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永武 摩梨

出身・在学高校:
長崎県立諫早高等学校
出身・在学校:
出身・在学学部学科:
在籍企業・組織:

医療、公衆衛生、国際協力に興味があるのでもし興味がある方がいたらお話したいです!!将来はキャリアウーマンな女医になることが夢です!


最終更新日:2020年02月05日 初回執筆日:2020年02月05日

16歳で触れるネパールの医療

留学テーマ・分野:
短期留学(3か月以内、語学・ボランティアなど各種研修含む)・海外ボランティア
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • Projects Abroad,Medical Volunteer
  • ネパール
  • カトマンズ
留学期間:
1か月
総費用:
480,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 300,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 挨拶など基本的な会話ができるレベル<英検準2級> 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<英検2級>

留学内容

幼いころから憧れ、将来の夢でもある、世界で活躍する女医になるための第一のステップとして、ネパールの医療の現場で1か月間医療ボランティアとして活動しました。
発展途上国であるネパールでは地形や気候は日本と全く異なり、さらにインフラの不整備による感染用の拡大、農村部と都市部の医療格差など様々な問題を抱えています。そのような現状を目で見て、肌で感じて、さらに「現地の人の医療に対する声を聞く」ことで今の医療に必要とされていることを学ぼうと思い、医療ボランティアを選びました。
現地では、都市部の大学病院や首都から離れた地域の小さな病院を訪れ、患者さんやドクターと話しをしたり、自主活動として、ネパールの医療制度に関するアンケートをとったりしました。また、現地の小学校を訪れ、健康や衛生管理、栄養に関する授業を自分たちで作ったり、医学の講義を受けたりなどもして、ボランティアとして活動するとともに実践的な医療に関する知識や経験も得ることができました。
初めての1人海外で正直大変なこともたくさんありましたし、予想外の事ばっかりだったのですが、それを乗り越えることができ、自分に自信がついたという点でもとても有意義な時間だったと思います。

留学の動機

私は小さな頃から医師に憧れ、国境なき医師団という団体の存在を知ってから、私もあんな風になりたいと考えていました。しかし、高校1年生の時にラオスという国を訪れたことで医療や政策、インフラの不足により苦しんでいる人々がいるということを知り、日本とは違う国の医療をこの目で見てみたいという考え、日本と全く異なる環境であるネパールとの医療の違いを学ぶために医療ボランティアを選びました。

成果

初めて憧れの医療の現場で自分の手で患者さんに触れることで、今まで感じることのなかった「救いたい」という気持ちが生まれたことが1番大きな意味だと感じています。この気持ちが今の自分の夢を追いかける原動力になっています。また、1か月間世界から集まった高校生ボランティアと活動したことで英語を通じてコミュニケーションをとる能力を身につけたいと強く思うきっかけになりました。

ついた力

失敗に突き進む力

初めての留学は予測していないことだらけで失敗もたくさんしました。しかし、そんな環境にトビだしたことで留学中も次第に失敗を恐れて動かないよりも失敗してもいいからやってみよう!という気持ちになっていきました。帰国後も1人で海外にまで行ったのだから!と自分に自信を持てるようになりました。

今後の展望

今回留学で得た医学を学びたい、患者さんを救いたい、特に環境を包括した医療を行えるようになりたいという目標のために進んでいきたいです。また、国際協力や世界で今起こっていることなどに敏感になり、世界に出ても通用するような教養やコミュニケーション能力を磨きたいです。

留学スケジュール

2019年
6月~
2019年
7月

ネパール(カトマンズ)

平日は病院を訪れ、ドクターやナースのシャドウイングをしたり、保険や衛生についての授業を自分たちで作って現地の小学校で教えるアウトリーチ活動をしたり、大学で医学の講義を受けたりしました。
講義で受けた知識を使って、実際に患者さんのバイタルをとるなど実践ができてとても毎日医学を学ぶのが面白く楽しみでした。また、アウトリーチ活動では子供たちがとてもかわいくて教えるのも楽しかったです。

費用詳細

学費:納入総額

300,000 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

項目:外食、お土産、観光代

60,000 円

現地の小学校で歯磨きを教える様子。
解剖学の講義にて高校生ボランティアと。
費用詳細

学費:納入総額

300,000 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

項目:外食、お土産、観光代

60,000 円

スペシャルエピソード

一生、忘れられない経験

研修先の病院の産婦人科で2度、出産に立ち会うことがありました。初めての経験で、大声で叫ぶ妊婦さん、それを支える看護師さん、女医さんをみて改めて女性の強さを感じるとともに出産の壮絶さも知りました。また、生命の誕生という神聖な現場に立ちあうことができ、赤ちゃんが無事に生まれてきた瞬間の感動は言葉には表しきれないほどのもので私の中で忘れられない経験になりました。

産婦人科にて、赤ちゃんを抱っこさせて頂いた時。

価値観のぶつかり

  • 語学力 : 英語

ルームメイトの子と国による慣習の違いによってよく意見が食い違うことがあった。また、私の英語力の不足で意見が通じないことがよくあったが、遠慮せずに自分の意見を言うようにすることで相手も聞いてくれるようになったし、お互いに何でも話せるようになった。

ボランティアの子たちに浴衣を着付けしてあげた時。

留学前にやっておけばよかったこと

自分の分野を理解できるくらいの言語力を身に着けておくこと。
特に専門的な言葉は困らなくていいようにリストアップしておけばより得る経験が大きかったと思った。
また、自分の行く国のリスク、衛生管理を徹底的に調べ用意しておくこと。私もしていたつもりだったが、予測出来ないことばかり起きるので保険に入っておくなど万全の準備をする。

留学を勧める・勧めない理由

高校生という自分の進路を決めるという時期に本当に自分がしたいことを探すために、海外という広いフィールドにトビだすことは本当に新しいこと、知らなかったことの連続でワクワクする自分に会える貴重な方法だと思います。自分を見つめ直し、また、自分に自信をつけるという意味でも留学することは有意義だと考えます。

これから留学へ行く人へのメッセージ

「英語ができないから無理!」「1人で海外なんて大丈夫かな...。」と不安になる人も多いと思います。だけど、帰ってきた私が言えることは本当に自分は留学してよかったと思っています。人がなんて言おうと自分が行く、自分だけの留学ですから、自分の考え方次第で大きく変わってくると思います。ここまでやっている自分をすごい!!と思って自信をもっていってきてください!