留学大図鑑

SBB

出身・在学高校:
聖光学院
出身・在学校:
東京大学
出身・在学学部学科:
工学系研究科
在籍企業・組織:

最終更新日:2020年10月21日

スイスで気候モデルを学ぶ

留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • Department of Environmental Systems Science, ETH Zurich
  • スイス
  • チューリッヒ
留学期間:
6か月
総費用:
1,000,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表プログラム」 1,000,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル

留学内容

研究活動と講義の履修を10単位ずつ行いました。
研究は気候学の世界的第一人者であるSeneviratne教授の研究室で行いました。土壌の特性やパラメータがもつ、複数の気候モデル間のばらつきへの影響について研究していました。
講義は気候モデルや気候変動に関するものを4つ履修していました。European Climate Changeでは、観測データ、数理モデル、統計的手法を用いながら、ヨーロッパの気候変動の物理過程について学びました。筆記試験だけでなく、レポートにおいて関連論文の要約及び分析も行いました。Economics of Climate Changeでは、mitigationという観点に注目して、経済学がどのように気候変動に対処できるかについて学びました。Land Climate Dynamicsでは陸面と大気の相互関係について学びました。講義だけでなく、シンプルなシミュレーションを用いた実習や、プレゼンテーションもあり、能動的に学ぶことができました。Colloquium Atmosphere and Climateでは、大気や気候分野における世界的に著名な科学者の最先端の話を聞くことができました。

留学の動機

当初は「気候変動による水害の深刻化」に興味があり、留学先で気候変動や気候モデルについてより理解を深めたいと思ったことがきっかけでした。また、学部4年生から在籍していた日本の研究室がとても楽しかったので、海外の一流の研究室でぜひ研究したいと思うようになりました。このような理由で、世界有数の大学であるETH Zurichで気候に関する交換留学を決意しました。

成果

F検定などを用いた解析により地域ごとの影響を解明することができ、6段階中5.5という高評価をいただきました。そのほか4つの講義も無事単位を取得しました。
留学を通じて、国籍・年齢を問わずさまざまな人たちとの出会いがありました。

ついた力

多角的な思考力

さまざまなバックグラウンドの人たちと接したり議論したりすることで、社会問題に対する多角的な視点を身に着けることができました。

今後の展望

留学先で身に着けた気候モデルに関する知識をもとに、帰国後は自分で気候モデルを回して研究を続けています。現地で学んだデータ解析手法も活かしながら修士研究を行い、修士論文を作成中です。

留学スケジュール

2019年
9月~
2020年
2月

スイス(チューリッヒ)

研究活動と講義の履修を10単位ずつ行いました。
研究は気候学の世界的第一人者であるSeneviratne教授の研究室で行いました。土壌の特性やパラメータがもつ、複数の気候モデル間のばらつきへの影響について研究していました。
講義は気候モデルや気候変動に関するものを4つ履修していました。

費用詳細

学費:納入総額

1,000,000 円

住居費:月額

60,000 円

生活費:月額

80,000 円

チューリッヒ工科大学の美しい校舎
チューリッヒのジャズバーで飛び入りセッションすることに笑
費用詳細

学費:納入総額

1,000,000 円

住居費:月額

60,000 円

生活費:月額

80,000 円

スペシャルエピソード

この国のことが、とても好きになった瞬間

スイス東部にある有名な橋(Salginatobelbrücke)を一人で見に行っていた時のことです。橋の中央で橋の美しさに見とれている時、橋の入口からスイスの警官10人ほどが私めがけてやってきました。てっきり私は逮捕されてしまうのかと覚悟したのですが、実は警官たちは非番で、ちょうど私に集合写真を撮ってほしいだけだったようです。少しお話しした後、最後に一緒に写真を撮ることになりました。その時私はスイスのことがとても好きになりました。

スイスの警官たちに守られる私

留学先の大学院・研究室の見つけ方

  • 留学先探し : 大学院

留学先の大学院・研究室を見つけるのは、留学計画の中で最も難しいことの1つだと思います。私がどのように研究室を見つけたかを時系列で紹介しますので、参考になれば幸いです。

①2018年7月以前 交換留学リストから興味のある大学院を探す。すでに同大学院で留学経験のある先輩や知り合いから話を聞く。留学テーマに関する論文を大量に読み、どの研究室が世界的に有名なのかを調べる。
②2018年8月上旬 日本の研究室の教授や先輩と相談。教授から現地の教授に紹介してもらう。
③2018年8月中旬 現地の教授とメールでやり取り。「現地大学院への交換留学が決定したら研究室へ招待する」という受入許可証をいただく。
④2018年9月 受入許可証などとともに、トビタテ10期に応募。
⑤2018年11月 日本の大学にて交換留学の応募。

留学前にやっておけばよかったこと

留学先では想像以上に多様な人たちと外国語でコミュニケーションをとることになります。単なる語学力だけではなく、日本国内でもいろいろなバックグラウンドのある留学生とのコミュニケーションを積んでおけばより留学がスムーズだったかもしれません。

留学を勧める・勧めない理由

「日本で当たり前だと思っていたことが、全然当たり前ではなかった」。このことに気づけるだけでも留学は価値のあることだと思っています。本当の留学の価値は人によって異なりますし、言葉にはなかなかできないものです。ぜひ皆さん自信で留学の価値を体感してほしいと思います。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学期間はたった半年ですが、日本で100年過ごしても得られないような貴重な経験をたくさんすることができました。なにごとも経験なので、ぜひ皆さんも挑戦してみてください!