留学大図鑑

Hiro

出身・在学高校:
私立西南学院高等学校
出身・在学校:
香川大学大学院
出身・在学学部学科:
農学研究科
在籍企業・組織:

メダカ遺伝子に関する研究

留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • カリフォルニア大学デービス校 Center for health and the Environment
  • アメリカ合衆国
  • デービス
留学期間:
7ヶ月
総費用:
1,200,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表プログラム」 960,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル<TOEIC700点> 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<TOEIC790点>

留学内容

 留学先では、メダカのタンパク質の遺伝子の同定とその遺伝子産物の同定を行いました。当初の目標として、メダカタンパク質の機能解明でした。分子生物学の実験手技を学び、日本ではメダカではなく鶏の胚の研究をしているため、その解析技術を日本の研究に活かせることができればと思っていました。
 結果として、うまくは行きませんでしたが、魚類に関するタンパク質の知識であったり、分子生物学の難しさ、繊細さを日本語だけでなく、英語で学び、実践できました。

留学の動機

留学の動機は、地方のために何かしたいという思いがあったことです。私は大学から香川県に住み始めました。大学生活ではフィールドワークに参加し、地方を知る機会を多くいただきました。その学習の中で、香川県の食品に注目することがあり、初めて「オリーブハマチ」を知りました。このオリーブハマチをもっと知っていただきたいという思いがあり、留学を志望しました。

成果

論文を提出するという目標を持って実験に励んでいましたが、その全てのデータを集めることはできませんでした。しかし、研究を進めていく上で、論理的思考力、計画力、先を見通す力、柔軟に対応する力の重要性に気づくことができました。現在も改善中ではありますが、この留学で大きく成長できた一つのメリットだと感じています。

ついた力

タフネス力

実験動物として用いられているメダカを用いて、メダカの未知遺伝子、タンパク質の同定に関する実験手技を学んだ。また、外国で住むことの大変さを痛感し、困難をどう解消するかについて自分なりの答えを見つけることができました。
 実験を進めていく上で、研究者としてのキャリアを歩むことができるのか、研究と生活の両立ワークライフを考える余裕が出てきました。考え抜く力、将来を展望して見据える力がついたと思います。

今後の展望

食品、経済を通して、日本の良さを世界に発信していきたいと思っており、地方の持つ繊細な技術を適材適所で普及していきたい。海外に「日本の良さ」を押し付けるのではなく、和洋折衷のように異文化間で感動を共有できるような食品の普及に尽力したい。また、現地、現場のことを考えた行動をしていきたい。

留学スケジュール

2019年
8月?
2020年
3月

アメリカ合衆国(デービス)

成果として国際的な視野を広げ、国際化、経済の動きに対する視座を高めることができたと考えている。就職活動を目前にコロナウイルスの影響で帰国を余儀なくされたが、その前に、トビタテの学生たちと知り合うことができた。私は留学を外国の方とだけ話し、友人関係を深めることが目的だと思っていたが、そうではなかった。コロナウイルスによって、マスク、紙製品の品薄がアメリカで起こり、今何が必要であるか、これから何の産業が伸びていくかといった経済の動きに興味を持つことができたと思う。
自分自身の再発見ができたと思う。自分は本当は何がしたいのか、何をすれば他の人のために働くことができるのかという問いを投げかけることができた。その答えは、研究ではなく、世界と地域を繋ぐ存在としてこれから動いていきたいと思ったことである。"

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

700,000 円

生活費:月額

500,000 円

研究室での様子
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

700,000 円

生活費:月額

500,000 円

スペシャルエピソード

あなたにとって留学とは?

私が留学に臨む前、留学に対するイメージは「楽しく、日本ではできないことを経験する」というぼんやりとしたものでした。トビタテの全国コースの事前研修、地域の事前研修でそのイメージでは成功することはできないという自覚を持つことができました。
 しかし、いざ実際に留学を経験してみて、うまくいかないことの方が多かったと反省しています。私の留学は研究留学でした。研究留学と言っても、パソコンを使ったドライな研究ではなく、実際に自分で手を動かして、研究の進捗を教授と相談することがあるウェットな実験でした。事前の準備が必要とは思っていましたが、やはり実験手技の獲得という点では非常に苦労をしました。分子生物学に関する実験は初めてでしたので、多くの失敗を重ねて自分が何故こんなにも出来ない人間なんだろうと落ち込む時もありました。そんな時に、熟練者に相談をすることの重要性を学ぶことができました。その方には「最初はできなくて当たり前だが、相談をせずに1人で悩むことは、それ以上の罪だ」と言われました。そこからは、自分で考えたなりに、意見を持って相談をしにいき、実験の途中ではありましたが、なんとかデータを出すことができました。コロナウイルスで少し早めの帰国となりましたが、現在も研究を進められる喜び、将来の社会人としての気概を学ぶことができた良い経験だと思っています。

ラボメイトに誕生日をお祝いしてもらった思い出の写真

緊急時の渡航費用、生活費に関して

  • 費用 : 奨学金

コロナウイルスの感染拡大の影響でアメリカから日本への緊急帰国を要請された時点で、私が持っていたクレジットカードの残高では帰国便の航空券を買うことができませんでした。その際、両親に相談をしてなんとかお金を捻出してもらい、帰国することができました。緊急時でかつ、留学で1人の時は何をどうすれば良いのか分からず、パニックになる人も多いと思います。その時は、自分1人で考えず、周りの留学の友達、大学のサポートセンター、両親等の身内を頼って最善策を見つけるべきだと思いました。無事に安全に帰ってくることが一番大事だと身に染みました。

これから留学へ行く人へのメッセージ

必ず事前の準備だけは怠らないようにしてください。持ち物等のチェックは当たり前ですが、研究留学や実地でのインターンシップであれば、事前に知っておくこと、勉強しておくことでスムーズに物事が進む場合があります。私の留学は7ヶ月で研究をするというかなりタイトなスケジュールでした。事前にもっと知識を蓄えておけば、ディスカッションも早く進んだと後悔しています。これでもかと思うほどの準備が大事です。