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野田 早紀子

出身・在学高校:
東洋英和女学院高等部
出身・在学校:
東京大学大学院
出身・在学学部学科:
工学系研究科建築学専攻
在籍企業・組織:

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最終更新日:2020年12月02日 初回執筆日:2020年12月02日

スイスで建築とテクノロジーの融合を学ぶ!

留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ETH Zürich
  • スイス
  • チューリッヒ
留学期間:
12か月
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 1,920,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル<TOEFL 111> 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル

留学内容

スイス連邦工科大学チューリッヒ校(以下ETH Zürich)にて、ロボットを活用した建築設計、建築施工、およびその維持活用について実践的に学んだ。具体的には、設計課題の敷地でフィールドワーク調査、実際にロボットを活用したプロトタイピングを通じて、それがどう持続可能なのかを思考し形作っていく手法を学び知ることができた。このような授業に加えて、ETH Zürichのデジタルファブリケーション関連の研究室(グラマチオ・コーラー・リサーチ)にて半年間学生アシスタントとしてプロジェクトに取り組むことで、今後研究として深掘りしていきたいテーマを発掘していった。

留学の動機

もともと、長く使われ続けられる建築の設計手法とはどんなものなのか?を学びたくてスイスへ留学した。ETH Zürichでの設計教育では、テクノロジーを使って持続可能な建築を設計していくという意識が置かれることが多く、ここを留学先に決定した。

成果

留学を通じて、人間的にも学問的にも成長できたと思う。人間的には、自分がマイノリティになることで感じる気持ちを身をもって経験し、先入観をもたずに人と接することの重要さを学んだ。また、インドア派だったが、スイスの自然によってアウトドアや冒険が大好きになった。アカデミックには、実践授業やフィールドワーク、学生アシスタントとして活動でき、自分の今後の研究および設計活動の指針を深く考えることができた。

ついた力

行動力

留学中、ありとあらゆる事務手続きが嘘みたいにスムーズに行かなかった。日本から服を郵便で送ったら2万円くらい徴収されたり、交換留学生ではなく正規留学生と勘違いされ間違った書類が来たり、銀行口座がいつまで経っても開かなかったり…枚挙に暇がないが、逐一不足を主張しないと、いつまで経っても自分が不利な状況にいるままなので、毎度電話して交渉したり説明するのがとても骨の折れる作業だった。

今後の展望

修士論文を提出し無事に卒業できれば、春からは建築設計の仕事に就く。留学で学んだドイツ語をもっと高めつつ、スイスでの経験を踏まえ、テクノロジーを用いた建築設計の可能性についてどんどん探っていきたい。

留学スケジュール

2019年
9月~
2020年
8月

スイス(チューリッヒ)

スイス連邦工科大学チューリッヒ校(以下ETH Zürich)に一年間所属し、ロボットを活用した建築設計、建築施工、およびその維持活用について実践的に学んだ。具体的には、設計課題の敷地でフィールドワーク調査、実際にロボットを活用したプロトタイピングを通じて、それがどう持続可能なのかを思考し形作っていく手法を学び知ることができた。このような授業に加えて、ETH Zürichのデジタルファブリケーション関連の研究室(グラマチオ・コーラー・リサーチ)にて半年間学生アシスタントとしてプロジェクトに取り組むことで、今後研究として深掘りしていきたいテーマを発掘していった。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

冬になり、スイスの乳牛が山を下る様子を運良く見ることができた
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

この国のことが、とても好きになった瞬間

なんといってもスイスの大自然。自然なんて興味なかったけれど、週末にハイキングやスキー、川下りなどアウトドアをものすごく楽しめるようになったくらい、スイスの自然はとても魅力的で、虜になった。コロナの情勢が落ち着いたら、是非またもどりたい。

スイスのFlumsterberg

他人と住みながら、共有部屋を清潔に保つコツ

  • 住まい探し : 学生寮

一緒に住む住人が揃ったらまずやるべきなのは、掃除当番決め。「ゴミ捨て係」「共有リビングの掃除機がけ係」「キッチン掃除係」「シャワーとトイレ周り掃除係」「お皿ふきの洗濯係」などのように仕事を決め、毎週担当する仕事をローテーションしていった。これはものすごく有効で、全員が毎週なにかしらの掃除をすることになるし、汚れにも気を配るようになる。経験上5人以上でシェアすると汚れがアノニマスになるので、こうした係決めはまず必須だと思う。私のフラットでは、この係の表を冷蔵庫に貼っておいていた。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学したことに対して、「留学しなければよかった」と後悔している人は見たことがありません。留学は常に楽しいわけではないし、むしろ悔しかったり辛いことの方が多いかもしれないけれど、それでもみんな何か気づきや発見を得て帰ってきているからだと思います。不安定な情勢の中、行けるときに早く行動して留学してはどうでしょうか?