留学大図鑑

國眼綾乃

出身・在学高校:
宝塚北高校
出身・在学校:
大阪大学
出身・在学学部学科:
外国語学部フィリピン語専攻
在籍企業・組織:

自然農法・オーガニックを多角的に学ぶ!

留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • フィリピン大学ディリマン校
  • フィリピン
  • マニラ
留学期間:
11ヶ月
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表プログラム」 1,750,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
フィリピノ語 挨拶など基本的な会話ができるレベル 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

フィールドワークは、先住民の支援をする目的で自然農法を地方で行ってもらい、それをマニラで販売するという活動が主でした。
私が住んでいた首都マニラでは、オーガニックマーケットで接客をさせてもらいました。さらにパッキングから配達、販売や商品の紹介など、様々なことを体験させて頂きました。どのような人からオーガニックのものは需要があるのか、どういうものが求められているのか、消費者や生産者の価値観やそれをどう繋ぐかなど、多くのことを考えながら日々過ごしていました。フィリピン大学では社会問題や人権問題、人類学、食文化や東南アジア論など、このフィールドワークに関係する授業を沢山履修しました。フィリピン人に交じって授業を履修していたので困難も多かったですが周りの人に支えてもらいながら、先住民や環境の保護がそれほど大切なのかを座学で学びました。また、自然農法に関連する現地の小学校や大学との生徒と交流しました。
マニラ郊外では様々な圃場に訪問しました。様々な農家や団体が行っている自然農法やオーガニック等のワークショップやツアー、イベントに参加したり、個人的にホームステイさせてもらったりしました。英語がほとんど通じない環境に行った際はフィリピン語を通して話をより深く聞き、仲良くなることができました。

留学の動機

もともと食としての自然農法やオーガニックの作物に深い興味がありました。加えて、教育、貧困問題などの社会問題、そして大学で専攻したフィリピン語、私が極めたいと思っているこれらを通して、多角的に持続可能な農業のことを学びたいと考えました。そんなことを考えながらわくわくして留学計画を作成しました。

成果

出来る限りいろんなところに足を運び、よくわからなくても機会があれば何にでも一人で突っ込んでいきました。そういう積極性は日本では培うことはできなかったものでした。失敗したり自分一人で悩んだりしたことは多かったですが、回数を重ねることで自分の失敗やフィリピン人との価値観の違いを楽しめるようになりました。本当に多くの人と関わり、フィリピン社会の一員になったつもりで、日々多くのことを学ぶことができました。

ついた力

危機管理能力

日本と比べて治安が懸念されるマニラで、何度も鍵を盗まれました。知らない人に連れて行かれそうになったりぼったくりされそうになったり、幸い何事もなく今では笑い話にできることですが一歩間違えると大変なことになっていました。周りのフィリピン人たちがどのように危機管理して自分で身を守るのか、いろんなことを教えてくれ、いつも心配してくれました。起こる事態を事前に想定して生きることが大切だと実感しました。

今後の展望

フィリピンや東南アジアと日本を繋ぐ人になりたいと考えています。
留学中に出会ったある人に「なんでそんなに私のためにしてくれるんですか」と質問すると「私もかつてすごくお世話になった人がいた。その恩や感謝をその人に直接お礼するだけではなく社会に返しているだけ」と言われたことがあります。私が留学中に受けたたくさんの恩を社会に返す気持ちで、幅広く活動できる人になりたいと思っています。

留学スケジュール

2018年
11月?
2019年
9月

フィリピン(マニラ)

ボランティア:
マニラにあるオーガニックマーケットで接客、販売の手伝いをさせてもらいました。
現地の小学校や大学と一緒になって自然農法の授業を見学したり生徒と交流を企画することもありました。

圃場訪問:
マニラ郊外にある圃場にたくさん訪問しました。自然農法やオーガニック等様々な農家や団体が行っている農業のワークショップやツアー、イベントに参加したり、個人的にホームステイさせてもらったりしました。

大学:
現地の大学で、社会問題や人権問題、人類学、食文化や東南アジア論など、フィールドワークに関係する授業を沢山履修しました。

語学:
フィリピン語のチューターの方に週に2~3回授業をしてもらいました。他にもフィリピン語の語学学校に短期間通ったり、大学でもフィリピン語の授業を履修しました。

費用詳細

学費:納入総額

150,000 円

住居費:月額

20,000 円

生活費:月額

25,000 円

先住民の方々と現地の大学生と自然農法のイベントで交流
オーガニックマーケットで販売の手伝い、お客さんと会話
ホームステイ先の人たちが家族のように温かかった
費用詳細

学費:納入総額

150,000 円

住居費:月額

20,000 円

生活費:月額

25,000 円

スペシャルエピソード

感謝してもしきれない、お世話になった・大好きな人

多くの方々、見えない人や実際に関わりのない人からのサポートや厚意を感じた留学でした。サプライズでプレスクールでのボランティアの最終日にたくさんの先生方と子どもたちに誕生日を祝ってもらったのがとても印象的でした。いろんな方々に日常的に心を掛けていただいていると感じたことの一つです。

ボランティア先の学校で誕生日を祝ってもらった

自分の身は自分で守って戦う

  • 生活 : 治安・安全

私の留学先のマニラで「心身ともに強い女性になりましょう」というセミナーに参加しました。痴漢やホールドアップに遭った際に実用的な、合気道などの護身術を教えてくれるものでした。私が驚いたのは「危険があったら周りの人に知らせましょう」ではなく「危険があったらまずその場を回避するために自分の力で戦いましょう」というコンセプトが根底にある、ということでした。誰かが守ってはくれない、守られるのを待ってはいられない、自分で責任をもって行動することがすべてだというメッセージに衝撃を受け、反省しました。

留学前は現地の人にどの場所やどの道が危ないのか、どう回避すべきなのかよく話を聞いておくのがいいと思います。私が居たマニラの中にも治安がいい場所がある一方、絶対一人で歩いてはいけないと言われている場所がありました。そういう場所では水筒やペンなど凶器に成り得るものを手にもっておくといいようです。またぼったくりには注意すべきです。おかしいと感じたら絶対にこちらが引き下がらないで値段交渉をしつこいほどに要求しなければなりません。女性は電話番号や住所を知らない人に教えてはいけません。ニコニコしているだけでも気があると思われる可能性もあります。スマートフォンを外で触っているのは危険なので、鞄にしまったほうがよさそうです。ポケットに入れるのも危ないです。リュックなどは貴重品を入れないか、入れるなら前に抱えるほうが良いようです。パソコンは手に持って歩いてはいけません。はたから見たらわからないよう鞄に入れるなどしたほうが良いようです。公共交通機関では寝ると狙われる可能性が高くなるのでうとうとしないように注意しなければならないと思います。日本語を大声で話していると外国人だと思われて狙われることがあるので場所に寄りますが外では大きい声で話さないほうが無難だと思います。

現地の言葉を学ぶ意味

  • 語学力 : その他の言語

フィリピンは英語を理解できる人が殆どで、英語を話すことができれば難なく暮らしていけると感じました。そんな中で、なぜ現地のフィリピン語を話すのか尋ねられることがたくさんありました。フィリピンに滞在して分かったことは、現地の言葉を話したり、語彙力が少なくてもその言葉で話そうとする姿勢が現地の人とのコミュニケーションに大いに貢献するのだと感じました。フィリピンの方々に「英語ではなくてフィリピン語を勉強しているの!すごいね」と話しかけてもらったりフィリピン語を話す練習の相手になってもらいました。実際、現地語を勉強していたからこそあった出会いや体験が数え切れないほどありました。英語圏ではない場所ではもちろんのこと、英語圏であっても、その土地で話されている言葉や言い回しを積極的に勉強することは大切だと思います。

これから留学へ行く人へのメッセージ

飛び込んでみるに越したことはないと思います。自分が思い描いていたらそのように現実はなっていくものじゃないかと思っています。今飛び込めば、現実はきっとついてくるような気がするので、情報収集のためにアンテナを張りつつ前例がないことにチャレンジしたらいいと思います。自分がこれだ!と思ったらその気持ちが大切だと思います。