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馬場良美

出身・在学高校:
山口県立華陵高等学校
出身・在学校:
創価大学
出身・在学学部学科:
文学部人間学科
在籍企業・組織:

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最終更新日:2021年03月08日 初回執筆日:2021年03月08日

ハラル化粧品から見たエジプトの女性たち!

留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • カイロアメリカン大学
  • エジプト
  • カイロ
留学期間:
9ヶ月
総費用:
730,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 730,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル<TOEIC 760> 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル<TOEIC 955>

留学内容

ハラル化粧品の調査を通して、エジプトの女性の生き方を学ぶことを目的に留学をした。近年、ハラル認証の食べ物などが注目され、ハラルフードなどが世の中で多く見られるようになった。しかし、女性たちが日々使う化粧品にはまだまだハラール認証のものが少なく、また宗教上の理由から化粧をすることに抵抗をもつ人が多い。しかし、宗教関係なく、女性の一つの楽しみとして化粧をしてきれいにかわいくなることを望んでいる女性が多くいることも事実である。このように、イスラム圏の女性たちが女性らしくありたいと考える中での取れる一つの手段として、安心して日々化粧などを使うことができるようにハラール化粧品に対するプロジェクトを行った。
①交換留学先であるカイロアメリカン大学アラブのジェンダー概念を学んだ。現地の学生とディスカッションをしながら現地のリアルを学んだことは日本では学べない新たな気づきをたくさん得ることができた大変貴重な機会であった。
②アウトプットとして教育ボランティアに参加し、その中で出会った女性に化粧の概念についてインタビュー調査を行った。インタビューを行う中で、女性が綺麗になりたいという思いは万国共通であり、今後はより異性にもそのことが理解され、女性がより自由に自分を理解できる機会が必要だと考えた。このような経験から、より深く現地の女性の生き方を学ぶことができた。

留学の動機

留学を決意した経緯は、大学生活で自分の表現する「世界」を広げたいと思い、留学に挑戦することにした。また、エジプトに行った理由は、大学でジェンダー学を専攻しており、その中でもイスラム教の女性の生き方に興味を持ち、実際に現地で学びたいと考え、エジプトに留学をすることにした。

成果

アラブの女性が考える女性観を理解することができたことである。今までは書物でしかわからなかったグローバル化の狭間で生きる女性の価値観や、美しくなることを望む万国共通の女性の姿を学ぶことができた。また、アラビア語を学び、日常会話を理解できるまで上達することができた。

ついた力

違いを「面白い」と思う力

エジプトの留学では多くの異文化を経験し、当初はとても悩んだ。しかし、せっかくエジプトに来て違いを楽しまなきゃもったいない!と思い、全ての違いを面白いと考えることで、現地の考え方や習慣を受け入れることができ、留学を楽しむことができた。

今後の展望

将来は、中東の女性たちの人権向上に関わっていく活動をしていきたいと考えている。そのために、社会人経験をまず積み、多くのことを学んでいきたい。

留学スケジュール

2019年
8月~
2020年
5月

エジプト(カイロアメリカン大学)

大学の授業を履修し、エジプトの女性たちの生き方やジェンダーの概念を学んだ。また、現地の学生とのディスカッションを通して現地のリアルを学ぶことができた。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

大学の写真
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

1970年
1月~
1970年
1月

エジプト(グロー)

週末に行われた教育ボランティアで実際に女性たちにインタビューを行った。現地の女性たちの話を実際に聞けたことは、本では知ることができない現地の女性たちの本当の姿を知ることにとても有意義な経験であった。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

この国のことが、とても好きになった瞬間

カイロの街を観光していたときに迷子になってしまい困っていたら、突然おじさんが現れ、『僕が全部案内してあげるよ』と言い、街を隈なく案内してくれた。お金を取られるのではとびくびくしていたが、「僕は君たちにエジプトのことを好きになってもらいたいんだ」と言って案内をしてくれた。このように、現地の人たちの優しさにたくさん救われた留学だった。

案内してもらった街

笑いあり、涙あり!留学中にあった、すごいエピソード

留学中は、たくさんの陽気で人懐っこいエジプトの人たちに救われた。一番面白かったことは、タクシーに乗っていた時に突然「一緒に歌を歌おう」と言われて知らないエジプト歌手の歌を歌って仲良くなったことは良い思い出である。

アラビア語なまりの英語についていけない!

  • 語学力 : 英語

大学で英語で授業を受ける際、アラビア語訛りが強い英語がなかなか聞き取れなかった。また、現地の学生が時よりアラビア語と英語を混ぜて話すので内容が理解できずとても苦労をした。これを乗り越えるために、とにかく現地の人と会話をして会話に慣れることを心がけた。また、会話の中に出てくるアラビア語を理解できるように、友達にアラビア語の意味を聞き、理解できるようにした。そのおかげで、英語だけではなくアラビア語も上達して留学の終盤にはアラビア語も普通に理解できるようになった。

イスラム圏×女性は危ない、、、!?

  • 生活 : 治安・安全

エジプトに日本人女性として過ごした日々は危険なことと隣り合わせだったことが正直多かった。特に、外国人の女性だからといって騙されたり、過剰にお金を請求されることが多かった。最初のうちは、泣き寝入りすることが多かったが、慣れてきた頃からしっかり現地男性と戦うことを意識した。ピラミッドに行った際に騙されそうになった時に、エジプト人男性と口論をしたときは自分が強くなったことを感じた。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学はきっと多くの人にとって人生をかえる大きな経験になると思います。だからこそ、悔いのない留学選択をして、充実した留学生活を送って欲しいと思います。頑張ってください!