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はるか

出身・在学高校:
香川県立高松商業高等学校
出身・在学校:
高松大学
出身・在学学部学科:
発達科学部 子ども発達学科
在籍企業・組織:
金融業

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最終更新日:2023年04月10日 初回執筆日:2023年04月10日

ハワイ州マウイ島の小学校でボランティア!

留学テーマ・分野:
海外ボランティア
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • Kamali'i elementary school,Roots school
  • アメリカ合衆国
  • ハワイ州マウイ島
留学期間:
11か月
総費用:
230円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 230円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 挨拶など基本的な会話ができるレベル 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル

留学内容

ハワイ州マウイ島で、子ども達の学習意欲を向上させる指導方法を学ぶために、Project Baced Learninig(課題解決型学習=以下略:PBL)を積極的に取り入れている公立小学校と、異学年で学級を編成している私立小学校で長期ボランティアを行いました。また、自分自身の語学力向上のために、大学付属の語学学校にも通いました。

留学の動機

全国学力学習状況調査での香川県の小学生は学習意欲の数値が全国平均よりも低く、近年、教育課題になっています。児童が自分から知りたい、自分の意見を伝えたいと思うこと=知的好奇心を伸ばすことが学習意欲の向上につながります。留学のボランティア先の小学校では、PBLを取り入れています。PBLを通して児童の知的好奇心を伸ばし、児童の学習意欲を向上するための方法を学んでいきます。

成果

小学校の先生方が行っているPBLの授業での、具体的な指導目標や指導計画、授業内容の記録を行いました。PBLのテーマ例として、「お金の流れを理解し架空の会社運営(社会・経済)」「凧を空に飛ばすにはどのように作成したらいいか(算数・図工)」等で、教科横断型授業を取り入れていました。私は、「もし日本に旅行をするならどのくらいの期間で何をしたいか(日本文化・地理)」をテーマに設定し、PBLを実践しました。

ついた力

自発力

「何事も自分から行動する。」
このことは、留学で常に意識して行動していたことです。誰かと話す時、どこかに行く時、何かを体験する時など、自分から行動することを大切にしていました。自分から動くことで、今まで出会ってなかった人との出会いや、経験、価値観を広げられることを学びました。

今後の展望

PBLの授業で、子どもたちや先生方と一緒に、多業界の方々にインタビューや企業訪問をする機会が多かったです。そのことから、今後は子どもから大人まで年齢や国籍を問わずに多くの方と関わり、その方々同士が交流しやすい環境を創りたいと強く思います。全ての方にとって、関わりを通して、新たな価値観や経験を得るきっかけ創りしていきたいです。

留学スケジュール

2019年
4月~
2020年
2月

アメリカ合衆国(ハワイ州マウイ島)

目的 : 学習意欲を向上させる指導方法を学ぶ

①場所 : Kamaili’i elementary school
- Project Baced Learninig(課題解決型学習=以下略:PBL)を取り扱う公立小学校
- 取り組み
• 先生アシスタント
• 授業補助
• PBLの授業研究と授業実践
• 日本文化教室の開催

②場所 : Roots school
- 異学年の学級編成(1〜3年生で1クラス、4〜6年生で1クラス)をしている私立小学校
- 取り組み
• 授業補助
• 机間指導

③場所 : Maui language Institute
- マウイ大学附属の語学学校
- 取り組み
• レベル別クラスでの進級
• 日本語と日本文化教室の開催

費用詳細

学費:納入総額

1,100,000 円

住居費:月額

100,000 円

生活費:月額

50,000 円

Kamali’i での授業風景
日本に帰る時
海からみるサンセット
費用詳細

学費:納入総額

1,100,000 円

住居費:月額

100,000 円

生活費:月額

50,000 円

スペシャルエピソード

留学前後での、自分の変化

留学前は、将来は小学校教員になりたいと思っていたため、留学では小学校ボランティアを通してPBLを学びました。
PBLでは、子ども達と企業が関わる機会が多かったです。子ども達は企業理解を深めると、さらに色んなことを学びたいとなること、企業は自社の魅力をさらに伸ばしたいという相乗効果がありました。そこから、様々な出会いや経験を重ねることで、その人の価値観が広がるという面白さを知りました。そのため、現在は、幅広い年代の人と関わる仕事につき、「出会う全ての人の価値観や可能性を広げる」ことを叶えられるように日々奮闘しています。

学校での子どもと企業や地域の人との交流会
子ども達が抱く日本のイメージ
子ども達とマリンスポーツクラブとの交流会

留学中に、自分を勇気づけてくれたモノ・コト

私はこの留学で、沢山の大切な存在ができました。ルームレントのオーナー、友達、学校の先生、子ども達。
自分からしたいと決めて実現できた留学でしたが、最初は何もかもがはじめての場所で、知り合いもおらずとても不安でした。しかし、1年を終えた時、本当に出会えてよかったと思う、かけがえのない人たちに囲まれていました。
留学先で出会った人達や、体験したことは、私の大きな財産です。

友達が、私のお別れ会を開催してくれた時
マウイ島に来てはじめて友達になった、同じ語学学校クラスの人達
誕生日をお祝いしてくれた時

この国のことが、とても好きになった瞬間

マウイ島の自然は、本当にこれまでに見たもの景色よりも美しいと思いました。

マウイ島のKaanapali beach からみた夕焼け
マウイ島のkamaole beach からみた景色
マウイ島で間近で見たくじら。

また別の角度からやってみる

  • 住まい探し : シェアハウス

約1年間のマウイ滞在の間に、1度住む場所を変えました。
ハワイ州は物価が高く、基本的にホームステイやルームレントをする学生が多いです。私はルームレントを選択しました。ルームレントとは、一軒家の一部屋を借りて、キッチンやお風呂場などは他の居住者と共有する生活スタイルのことです。
1つ目のルームレント先で長期間生活する予定でしたが、オーナーと生活スタイルがあまり合わなかったことや交通の不便さから、ストレスを感じる機会がありました。住む場所に対して(衣食住の中でどれか一つでも)マイナスな感情を持ってしまうと、日常生活にも影響が出てしまうと思い、思い切って新しいルームレント先を探しました。
偶然にもマウイ島にきてから出来た友達の繋がりで、新しいルームレント先を見つけることができました。2つ目のルームレント先では、オーナーとの生活スタイルの一致や、交通の利便性が良くとても生活しやすかったです。また、オーナーと一緒に過ごす時間を大切にし、仲を深めることができました。私にとって、そのオーナーは家族と同じくらいの存在となりました。
このことから、「自分の力で、もうどうにもならない事もある。そんなときは、また別の角度からやってみること。」を学びました。

2つ目のルームレント先のオーナーと、オーナーの家族
2つ目のルームレント先でのホームパーティ時
オーナーや友達とよく来ていた海

留学前にやっておけばよかったこと

1つ目は、英語の勉強をすることです。
単語量を増やしたり、語句の言い回しを事前に知っておくことで、渡航後の英語の伸びが早いと思います。
2つ目は、留学先の地理をもっと調べることです。
その地域でしかできない魅力的なことを事前に調べて、留学中に是非それを実行して楽しんでください。

留学を勧める・勧めない理由

留学を勧めます。
留学を通して、その人の新しい出会いや経験が増えます。そして価値観が広がり、その人の今後の様々な可能性が増えていきます。

これから留学へ行く人へのメッセージ

不安なこともあると思いますが、これからの留学先で起こる嬉しい事や悲しい事の全部を、楽しんでください。もし失敗したとしても、「そんなときもある、別の角度からやってみよう」と思ってください。
また、自分から行動してみることを大切にしてください。自分から動くと、色んな人と出会うことができ、新しい価値観が広がっていきます。
応援しています!頑張ってください☺️