留学大図鑑

原田大暉

出身・在学高校:
私立桃山学院高校
出身・在学校:
九州大学
出身・在学学部学科:
農学部
在籍企業・組織:

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最終更新日:2021年02月08日

食について公私ともに研究する!

留学テーマ・分野:
食品衛生に関する海外インターンと腸細胞の研究留学
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • West Pomeranian University of Technology, University of Liverpool
  • イギリス・ポーランド
  • シュチェチン・リバプール
留学期間:
5か月
総費用:
1,150,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表プログラム」 1,050,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル<TOEIC825点> 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

私は栄養によって健康を獲得することに魅力を感じ、大学ではアミノ酸の機能について研究していました。学部生の時から、海外で研究をしてみたいという思いがあり、自分の実力がどの程度通用するのか、また全く異なる文化や社会で暮らす人々の考え方に興味がありました。そこで、食に関する研究を留学のテーマに設定しました。ポーランドには大学の研究室にインターン生として活動し、食品衛生に関する研究をしていました。具体的には市販の魚に含まれる残留農薬などの有害物質のリスク評価を行っていました。イギリスの留学先は大学の教授から紹介して頂き、現地では短期研究員として、腸細胞に関する最先端の技術を学び、腸細胞とアミノ酸の関連について研究をしていました。イギリスの方はパンデミックの影響で1か月しか滞在できませんでしたが、貴重な研究経験をさせて頂きました。

留学の動機

学部生のときに食の栄養機能の可能性の広さに魅力を感じ、栄養学について研究できる研究室に所属しました。そんな中このまま無難に修士課程を修了し、就職して生きていく人生に漠然と不安や疑問を抱いている自分に気づきました。学生のうちに学びたいことに本気で挑戦し、視野を広げたいという思いから1年間休学して留学することを決心しました。

成果

ポーランドでは環境毒物学という異なる専門分野を学び、産業と環境の両立を考える良い経験ができました。また投稿論文を作成し、現地の研究室に貢献することができました。イギリスでは生理学分野で最高評価を受けている研究室に所属させてもらい、最先端の研究環境で自分の専門分野を学ぶことができました。私生活でも、初めてのヨーロッパだったのでたくさん旅行を経験し、13カ国以上の人々と対話することができました。

ついた力

ポジティブ思考力

日本で生活するときと比べて自分の思い通りにならない場面が多く、最初は気分が沈み、当初の自信と意欲を失っていました。ホームシックになりながらも留学を決意した思いや熱意をもう一度思い出し、できないことではなく新たにできるようになったことを毎日意識しながら生活することで生活に馴染むことができ、自然に自信と意欲が湧いてきました。苦境においても良いところを発見することで気持ちが高まることを知りました。

今後の展望

栄養によるヘルスケアに貢献できるような職に就きたいです。また国内だけでなく、国境を取り払った働き方ができることが理想的です。留学を経験して、国や地域に根付いた食文化の尊さを学ぶことができ、そこに寄り添えるようなヘルスケア食品を開発したいという思いが強くなりました。今後は研究者として、そのような食品の開発のタネを発見し、育てていきたいです。そして研究成果を社会により広く還元していきたいです。

留学スケジュール

2019年
10月~
2020年
1月

ポーランド(シュチェチン)

大学にある環境動物学の研究室に所属し、市販の魚に含まれる残留農薬と工業廃棄物などの有害物質に関するリスク評価を行っていました。日々の研究活動では有害物質の抽出及び定量の実験を行うことや投稿用に論文を作成すること、講義で日本についてのプレゼンなどを行っていました。留学期間中は学生寮に滞在し、キッチン、バス・トイレは他の学生と共用で使っていました。週末は友人と市街地に出かけることやバスや飛行機で他の国に観光にも行きました。旅行先で他のトビタテ生や学校の友人と出会い、お互い思いを共有することでより実りのある留学にできたと感じています。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

10,000 円

生活費:月額

40,000 円

項目:交通費やVISA取得等にかかった費用

250,000 円

旅行で行ったチェコのプラハ
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

10,000 円

生活費:月額

40,000 円

項目:交通費やVISA取得等にかかった費用

250,000 円

2020年
2月~
2020年
3月

イギリス(リバプール)

大学にある生理学の研究室で短期研究員として留学をしていました。日本では生体を使った腸に関する研究を行っていたのですが、留学先では細胞レベルから腸を培養して実験に用いる、腸オルガノイドという技術を習い、世界トップクラスの環境で実験をさせてもらいました。毎日専門知識についていくのがやっとで、難しさを感じながらも充実した研究活動を行っていました。留学期間中は学生寮に滞在し、キッチンを共用で使用していました。シェアメイトはみんな優しく、休みの日には一緒にバーに行くなどしていました。街は大きすぎず、学校も近かったことからバスやタクシーを利用することなく生活が事足りていて、とても住みやすい街でした。

費用詳細

学費:納入総額

200,000 円

住居費:月額

100,000 円

生活費:月額

50,000 円

項目:交通費やVISA取得等にかかった費用

300,000 円

港町リバプールの風景
費用詳細

学費:納入総額

200,000 円

住居費:月額

100,000 円

生活費:月額

50,000 円

項目:交通費やVISA取得等にかかった費用

300,000 円

スペシャルエピソード

どうしても食べたくなったカレーライス

ポーランドに滞在して2カ月が経過したころ、私はどうしてもカレーライスが食べたくなってしまいました。しかし、滞在していた町はとても小さく、日本食が売っているスーパーがありませんでした。そこでドイツのベルリンまでバスで行き、アジアンマーケットでルーを購入し、念願のカレーライスを食べることができました。値段は日本の6倍ほどでしたが、感じた味はその値段に匹敵するほどおいしかったです。隣に住んでいたガーナ人の友達にもシェアをして、喜んでもらえたので、わざわざドイツまで行った甲斐がありました。

隣国ドイツまで買いに行った念願のカレーライス

恥をかくのは恥ずべきことではない

  • 語学力 : 英語

留学へ行く前の準備として、オンライン英会話や英会話サークルで練習を重ねていたにもかかわらず、いざ異国の地で生活し始めて、24時間日本語が全く使えない状況になると、英語でのコミュニケーションにとても苦労しました。あとになって、根本的な原因が失敗を恐れて積極性が欠けてしまっていたからだと気づきました。そこで、自分の英語が拙いことを受け入れて開き直り、自己表現することに全力を尽くしました。幸いなことに、その無様なコミュニケーションを笑う人は誰もおらず、逆に対等に私と話してくれました。大切なことは完璧な英語ではなく、どれだけ真摯にコミュニケーションを取れるかということを学びました。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学を決心したあなたは必ずその決意に見合った学びや経験を得ることができます。全く異なる環境で自分のやりたいことをするには様々な課題や困難があるかもしれませんが、ぜひそのような苦境も楽しんで下さい。逆に何も起こらず、ただ楽しいだけで帰ってくる方が恐ろしいことかもしれません。今抱いているイメージ通りの留学だとしても、イメージと違った留学になったとしても、大きな糧になることは間違いないです。