留学大図鑑

ユキ

出身・在学高校:
島根県立大社高等学校
出身・在学校:
島根大学
出身・在学学部学科:
法文学部言語文化学科
在籍企業・組織:

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西アフリカ・二拠点で食のインターンシップ

留学テーマ・分野:
海外インターンシップ
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • 和心、Agronomic Solution
  • セネガル・ベナン共和国
  • ダカール・パラクー
留学期間:
セネガル4か月・ベナン7か月(計11カ月)
総費用:
1,500,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表プログラム」 1,570,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
フランス語 挨拶など基本的な会話ができるレベル<仏検二級> 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<DELF B2 64点>

留学内容

西アフリカと日本が食の点でどのように関わることができるのかを、食の生産・流通・消費の観点から探る留学。このため、セネガルでは日本食レストランでインターンしながら(流通・消費)日本の食文化の進出について考えた。そしてその後、ベナンの現地農業系企業でインターンし(生産・流通)、日本とアフリカの関わりの可能性について見た。活動を通して、現地に入らなければ決してわからない現場の空気感や人々の温かさ、ビジネスの難しさなどを身に染みて感じた。活動地はどちらもイスラム圏だったので、現地の人との働き方や考え方の違いなどに驚き、葛藤したこともあった。このような時も、これまでの常識を捨てること、現地の人と腹を割って話すことを心掛けて活動し、結果的に多くの学びを得ることができた。

留学の動機

小学生の頃からアフリカに興味を抱いており、大学に入ってから数回短期渡航をした。その経験から、もっと長期的に現地と関わりたい、長期経験で見えてくるものがあると考え今回の留学につながった。将来アフリカに行くために、大学ではフランス語を専攻していたということ、また西アフリカは日本の進出が比較的少ないということもあり、フランス語圏西アフリカへの留学を決めた。

成果

食という分野において、今後日本の文化や技術が西アフリカで広がることのできる可能性を目の当たりにし、様々なアプローチができるということがわかった。また、西アフリカ二か国での滞在を通して、現地独特の習慣に対する理解を深め、それらへの対応の仕方を学んだ。語学の面では、11カ月間現地の人々と密に生活したことから、留学先の主な言語であり西アフリカで広く話されるフランス語のレベルを上げることができた。

ついた力

異文化適応力

アフリカ二か国での生活は、日本人の感覚では不自由なことが多く、初めは戸惑うことが多かった。停電や断水は日常茶飯事、ベナンではトイレのない森の中で生活した。しかし、無いものは無いということをすぐに受け止め、今ある環境で快適に過ごす工夫をするよう心がけるようにした。考え方を変えると、案外全く困らず生活できた。11カ月を通し、慣れない現地で文句を言うのではなく、自ら進んで文化に適応する力が付いたと思う。

今後の展望

長期滞在を終えてどういう考えになるかと思っていたが、やはり今後もアフリカと関わり続けたい。食の分野を視野に入れて、自分の関わり方を考えていこうと思う。

留学スケジュール

2019年
4月?
2019年
7月

セネガル(ダカール)

首都ダカールにある日本食レストラン「和心」の二店舗目運営インターン。イベントの企画やメニュー開発、店内オペレーションの見直しなどを、レストランで働く現地人スタッフや日本人インターン生と共に取り組んだ。テーマが食の留学であるので、日本食がどのようなアプローチの仕方でセネガル人に受け入れられるのかも同時に探った。
セネガル人スタッフとは、現地の習慣や宗教が絡む考え方の違いから、日本人の私たちとしばしばぶつかることがあった。相手の文化を尊重しつつ、自分たちの活動をしていく難しさ身を持って体験し、現地で活動することでしかわからない学びができたと思う。また、フランス語もセネガルで基礎を作った。昼間は座学ゼロでセネガル人と話すことを心掛け、その至らなかったところを夜と朝の人に合わない時間に復習していた。そのおかげもあってか、基本的な会話や必要なやり取りは四カ月で習得した。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

120,000 円

生活費:月額

- 円

項目:渡航費、保険、お土産等

700,000 円

レストランとコラボでイベントを行おうと、農家に下見に訪れた時
アフリカ布のワンピースを着た日
友人のセネガル人に誘われた小旅行で、バオバブの幹を潜り抜ける
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

120,000 円

生活費:月額

- 円

項目:渡航費、保険、お土産等

700,000 円

2019年
8月?
2020年
2月

ベナン共和国(パラクー)

ベナンの地方都市で現地の農業系企業でのインターン。農作業はもちろん、作物のデータ管理や取引先の開拓などを行った。活動を通し、ベナンの農業の現状を把握するとともに、日本の技術が進出する可能性を確認した。
活動の途中から農場脇の小屋で現地人家族と住み始め、トイレもないような田舎生活を送っていた。一日100円以下で生活する彼らとの日々は、これまで抱いてきた価値観や常識をひっくり返すような出来事が毎日起きた。ベナン人が持つシェアの精神や食べ物に関する常識、子供への体罰、ごみを捨てる感覚など、自己と他人や善と悪の区別とは何かということを毎日考えさせられ、視野が広がったように思う。これは日本人一人の環境に身を置いたからこそ、見えてきたことであった。また、マラリアに罹ったことも、今となってはいい経験である。民間療法も駆使して看病してくれたベナン人の優しさは、今後忘れることはないと思う。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

20,000 円

生活費:月額

50,000 円

項目:渡航費、インターン費、旅行、保険

800,000 円

農場の脇にある家。私の部屋は一番左。
農場での一枚。乾季なので木も土もカラカラ
農場で料理お手伝い。トマトと唐辛子をすりおろす
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

20,000 円

生活費:月額

50,000 円

項目:渡航費、インターン費、旅行、保険

800,000 円

スペシャルエピソード

ココでしか得られなかった、貴重な学び

留学中最も印象に残っていることは、ベナンに滞在中マラリアに罹ってしまったこと。いつものように農場での仕事が終わるころ、寒気とだるさを感じたのでボスに話したところ、次の日病院に行くことに。病院でマラリアの血液検査をしたあと、医者から軽い一言「あ、陽性だよ~」。あまりにもあっけなく、私が聞き間違えているかと思ったほど。ベナンではマラリア患者が多いため特に珍しくもないようだった(日本で言うインフルエンザ?)。早い段階で薬を飲めば死にはしないとのことだったので、病院に連れていく判断をしたベナン人のボスには、頭が上がらない。
闘病中は40度の熱が上がったり下がったりして、それなりにしんどかった。でも、それよりも大変だったのは病院の薬の副作用。うつ気味になって、幻覚も見えた。抑うつから周りの人にきつく当たってしまったこともあり、申し訳ない気持ちと同時に薬の怖さを思い知った。農場の家族はいろいろな民間療法を行い食べ物もわけてくれ感謝しかないのだが、ここでも文化の違いや価値観の違いに苦しんだ。分けてくれる食べ物がすべて脂っこく、病気の身体が受け付けなかったのだ。でも何を言っても「このやり方だから。いやなら出て行って」とまで言われ、少し心が折れそうになった。お互いの文化や考え方で初めてぶつかり言い合った経験だった。今思えば、この異文化体験こそが私の留学一番の山場であり、一番の学びであったと思う。

農場周辺
ある日来たペットのサル「チュピ」
私の大好物ベナンの国民ドーナツ

常に気をはって自分の身は自分でを守る

  • 生活 : 治安・安全

治安と安全は家族からも一番に心配されていた。
インターンは一人で活動することも多いため、現地にいる間は常に気をはり、「何が起きても自己責任」という意識を持ち動いていた。夜間の行動を避ける、毎日同じ経路は通らないなど、基本的なことは徹底して行ったこともあり、運よく無事に留学を終えることができた。
健康に関してもかなり気を配っていたと思う。予防接種は留学以前からの数回のアフリカ渡航の際にすべて終わっていたので安心であったが、ベナンの農場では特にいろいろな病気を警戒していた。例えば小さな傷口でもすぐに洗い消毒をしてケアした。毎日の農作業でどんなばい菌が入るかわからないし、大きな病院は首都にしかなかったためである(首都までバスで九時間)。こう思えるようになったのは、ベナンでマラリアに罹ってしまい、対策への気が緩んでいたと反省したからである。加えて、一度狂犬病の疑いも持ったこともあったからでもある。小動物に噛まれてしまい、狂犬病の予防接種は打っていたが念のため追加で打つことにした。苦労して現地で接種ができる病院を探したが、その時は周りの人に本当にお世話になった。狂犬病は予防接種済みでも、噛まれて発症すれば致死率が100%なので、みなさんも気を付けてほしい。かわいくても小動物には触らない方がよい。あの時一人で味わった孤独感は何とも言い難い、辛いものがあった。
自分の身は自分で守るというのは、マラリアや狂犬病疑惑の経験も踏まえ、自分で気を付けていたことである。参考になれば嬉しい。

自宅周辺(乾季の時)
農場で飼っていた鶏
これは噛みません

常に気をはって自分の身は自分でを守る

  • 生活 : 治安・安全

治安と安全は家族からも一番に心配されていた。
インターンは一人で活動することも多いため、現地にいる間は常に気をはり、「何が起きても自己責任」という意識を持ち動いていた。夜間の行動を避ける、毎日同じ経路は通らないなど、基本的なことは徹底して行ったこともあり、運よく無事に留学を終えることができた。
健康に関してもかなり気を配っていたと思う。予防接種は留学以前からの数回のアフリカ渡航の際にすべて終わっていたので安心であったが、ベナンの農場では特にいろいろな病気を警戒していた。例えば小さな傷口でもすぐに洗い消毒をしてケアした。毎日の農作業でどんなばい菌が入るかわからないし、大きな病院は首都にしかなかったためである(首都までバスで九時間)。こう思えるようになったのは、ベナンでマラリアに罹ってしまい、対策への気が緩んでいたと反省したからである。加えて、一度狂犬病の疑いも持ったこともあったからでもある。小動物に噛まれてしまい、狂犬病の予防接種は打っていたが念のため追加で打つことにした。苦労して現地で接種ができる病院を探したが、その時は周りの人に本当にお世話になった。狂犬病は予防接種済みでも、噛まれて発症すれば致死率が100%なので、みなさんも気を付けてほしい。かわいくても小動物には触らない方がよい。あの時一人で味わった孤独感は何とも言い難い、辛いものがあった。
自分の身は自分で守るというのは、マラリアや狂犬病疑惑の経験も踏まえ、自分で気を付けていたことである。参考になれば嬉しい。

自宅周辺(乾季の時)
農場で飼っていた鶏
これは噛みません

留学を勧める・勧めない理由

学ぶ気持ちがある人は行けばその分成長できます!

これから留学へ行く人へのメッセージ

私は留学中のどんな出来事も価値ある学びだと思うことが大切だと思います。辛いこともたくさんありますが、後になってみれば全部いい思い出です。命だけは大切に、あとは楽しんでください。
最後に、とにかく現地の人と話して関わってください!そこから見える新たな気付きは、現地でしか得られないことだと思います。