留学大図鑑 留学大図鑑

まい

出身・在学高校:
東京都立深川高等学校
出身・在学校:
獨協大学
出身・在学学部学科:
国際教養学部 言語文化学科
在籍企業・組織:


最終更新日:2020年11月05日 初回執筆日:2020年11月05日

国は違えど、人種は違えど、一人の人間!!

留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • グアダラハラ大学 人間科学学部 国際関係学科
  • メキシコ
  • グアダラハラ大学
留学期間:
8か月 (コロナの流行で3カ月の早期帰国)
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 1,300,000円
  • 地域自治体等のもの 500,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
スペイン語 挨拶など基本的な会話ができるレベル 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

米墨間の移民問題に焦点を当て、日本のように移民を受け入れる側でない、送り出す側のメキシコ でボランティアを通し、移民の人々の視点から移民問題を学んでいました。現地の大学では、スペイン語の習得と、移民の授業を中心に受講をし、多角的な視点から移民問題を見ることができるようになりました。また、みなさんがよくニュースで目にする、中米から米国に北上するときに使用される貨物列車が横を通る、移民シェルターで移民•難民の、生活、健康、精神状態のサポートをして、さらに移民に対しての理解を深めることに努めました。

留学の動機

母がフィリピンからの移民というバックグラウンドと、近年日本で増加する外国人労働者の悲惨な労働環境や、トランプ政権になって更に浮き彫りになったアメリカの排外主義の影響で、多くの移民の生活が脅かされるニュースなどに関心を持つようになりました。自身のバックグラウンドと、移民の人々の立ち位置に疑問を持つようになったのが、留学テーマのきっかけとなりました。

成果

移民問題には、”国境のない共和・共生”の考え方へのアプローチが大切だと思いました。実際に問題を追及してみると、貧困、社会、政治、麻薬、ギャング等が絡み合い、かなりディープで複雑でした。しかしここで大切なのは問題を正面からではなく、異なった視点で考察し、人々の考え方(特に移民受け入れ国)に焦点をあてれば、問題の見え方が変化する考え方に至りました。

ついた力

適応能力

常に異文化を拒絶せず、理解し受け入れたことで、どのような事柄にも適応することができるようになりました。

今後の展望

留学をして、移民問題を中心とした、さまざまな国際問題に興味をさらに持つようになりました。将来は発展途上国の開発に携われる道に進みたいと考えています。

留学スケジュール

2019年
8月~
2020年
4月

メキシコ(グアダラハラ)

大学では、スペイン語の授業と、移民に関しての授業を中心に受講していました。また、授業後にはボランティアに参加し、北上してきた移民たちと直接関わる機会を設け、さらに理解を深めました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

20,000 円

生活費:月額

50,000 円

留学生の私を迎えてくれて、優しく接してくれたみんな
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

20,000 円

生活費:月額

50,000 円

スペシャルエピソード

死者の日

ハロウィンの次の日である11月の1日と2日は、メキシコにとって一年で最も大切な行事の1つである、死者の日です。 Remember Meのモデルとなった町に訪れ、実際にメキシコ人がどのようにその日をお祝いするのか目にすることができました。また私がずっとやってみたかった、骸骨の顔のペイントをする夢が叶えることができ、とても素敵な異文化体験をすることができました。

留学生の友達たちとの1枚

フェミサイド(女性殺し)に対するデモ行進の参加

メキシコでは、毎日平均9人以上の女性が殺害されていることや、メキシコ人女性の3人に2人が何らかの形で暴力の被害者になったことがあるというデータがあります。女性や少女を標的とした殺人(フェミサイド)やレイプの発生件数が年々急増していることから、毎年9月の後半と3月8日の世界女性dayに様々の都市でデモ行進が行われています。実は環境保護活動と勘違いして参加したのが、この問題を知るきっかけとなりました笑。毎年非常に大きなデモ行進にもかかわらず、全く日本で報道されない問題なので、実際に参加しこの問題を肌で感じることができとても良かったと思っています。社会を大きく変えようとする女性のパッション、力強さに刺激を貰いました。実は3月8日は私の誕生日だったので、メキシコでの誕生日の思い出が、このフェミサイドに対するデモ行進だったのも素敵な思い出の1つとなりました。

フェミサイド活動中の写真

教会に助けを求めた。

  • 住まい探し : ホームステイ

日本のように、賃貸の部屋を管理する不動産がメキシコにはなかったので、ステイ先にはコネなどで探すしかありませんでした。留学当初は、学生のシェアハウスに住んでいましたが、直接の交流がなく家で言語学習をすることができなかったことに不満を持っていました。そんな時にホームステイにしようと考えるようになりました。しかしメキシコには不動産のようなものがなかったので、どうすればいいかもわからず、とりあえず行動に移して教会に尋ねてみることにしました。このおかげで協力を得ることができ、ホームステイ先を見つけることができました。受け入れてくれたのは、年寄りの夫婦でしたが、とても優しく接してくれて毎晩夕食を共にし、言語を上達することができただけではなく、メキシコの家族愛も肌で感じることができました。この経験から、わからなくても行動に移す事の大切さを思い知らされました。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学では、自分の殻を破ることが成長するために最も大切なことだと思います。勉学はとても大事なことだとは思いますが、イベントや誘いには積極的に参加し様々なことを受け入れることもとても大切なことだと留学を通して感じました。