留学大図鑑 留学大図鑑

アキ

出身・在学高校:
湘南工科大学附属高等学校
出身・在学校:
明治大学大学院
出身・在学学部学科:
理工学研究科応用化学専攻
在籍企業・組織:


最終更新日:2020年09月24日 初回執筆日:2020年09月24日

温暖化解決に向けた最先端の分離膜の開発

留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • メルボルン大学
  • オーストラリア
  • メルボルン
留学期間:
12ヶ月
総費用:
1,690,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 1,690,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 挨拶など基本的な会話ができるレベル<TOEIC 700点> 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル<TOEIC 815点>

留学内容

現在、地球温暖化問題は世界全体で取り組むべき課題の一つとされており、課題解決に向けて温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)の削減に向けて多くの研究がなされています。そこで、私はプラスチックフィルムに関して最先端の研究を行い、数多くの実績を残しているメルボルン大学のSandra研究室にて研究留学を行いました。留学先のSandra研究室では、日本の研究室では出来なかった研究を行いたいと考え、Sandra研究室独自の装置を使った新規な研究テーマの提案を行い、精力的に研究を行いました。1年間の留学を通して、単なる結果の追求に終始するのではなく、今後活かすことが出来る「考え方」や「アイデアの出し方」などにも注目し、積極的にミーティングで発言提案を行いました。その結果として、今では自力で研究を進めることが出来るという確固たる自信が身につきました。

留学の動機

私は学部生から現在まで日本の研究室で研究を行っていました。研究を続けていく中で、研究遂行能力の低さから「自分が研究を続けていていいのだろうか」という不安に苛まれることが多々ありました。そこで、自分自身の研究遂行能力の強化を目的として、トビタテ!留学JAPANを利用しての研究留学を計画し始めました。

成果

留学を通して、研究テーマの立案方法や、行き詰った時のブレイクスルーの手法などを身に着けることが出来ました。加えて投稿論文を作成するに足るデータを得ることもできました。

ついた力

まきこみ力

研究を進めるうえで、他者を巻き込むまきこみ力を身に着けることが出来ました。以前は、「研究のことで他者に迷惑をかけるわけにはいかない」という考えがありましたが、バックグラウンドが違う様々な研究者が互いに協力している様子を見て、人に頼ることは悪いことじゃないと考えることが出来るようになりました。

今後の展望

今後は留学で培ったまきこみ力を活かして、社会人になっても積極的に他者をまきこみ、自分一人では達成しえないプロジェクトを海外の研究者と協力して成し遂げたいと考えています。

留学スケジュール

2019年
2月~
2020年
1月

オーストラリア(メルボルン)

メルボルン大学のSandra教授の下で、CO2分離膜の研究を約1年間行いました。約1か月程度で安全教育やテーマ決めなどを行い、テーマ決定後は材料の開発から性能評価を行いました。これらの研究を精力的に行った結果、論文投稿を行うのに十分なデータを得ることが出来ました。また、研究を続けていく傍ら、同大学の学生たちとの交流も深めることが出来、自分に自信をもって生きることのメリットを学ぶことが出来ました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

留学先での食事会の様子
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

感謝してもしきれない、お世話になった・大好きな人

私は留学当初、研究のプレッシャーや拙い英語力のせいで、ルームシェアを行っているルームメイトに対して心を開くことが出来ませんでした。そのような中で、ルームメイトである台湾人とマレーシア人は私のことを常に気にかけてくれていました。少しずつ拙い英語で私が話す中で、ルームメイトは私に「うまく英語が話せなくても伝えようとする意志が大切だ」と教えてくれました。それからは、笑われても必死で相手に意見を伝えるということを心に決め、留学生活を送りました。その結果、英語を話すことへの抵抗が薄れ、留学をより良いものにすることが出来ました。

お世話になった友人

勉強しすぎということはない

  • 語学力 : 英語

自業自得かもしれませんが、私は日本での研究生活が忙しかったということもあり、英語を勉強する時間があまりありませんでした。留学に行く前は「行ったら自然と英語が話せるようになる」と思っていましたが、最初の2ヶ月くらいは筆談でないとコミュニケーションをとることが出来ませんでした。その後、必死になって英語を勉強することで、ある程度、コミュニケーションをとることが出来るようになりましたが、今思い返すと、日本でもできたことですので、留学期間中にやるべきことではなかったと思いました。

担当教授との写真

これから留学へ行く人へのメッセージ

恐れずに何事にも積極的にチャレンジするといいと思います。