留学大図鑑 留学大図鑑

いつキング

出身・在学高校:
京都産業大学附属高等学校
出身・在学校:
京都産業大学
出身・在学学部学科:
経済学部経済学科
在籍企業・組織:

カンボジア・シェムリアップ・サッカークラブについてはつながりがありますし、詳しいですので気軽に相談してください!


最終更新日:2020年02月13日 初回執筆日:2020年02月13日

カンボジアのプロサッカークラブで働く!

留学テーマ・分野:
海外インターンシップ
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • Angkor Tiger FC
  • カンボジア
  • シェムリアップ
留学期間:
8か月
総費用:
- 円 ・ 奨学金なし

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル

留学内容

カンボジア一部プロサッカークラブでフロントスタッフ、フィールドスタッフとしてインターンシップを経験してきました。インターンを通じて、発展途上国でサッカーがもたらす可能性を実態調査するというのが僕の留学計画でした。仕事内容は
・フロントスタッフとしては、ホームゲーム集客のためのSNSの分析・企画・スケジュール、地道なチケット配り、当日のコンテンツ作りや準備とマネジメント、スタジアム設営、資料作成などのオフィスワークなどを行いました。また、1Child 1Ball Projectという、市内から離れた村の学校や孤児院を訪問し、ボールを寄付しサッカークリニックを行うプロジェクトの企画とマネジメントをしました。
・フィールドスタッフとしてはこの年発足したU18世代のユースチームのアシスタントコーチをしていました。

留学の動機

 アメリカに4か月間語学留学をして帰国後、このまま就職するのがなんかちゃうなって思い、もう一度留学したいと悩んでいたのが最初の動機でした。地元の親友にトビタテを猛烈に進められ、サッカーと留学で何かできないかと考え、この留学大図鑑でインターン先のOB記事を見つけ、留学を決意しました。
 留学では貧困層の子供たちにもサッカー選手になる夢を追いかけれるような支援を持続的にしていきたいと考えていました。

成果

・ユースチームのヘッドコーチとして練習試合を1試合指揮
・トップチーム昇格選手を一人輩出
・平均観客動員数2倍
・試合のコンテンツやイベントのマネジメントを通してPDCAをなんとか回す力の習得
・支援の在り方の新たな知見、思考
・自分なりの価値の見出し方
・コミュニケーション力の向上
・インプット力
・価値観の変化

ついた力

自分軸で何ができるか考えて、行動する力

中盤あたりで将来について悩む時期があり、しかし自分のやってる仕事の小ささに、この経験がどうつながるんだろうと今に集中でいてない時期がありました。しかし、二人の上司から、「将来にどうつながるか、何したいかなんて考えても仕方ない。点と点が線になる日が来ると信じて、今に集中して挑戦して失敗しよう」と助言をもらい、「じゃあ自分にできることはなんだ」と自分の価値を考えるようになり、行動することが出来ました。

今後の展望

カンボジアのような国の、チャンスがない地域で、
・サッカーがしたくてもできない子供たちに機会を作って、持続的にするためにもスクールみたいな形にして、サッカーから学べる、成長できる環境を整備し、コミュニティができていく景色を見たい。
・プロへの道のりの可能性が狭いので、育成機関を作り、サッカーを通じた人材育成ができる環境を整備したい。
・途上国から世界に通用する、何かを作りたい。(ヒト、モノ)

留学スケジュール

2019年
4月~
2019年
11月

カンボジア(シェムリアップ)

カンボジア1部の日系プロサッカークラブで8か月間インターン
日本人上司、インターン、カンボジア人スタッフとともにオフィスからフィールドまで様々な仕事をし、シーズンを通した平均観客動員数でリーグNo1になりました。ユースチームのアシスタントコーチでは、選手の成長を見ることができ、サッカーの可能性を実感できました。また村へ行く1Child 1Ball projectでは、子供たちが楽しみ、自分も楽しみ、サッカーが繋ぐきっかけづくりの重要性を感じることが出来ました。しかし、単発で持続的ではないし、もっと支援の在り方について知り思考していく必要があるなと感じました。
仕事終わりには行きつけのグラウンドに行き、現地の人とサッカーを週5でしていました。シェムリアップの最前線で活躍されている日本人先輩方とも仲良くさせてもらい、新しい視点や学び、価値観を得ることが出来ました。

費用詳細

学費:納入総額

35,000 円

住居費:月額

22,000 円

生活費:月額

40,000 円

項目:いろいろ

- 円

一緒に働いた人たち
お気に入りのガパオライス トム モイ
U18ユースチーム
費用詳細

学費:納入総額

35,000 円

住居費:月額

22,000 円

生活費:月額

40,000 円

項目:いろいろ

- 円

スペシャルエピソード

留学中にやってしまった、私の失敗談

雨の日にバイクで遠くの学校まで観戦チケットを配りに行っていたときの話です。この時、寝不足のせいか頭がぼーっとしておりましたが、いつものように熱唱しながらバイクを時速20kmくらいで走らせていました。すると前のインターン生のバイクのタイヤに木が絡まり急ブレーキをしました。僕の反応は熱唱のせいか遅れ、バイクのタイヤは滑り、横転してしまいました。受け身は取れたもののひざ部分は大きく擦り傷を負い、近くの小屋のおばちゃんに応急手当てをしてもらうことに。そのおばちゃんに特効薬をもらい治療をしようとしましたが、しかしここはカンボジア。カンボジア人スタッフがいたため、「これ、塗っても大丈夫ですか?」と聞くと、自信をもって「これを塗ったら絶対治る。カンボジア人はみんなこれで治すよ」と言われ、塗りました。しかしよく見るとパッケージにBrake oilと書いてありました。そう、バイクのブレーキに使うオイルでした。何の消毒にもなりません。コーティングしただけ。結果、傷は広がり、もっとひどくなり、3週間治りませんでした。そのとてもお世話になったカンボジア人上司がこの方です。

仲良くさせてもらったカンボジア人スタッフ

ココでしか得られなかった、貴重な学び

シーズン最後の試合で、前に1Child 1Ball Projectも開催させていただき、僕が仲良くさせてもらった一般社団法人の方と協力して、その方々が運営されている村の学校の子供たちを試合に招待してエスコートキッズ(選手入場時に選手と手をつないで一緒に入場)を企画するというプロジェクトをスポンサーの援助もあり行わさせていただきました。ユニフォームは用意したものの、試合前日子供たちのシューズがなくて探す、当日子供たちが緊張してしまって全然うまくできないなど問題は多々ありましたが、なんとかやり切り成功しました。その一般社団法人の方が本当に喜んでくださって、「一樹のおかげで子供たちにとって刺激的で貴重な経験ができたと思う。こういう機会が何か夢を見たり、道を考えるきっかけになるかもしれない。本当にありがとう。」といいていただき、とてもうれしかったです。モノの支援も必要ですが、持続性が必要ですし、依存してしまってもだめで、最終的には自立していく必要があります。かえって雇用を奪ってしまうといったこともあります。でもこういったコトの支援は刺激があり考えるきっかけを与えるなと感じてすごくいいなと思いました。正解はないですけど、この機会はほんとにやってよかったなと思いました。

選手やオーナーも交じり集合写真
緊張する子供達
リハーサル風景

「生」には気を付けて

  • 生活 : 食事

僕は二回ほど、下痢が2週間止まらない経験をしました。なんでやろ?油?水?と考えましたが、原因は生野菜をたべていたことだと思われます。東南アジアは衛生管理があまり整っていません。火を通すとある程度大丈夫ですが、生は慣れるまではやめておきましょう。特に僕みたいに胃腸が弱い方は。

留学前にやっておけばよかったこと

PCの練習
カンボジアについての下調べ
語学の準備

留学を勧める・勧めない理由

勧めます。留学に行くと偶然な素晴らしい出会いがあって、その人達から自分が知らなかったこと知れたり、考え方が変化します。行くと行かないでは全然違うと思います。時間とお金はかかりますが、自分への投資です。行くことで自分の未来は必ず変わると思います。

これから留学へ行く人へのメッセージ

是非偶然起こる変化や、出会いを楽しんでください!様々なことで悩むことも、失敗することもあると思いますが、それは自分が挑戦しているからこそあることで成長という形で絶対プラスになって返ってくると思います。周りと比べずに、自分の成長にフォーカスして頑張ってください!