留学大図鑑 留学大図鑑

飛立 一郎

出身・在学高校:
筑波大学附属駒場高等学校
出身・在学校:
東京医科歯科大学
出身・在学学部学科:
医学部医学科
在籍企業・組織:


最終更新日:2020年02月17日 初回執筆日:2020年02月17日

世界保健機関でのインターンシップ

留学テーマ・分野:
海外インターンシップ
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • 世界保健機関 西太平洋地域事務所
  • フィリピン
  • マニラ
留学期間:
2ヶ月
総費用:
500,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 270,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<TOEFL iBT 89点> 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

大学では公衆衛生の研究室に所属し、健康に関する都市政策について研究をしていました。
今回の留学では、世界保健機関西太平洋地域事務所の健康に関する政策や事業に関してのアドバイスや知見をまとめる仕事をしている部門にインターンシップに行き、実務経験を積みました。
西太平洋地域内で国・自治体~コミュニティレベルで実施された健康推進事業について調べてまとめたり、域内の各都市が健康に関して政策立案するときのためのガイドラインの編集の補助などの業務を行いました。
その他にも、Regional Committeeという地域全体の会議の見学や、アルコール乱用防止に関する専門家会議への出席、マニラ近郊の病院見学などに行きました。

留学の動機

大学に入学したとき、先輩で世界保健機関にインターンシップにいった人がいると聞いて、漠然とかっこいいなと思い、憧れていました。
自分で調べていくうちに、当初の期待とは違うものであることがわかってきましたが、自分の目で診てみないとなんとも言えないと思い、行かずに後悔するより行って後悔すべきだというくらいのつもりで行きました。

成果

一番の成果は、世界保健機関で働いている人がどんな人達で、どういった仕事のやり方をしているかを知れたことです。
留学に行く前にいろいろな話を伺っていましたが、行って一緒に働くのに比べたら大違いでした。
(正直、行ってもまだわからないままのことも多いです。)

ついた力

準備力

正直、留学については行ってからよりも行く前のほうが大変でした。
自分の場合は留学がなかなか確定せず、当初予定より大幅に出発が遅れ、期間も短くなってしまうなど、とても準備が大変でした。
留学を考えている皆さんも、きっとそのめんどくささに打ちのめされるかと思いますが、行ってみたらなんとかなるので頑張って準備を乗り切りましょう。

今後の展望

国際機関での仕事を間近に見て、とても勉強にはなりましたが、デスクワーク中心の仕事はあまり自分には向いていないということも痛感しました。
将来的には、自分で手を動かしながら国際的に働ける道を探したいと思います。

留学スケジュール

2019年
8月~
2019年
10月

フィリピン(マニラ)

世界保健機関西太平洋地域事務所の健康に関する政策や事業に関してのアドバイスや知見をまとめる仕事をしている部門にインターンシップに行き、実務経験を積みました。
西太平洋地域内で国・自治体~コミュニティレベルで実施された健康推進事業について調べてまとめたり、域内の各都市が健康に関して政策立案するときのためのガイドラインの編集の補助などの業務を行いました。
その他にも、Regional Committeeという地域全体の会議の見学や、アルコール乱用防止に関する専門家会議への出席、マニラ近郊の病院見学などに行きました。

家はマンションの一室をAirbnbで借りました。食事はショッピングモール内のお店で食べていました。週末は様々な国から来たインターン仲間と出かけたり、ダイビングライセンス取得や射撃体験などをしました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

90,000 円

生活費:月額

60,000 円

勤務先の写真
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

90,000 円

生活費:月額

60,000 円

スペシャルエピソード

感謝してもしきれない、お世話になった・大好きな人

部署の専門職員の方にとてもお世話になりました。
書類上は部署のボスが受け入れ担当者だったのですが、ボスは忙しかったので、ほとんどは専門職員の方の指示の元で働いていました。
彼女はフィリピン人の医師で、仕事のアドバイスや指示だけなく、仕事が終わったあとにご飯に連れて行ってくれたり、週末にコレヒドール島という史跡に連れて行ってくれたりなど、生活面でもサポートしてくれました。
本当に感謝しています。

観光で連れて行ってもらったコレヒドール島の砲台

大学事務と仲良くしましょう

  • 単位・留年 : 休学・留年

自分は休学・留年はしていないのですが、大学側としてはイレギュラーな方法で留学したので、手続きが大変でした。
留学が大学の用意したプログラムではない場合(そうであってもですが)、その準備にあたっては大学に申請や書類の提出をしなければならないことが多くあります。

例えば自分の場合は留学を学外実習という扱いにするため、学外実習申請を出して承認を得る必要がありました。締め切りなどについては特に書かれていなかったので気にしていなかったのですが、トビタテ担当の事務の人と相談していたときに、事務の方が「そういえば来週が最後の教授会だけど学外実習届はもう出した?」と聞いてくださり、危うく難を逃れました。日頃から密に連絡を取っていたおかげでした。

教授会の日程や、書類の審査の流れなどについては学生側に知らされていないことも多いので、事務の人と仲良くして、ぜひアドバイスをもらいましょう。

留学前にやっておけばよかったこと

留学前に生活力や旅行力をつけておきましょう。一人暮らしで海外旅行もたくさん行くというような人は無敵ですが、出不精で実家ぐらしというような人は海外では生活だけでいっぱいいっぱいになってしまいがちです。
頑張りましょう。

留学を勧める・勧めない理由

基本的にほとんどのものごとは日本でやったほうがうまくいきます。それでも敢えて留学する堂々たる理由があるときは、それはもう留学するしかないんじゃないでしょうか。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学がうまく行かないことは往々にしてあると思いますが、それも経験だと思いましょう。
留学で何か成果をあげなきゃいけないわけではありません。
むしろ行って帰ってきただけでなんとなく成果っぽく見えてしまうお得な時間だとも言えます。
気負わずに頑張ってきてください。