヘン)
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

35,000 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

感謝してもしきれない、お世話になった・大好きな人

精神的に落ち込んでしまった時に、親友にはいつも相談に乗ってもらい、大いに励まされました。就労体験でお世話になった事務所の方々には、ウィーンのホイリゲやレストランなど一人では行きにくいところに案内していただきました。また、ドイツ語が全く読めない私のために、ビザを取得やSIMの手続きなどに手伝っていただいた友人には本当にお世話になりました。最後に、ルームメイトには急に帰国した私の荷物を片付けてくれ、色々と心配をかけました。たくさんの方々に支えられて留学をすることができました。ありがとうございました。

親友とおこなったスタジオ課題のエスキスの様子
事務所の方に連れて行っていただいたホイリゲ

留学中に手に入れた、今でも大事にしているもの

ウィーンのクリスマスマーケットで購入した高さ約5cmの雪だるまの置物は今でもウィーンのクリスマスを彷彿させてくれます。

雪だるまの置物
カールス協会のクリスマスマーケット

留学中に住んでいた場所

留学中はhome4studentsという学生寮でオーストリア人の女の子とルームシェアをしていました。居室にはバス・トイレが付いていて、ルームメイトと共用でした。キッチンは同じフロアに住む15人で共用でした。シェアキッチンでは、料理をしながら他のヨーロッパ諸国の出身の学生と話す機会があり、知り合いが増えました。
学校と設計事務所以外で友人ができ、家賃が安く、交通の便が良かったので最高でした。

ルームシェアをしていた居室

あらゆる人に助けてもらう

  • 生活 : 病院

親知らずがひどく痛んだので、急遽現地の大学病院の歯科で抜歯をしました。
歯が痛みだした初めは大したことはないだろうと思っていましたが、次第に痛みが激しくなり、友人に相談しました。ですが、友人は仕事で忙しく頼ることができなかったので、自分で手当たり次第に歯医者に問い合わせたり、極寒の雨の中を近くの薬局に行って相談したりしました。結局、翌日に救急で大学病院で受診することになり、問診は親友(ドイツ人)についてきてもらい、問診翌日に抜歯をして事なきを得ました。
留学でのアクシデントは自分でなんとかなることが多いですが、日本では当たり前のことが海外では違うこともあるので、相談できる人がいるととても心強いです。また、万が一の事態に備えて、日本でできることは予めやっておいた方が、無駄な心配がなくなります。

病院で処方された痛み止めの薬

留学前にやっておけばよかったこと

現地語の習得はしておいた方が、いざという時に役立つと思いました。

留学を勧める・勧めない理由

日本では決してできない経験ができるので、もし機会があれば留学したほうが良いと思います。

これから留学へ行く人へのメッセージ

失敗を恐れずに、なんでも挑戦してみてください。最初のうちは何となく始めたものが、やっていくうちに思いがけない発見があるかもしれません。当初は辛くて大変だと思うことでも振り返ってみると素晴らしい経験になることもあります。