留学大図鑑

あまね

出身・在学高校:
茨城県立水戸第二高等学校
出身・在学校:
常磐大学
出身・在学学部学科:
人間科学部 現代社会学科
在籍企業・組織:

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台湾の博物館から、生涯学習を学ぶ!

留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • 敏實科技大學
  • 台湾
  • 新竹・台北
留学期間:
7か月
総費用:
700,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表プログラム」 990,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
中国語 挨拶など基本的な会話ができるレベル 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル

留学内容

私の留学のテーマは、「台湾の博物館から、生涯学習を学ぶ!」です。私は博物館が大好きで、将来は日本の博物館を盛り上げる人材になりたいと思い、そのヒントを見つけるために台湾に留学しました。
現地では実際に博物館で運営する側としてかかわり、実践的な活動を行ってきました。
台湾に渡り、始めの4か月は、交換留学生として大華科技大学ビジネス・観光英語学科に所属し、台湾の
台湾原住民の歴史、観光について学びました。
そして春休みに入り、ついに台湾の二つの博物館でボランティア活動を開始しました。来館者に向けてのガイドのほかにも、イベント運営、台湾原住民の文化を深く知るためフィールドワークの参加など、様々な貴重な体験をすることができました。
台湾の博物館はイベントや企画に対してかなり積極的、挑戦的であり、それが台湾の生涯学習を支えている一つなのだろうと思いました。将来、日本の博物館にもこれらの要素を取り入れ、さらに日本の生涯学習を盛り上げていきたいと思います。

留学の動機

私は、幼いころから父の影響で様々な歴史博物館、遺跡などを訪れ、時代の人間ドラマを感じることが大好きになり、歴史博物館の学芸員を目指すようになりました。
学芸員になって、今後日本の博物館を盛り上げていくために今の私に何がでるのか、そう考えていくうちに、大学生の間に一度海外の博物館に触れてみたいと思うようになり、特に生涯学習が進んでいる台湾に留学することを決めました。

成果

この留学の成果として、日本では絶対に経験できない台湾の博物館での実践的な経験を得ることができました。特に台湾の博物館にある挑戦的、積極的な雰囲気は私の常識を壊し、新しい博物館像を考えさせてくれた大きなきっかけです。国立の博物館で行われたライブイベントのような野外立食パーティー、高校生も外国人も巻き込んだボランティア、すべての経験が刺激的で、私にとって大切な財産となりました。

ついた力

順応力

台湾での留学生活、ボランティア活動、日常生活、そのすべてで不可欠な力が、この「順応力」です。台湾では計画的に物事を行うことよりも、その場の臨機応変な対応が何よりも重要になってきます。私が博物館イベントの運営にボランティアとして参加した時も、事前の打ち合わせにない様々な物事にぶつかりました。そのような経験をしていくうちにどんな状況もすぐに受け入れ、その場で行動する「順応力」が見につきました。

今後の展望

今後は日本で博物館、あるいは生涯学習に関わる社会貢献をしてきたいと思います。
私は台湾の博物館で在住外国人や留学生のボランティアを受け入れ、多言語でガイドを実施するプログラムに参加しました。これは日本であまり見ない試みであり、多くの新しい可能性を含んでいると感じます。今後はこれを日本に会う形で新しく国内展開していくことができないか、その方法を模索していきたいと考えています。

留学スケジュール

2019年
9月?
2020年
1月

台湾(新竹)

私は交換留学生として台湾の敏實科技大學(改名前、留学当時は大華科技大学)ビジネス・観光英語学科に所属し、観光学系の授業に出席して単位を取得、さらに英語力・中国語力の向上に取り組みました。
私はこの交換留学後に現地の博物館でのボランティア活動を控えていましたが、そのためにはまず基礎的な知識を一からしっかりと学ぶ必要がありました。授業では、観光に関する知識、台湾の歴史や台湾原住民の持つ独特の文化、歴史を知ることができ、とても貴重な時間を過ごしました。私は留学前に台湾の歴史について専門的な授業を受けたことがなかったため、授業内容は新鮮なことばかりで日本にいるだけでは得られないような知識、経験を得ることができました。この時期に台湾についての知識をしっかりと身に着けたことはこの後の博物館でのボランティア活動の土台となって私を支えてくれました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

10,000 円

生活費:月額

- 円

修業証書を受け取り、多くの友達が送りだしてくれました!
授業で学んだ観光地、休日は自分の足で確かめに行きました!
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

10,000 円

生活費:月額

- 円

2020年
1月?
2020年
2月

台湾(台北)

年明けとともに、台北にある国立台湾博物館で実践的なボランティア活動を開始しました。具体的には「臺博館多言語導覽(Museum Multilingual Tour)」という、台湾に住んでいる多様な国籍の外国人を集め、様々な言語でのボランティアガイドを実現するプログラムに参加しました。実際に来館者に対して日々博物館ガイドを行い加えて当博物館で行われたTEDxin Taipei というプレゼンテーションイベントで日本語担当のガイドを行うなどという貴重な経験をすることもできました。
はじめは経験不足と文化の違いのため満足な働きをすることができなかったのですが、様々な国籍の仲間たちとともにイベント運営側としての経験を積み、自分でも学習と実践を重ねていくうちに来館者の前でも物おじせずガイドをすることができるようになりました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

35,000 円

生活費:月額

- 円

TEDxでのガイドの様子、緊張MAXでした
帰国前に送り出してくれた、大好きな仲間たち
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

35,000 円

生活費:月額

- 円

2020年
3月?
2020年
3月

台湾(台北)

3月には、台湾の原住民の歴史と文化を伝承する順益台湾原住民博物館でボランティア活動を開始しました。具体的にはガイドテストの受験とワークショップの準備を行いましたが、どちらも年明けごろから流行した新型コロナウイルスの影響により実際に来館者を迎えて実施することはできませんでした。とても残念なことではあったのですが、準備を行う中でも自分の中での学びを多く見つけることができました。
また、台湾原住民の歴史、文化を学ぶためのフィールドワークへ参加をすることもできました。
伝統的な台湾原住民の料理を食べ、衣装を身に付け、弓矢や機織り体験をするなど、彼らの文化にどっぷり浸かったこの三日間を経て、知識も以前とは比べ物にならないくらい幅広いものになりました。書籍で目にし、あるいは、話に出て来ていたことも、実物を目の当たりにすることでさらに理解が深まるものだと改めて実感しました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

35,000 円

生活費:月額

- 円

ガイドテストの様子
フィールドワークで台湾原住民の文化に触れました!
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

35,000 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

留学中に、自分を勇気づけてくれたモノ・コト

台湾での留学生活は基本的に楽しいことが多かったのですが、唯一耐えられなかったこととして、「お風呂に入れない」ということがありました。一日の終わりに湯に浸かって疲れを取る、という文化は台湾に浸透しておらず、学生寮にも、休暇中に借りていたアパートにもバスタブなかったのです。ついに耐え切れなくなった私が安価な銭湯をインターネットで探したどり着いたのが北投にある「瀧乃湯温泉」でした。
のちに調べたところ、実はこの「瀧乃湯温泉」は戦前から存在した唯一の銭湯で、日本統治時代に台湾で生活していた日本人の憩いの場所でもあったことが分かりました。近年一度改装が行われたようですが、私が目にした「瀧乃湯温泉」はその趣をしっかりと残しており、まるで台湾にいながら日本に帰ってきたかと思うほど懐かしく安心した気持ちになったことは今でも忘れられません。
「一日の終わりには湯船の中で身も心も癒されたい!」という気持ちは、時代は違えど多くの日本人の共通意識なのかもしれないと私は感じました。
日本統治時代、台湾のために強い信念を持って力を尽くした日本人たちの面影を感じ、留学中の私を癒し勇気つけてくれたこの場所は、いつまでも私の心に残り続けると思います。

日本式の平屋造り、まるで日本に帰ってきたような感覚に

選択して下さい

自分の力を信じて、孤独にも劣等感にも打ち勝て!

  • 留学先探し : ボランティア

私がこの留学生活の中でぶつかった一番大きな壁は、博物館でボランティア活動を行う上での孤独と劣等感でした。
留学前に二つの博物館でボランティア受け入れの許可が下り、私はとても誇らしく楽しみな気持ちになっていました。短期間ではあるけれど、あこがれの場所で活動ができる!と心躍らせていた日々は、いざボランティアガイドの研修が始まるとともに一変しました。難しい外国語での講義や周りの受講生のレベルの高さを目の当たりにして、初めて「自分には無理かもしれない。」と絶望的な気持ちになりました。案の定、一度目のガイドテストでは、二つの博物館両方とも不合格になり、ここまできて何もできないまま終わるのだろうかと孤独と劣等感に押しつぶされそうになりました。
そんな時、私を支えてくれたのは母からの一本の電話でした。「二十歳そこらのあなたが何もできないのなんて当たり前。でも、そんな中でがむしゃらに努力することが、未来の自分への贈り物だよ。」母のこの言葉で、私は自分の中の暗い気持ちにけりをつけることができました。孤独と劣等感に飲み込まれ、落ちるところまで落ちきったらあとは上るだけ!自分はできる!そのためにここまで来たのだと気持ちを奮い立たせ、時間の許す限り努力を続けました。
結果、二度目のガイドテストではどちらも合格をいただくことができ、晴れてボランティア活動を開始することができました。
留学先は未知の場所、分からないことにもできないことにもたくさんぶつかります。時には孤独と劣等感に飲み込まれてしまうこともあるかもしれません。ですが、そんな時こそ自分でも気づいていない自身の力を信じて、暗い気持ちに打ち勝ってください。何かに挑戦をして、ときに私たちを襲う孤独と劣等感は、実は人が成長するための土壌となるものです。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学先では、今まで経験したことがないような楽しいこと、つらいこと、他にも未知のイベントがたくさんあります。それが結果として形にのこるときもあるし、すぐには形にならないものもありますが、そのすべてが学びで、すべてが自分のかけがえのない財産になると思います。「やらなかった後悔よりもやった後悔!」の精神で何にでも納得いくまで取り組んでみてください!