留学大図鑑

おもち

出身・在学高校:
盛岡第一高等学校
出身・在学校:
岩手大学
出身・在学学部学科:
教育学部
在籍企業・組織:

インクルーシブ教育の充実に向けて

留学テーマ・分野:
海外インターンシップ
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • Cairns College of English &Business, 私立小中高一貫校
  • オーストラリア
  • ケアンズ
留学期間:
6か月
総費用:
1,140,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表プログラム」 1,190,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

インクルーシブ教育システムという全ての人が共に学ぶことを目指す教育システムの研究のためにオーストラリアへ半年間留学しました。
そのうち語学学校に2カ月通い、英語ネイティブの国で英語を学ぶ経験をしました。実践のための英語力を身に付ける目的でしたが、講師は皆、英語が母語の国で英語を学ぶということの意味を理解して教育に当たってくれていたため、私自身がインクルーシブされる経験となりました。
実践では4カ月間、私立の小中校一貫校で日本語教師アシスタントとして活動しました。その中で、学習支援部門や国際部門でも活動させてもらい、学習支援の経験と留学生の補助の経験をしました。先生方へ、どのような意図をもって教育に当たっているのかインタビューをさせてもらいました。幼いころから互いの姿を見ていること、必要な時には、個別の支援の必要性を本人や周囲に説明することで教育を進めていました。日本では教師が支援をしなくてはいけない部分がオーストラリアではICTの利用により子供自身が解決できている部分があったのが印象的でした。

留学の動機

日本のインクルーシブ教育システムでは個別の教育的ニーズに合わせて多様な学びの場を選択するとして、特別支援学級や特別支援学校で学びの場を分けて見えることに疑問を抱きました。そんな時オーストラリアでは、障害だけでなく、国籍、言語、宗教、貧困などを幅広く対象をしたインクルーシブ教育を行っていることを知りました。日本の障害者を分離して見える状況のよりよい理解や改善の参照にしたいと思い、留学を決意しました。

成果

地域版での採用だったため、事前インターンシップで県内の学校へ訪問し、先生方へのインタビューを行いました。私が分けて見えると思っていた場では、集団参加のレディネス形成を行っており、インクルーシブ教育と矛盾しないことが分かりました。オーストラリアでは、教室内での付加的支援や部分的な別室での指導がありました。日豪で共通しているのは、その子自身の自立や学習の充実でした。

ついた力

気長に待つ力

教育では、教師側が支援を頑張っているつもりでも、子供側の準備が整っていなかったり、信頼関係が築けていないうちは、支援の効果が見えづらいと分かりました。信頼関係の構築には時間がかかることを踏まえ、焦らずじっくり関わっていくことの大切さを学びました。

今後の展望

今後は中学校の教師になります。通常学校の中で、インクルーシブな態度をもって子供達に接し、子供達にインクルーシブな態度を養うことを目指します。また、特別な支援を必要とする子供と周囲の子供の架け橋となる対応をしていきます。同時に周囲の教員へのインクルーシブな態度の啓発を目指します。

留学スケジュール

2019年
9月?
2020年
3月

オーストラリア(ケアンズ)

語学学校では、クラスメイトとの議論が多く、英語を使って他国の状況を知ることができたり、その人の価値観に触れることができることの喜びを感じました。
実践では、私立の小中校一貫校で日本語教師アシスタント、学習支援部門や国際部門、小学部の学童での補助を行いました。英語がネイティブである子供や先生とのコミュニケーションと、学習支援をするための授業の予習が大変でした。生活言語は徐々に慣れましたが、学習言語の難易度の差は大きく、学習支援をする立場でありながら、私自身が学習言語としての英語に支援が必要な状態でした。そこから、日本にいる日本語を母語としない子供達への日本語の支援に対する意欲をもちました。
オーストラリアではあらゆる場面で、英語が不出来でも、仲間に入れてくれるおおらかさを感じました。子供達や先生方と徐々に信頼関係が築かれていることを感じ、頼られることが増え、嬉しかったです。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

学童の子供がくれたお手紙。子供は自分の鏡であると感じる。
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

ココでしか得られなかった、貴重な学び

「この先生、なんか子供に対して態度が強いな」と思っていた先生がいました。もやもやして、国際経験の豊富な先輩に相談したところ、「その先生の出身の国は、上下関係が厳しい国だから」と言われました。雷が落ちました。他国籍国家で働くということは、その国だけでなく、その国に来ている人たちの出身の国のことも知らなければいけないのだと分かりました。
私の認識が変わってから、その先生と接しやすくなりました。最終日にお礼に折り鶴を渡すと、「あなたがいつも笑顔だったから、子供達も笑顔で、みんなあなたのことが好きだよ。ありがとう」と言っていただきました。
相手をよく知ることで自分の態度が変わり、より良い関係に繋がると実感しました。

お世話になった人達に渡した折り鶴

現地の学校でのインターンシップの受け入れ

  • 留学先探し : インターンシップ

現地の学校の受け入れ先を見つけるのにとても時間がかかりました。国際交流に熱心な学校は受け入れをしてもらいやすいと思います。また、日本語の授業を開設しているところでは、日本語教師アシスタントとして受け入れてもらい、追加で様々な活動ができると思います。テーマによりますが、特別支援教育に関するテーマの場合は、国際交流担当の先生、日本語教育の先生、特別支援教育担当の先生を中心として連絡を取ると順調に進むかと思います。

これから留学へ行く人へのメッセージ

こんなに自由に留学できるのは大学生が最後かと思います。留学に興味があれば、勇気をもって一歩踏み出してほしいです。「自分のやりたいことを声に出していくと、周囲が助けてくれる」とある人が言っていました。自分が留学に何を期待するのか、何を学びたいのか、自分ととことん向き合ってから行くと、留学の価値を最大化できると思います。トビタテは申請時からの取組がすべて学びになります。ぜひ挑戦してください。