留学大図鑑

細川 椿

出身・在学高校:
沖縄県立那覇高等学校
出身・在学校:
琉球大学
出身・在学学部学科:
理工学研究科物質地球科学科地学系
在籍企業・組織:

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台風研究とサイエンスアウトリーチを実践!

留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • 国立台湾大学大気科学系(台湾)、イミロア天文学センター(ハワイ)
  • 台湾・アメリカ合衆国
  • 台北・ハワイ島ヒロ
留学期間:
13か月(台湾10か月+ハワイ3か月)
総費用:
2,500,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表プログラム」 2,530,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<TOEIC805> 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル<TOEFL89>

留学内容

世界で堂々と活躍できるような研究者・サイエンスコミュニケーターになるため一連の留学計画を立てた。まずは、研究とは何か、また研究の面白さを自ら体験するため、沖縄から飛行機で1時間半で着いてしまうほど近い海外、台湾のトップレベル校国立台湾大学の大気科学系メソスケール研究室へ研究留学生として留学をした。講義やゼミに参加する他、実際に沖縄近海を通過し台湾に接近した台風(2018年台風第8号)について研究をし、日本との研究手法や切り込み方の違いを学んだ。
次に、サイエンスアウトリーチについて学ぶため、ハワイ島にあるイミロア天文学センターにて日本人ボランティアスタッフとして来客の館内案内や、パンフレットやプラネタリウムなどのコンテンツの日本語訳の仕事を手伝った。センターが主催するイベントやキャンプの手伝いも行った。日本企業向けのイミロア天文学センターの広報活動にも参加した。

留学の動機

大學の短期海外研修に参加した際、海外で活躍する日本人研究者の姿を目の当たりにし、憧れを抱くようになったから。また、国際学会に参加した際、日本人研究者の多くは素晴らしい研究をしているのに英語力の問題でその魅力がうまく伝わっておらず、プレゼンテーションも海外の研究者と比べると見劣りしている印象を受け、将来研究者になった時堂々と世界中の人々と研究やコミュニケーションを取れる人材になりたいと思ったから。

成果

台湾大学では、ゼミ内の発表の回数を重ねていくうちに、専門分野の英語でのプレゼンやディスカッションをすることに慣れることができた。また、同大学で行った研究は、台湾大学と琉球大学の共同研究として論文にまとめることに決まった。台湾大学の研究室に研究仲間ができたことも大きな成果だと思う。ハワイでは、ボランティア活動を通して親友と呼べるような友達もでき、ハワイと日本の深い文化交流ができるようになった。

ついた力

コミュ力

正直、海外の友達なんてつくれる自信は全くなかった。元々引っ込み思案で、基本的に他人のことに興味がなっかったりするので日本では怖い人と思われがちだった。しかし!海外に行くと、自分が外国人であることもあり自ら話しかけていかないと空気と同じような扱いをされてしまうと感じた私は、なるべく自分から話しかけるように努力するようになった。帰国後、現在も連絡を取り合っている友達がいることに自分自身で驚いている。

今後の展望

留学全体を通して、サイエンスアウトリーチの最前線で活動するよりも、研究者として世界中で働いてみたいという思いの方が強くなった。今後は、日本で修士課程修了後、留学中にお世話になった国立台湾大学の研究室へ戻り、PhD取得を目指す予定だ。留学を決心したときの初心を忘れず、新しいことにどんどんチャレンジし、未知の世界へ飛び込み続けたい。

留学スケジュール

2018年
9月?
2019年
6月

台湾(台北)

国立台湾大学の大気科学系の中でも主にメソスケール(数km~数百kmのスケールの気象現象、台風を含む)を扱っている研究室に訪問研究学生として留学をさせていただいた。渡航3か月後、教授と相談の上、台湾で観測された事例について研究を行うことになった。台風の中でも、降雨をもたらす領域(降水帯)が、山地などの地形の影響により降水が強くなる過程について、偏波ドップラーレーダーによって降水粒子の成長過程や山地周辺の降雨分布解析を行った。2019年3月には、メソ対流系と顕著気象に関する国際会議(ICMCS-XIII)にて研究成果のポスター発表を行った。研究を進めていくうちに、自ら仮説を立て検証を行うことに楽しさを覚え、主体的に研究を進めることの面白さを学んだ。また、今まで扱ったことのなかったレーダー観測によるデータを実際に解析しながら、レーダー気象学という新たな知見を得ることができた。

費用詳細

学費:納入総額

600,000 円

住居費:月額

20,000 円

生活費:月額

30,000 円

初めて自分でプロットをしたレーダー画像。矢印部が研究対象
台湾といえばおいしいご飯ですね
費用詳細

学費:納入総額

600,000 円

住居費:月額

20,000 円

生活費:月額

30,000 円

2019年
7月?
2019年
9月

アメリカ合衆国(ハワイ島ヒロ)

ハワイ大学ヒロ校併設のイミロア天文学センターにて、ボランティアスタッフとして活動に参加させていただいた。基本的にはマーケティング担当者の下で日本の旅行会社や観光企業とのやり取りの手伝いや、コンテンツの日本語訳を担当していた。最も大きなプロジェクトは、日本からの高校生グループ向けのプラネタリウムプログラムの日本語吹き替えで、日本語訳や音声録音など、プロジェクトの完成まで携わることができた。日本の国立天文台ハワイ観測所の20周年記念と合わせた七夕祭りでは、短冊コーナーの手伝いをし、その時一緒に受付を担当していたハワイ人の子と仲良くなったことがきっかけで、引きこもりがちだったハワイでの留学生活が一気に楽しいものになった。
ハワイの居住地は民宿を利用していたので、韓国人のホストマザーが毎日ご飯を作ってくれて、家族のように接してくれた。移民としてアメリカで暮らす人々の生活を身近で見ることができた。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

110,000 円

生活費:月額

30,000 円

イミロア天文学センター外観
私のお気に入りの展示コーナー
オフィスはこんな感じでした!
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

110,000 円

生活費:月額

30,000 円

スペシャルエピソード

留学中にやってしまった、私の失敗談

台湾滞在中に、人気の多い商店街を歩いていたところ、キャッチセールスに遭い店に連れ込まれ総額6万円の化粧品を売りつけられたこと。セールスマン(台湾人ではなく西洋系だった)と英語で会話できるぐらいの英語力が見についたことが嬉しくて、会話に花を咲かせていたところ気づいたら逃げられない状況に、、、!結局購入した翌日、台湾の友人を引き連れて3人でお店に乗り込み、若干強引なクーリングオフに成功!!
断るのが苦手な日本人(沖縄の県民性?それとも個人の問題?)は要注意です!!
いい教訓になった。

返品まで5秒

とにかくめげずにメールを送り続けること!!

  • 留学先探し : ボランティア

ハワイでの元々の留学予定先から受け入れを断られてしまい、その後次の留学受け入れ先を見つけるまで苦労した。とりあえず次の留学先候補をいっぱいネットで調べて、最も自分の希望と合致する機関のボランティア受付の連絡先にメールを入れた(この時メールを送ったのがハワイの留学先のイミロア天文学センター)。もちろん、メールの返信は帰ってこなかったが、アメリカではメールのやり取りは何回か催促しないと返信が帰ってこないことが多いと分かったので、もう一度念押しのメールを入れた。やっと返信が帰ってきたと思えば、担当者につなぐと言われまた音信不通になった。私はそれでももう一度メールを送り、ボランティアで私が日本語通訳としてどのように貢献できるか詳しく書いた。そうしてやっとポジティブな返事がもらえ、担当者が受け入れ許可証を発行してくれた。メールの履歴を見たところ、初めてメールを送った日から許可証がもらえるまで一年かかったようだ。

とにかくめげずにメールを送り続けること!!

  • 留学先探し : ボランティア

ハワイでの元々の留学予定先から受け入れを断られてしまい、その後次の留学受け入れ先を見つけるまで苦労した。とりあえず次の留学先候補をいっぱいネットで調べて、最も自分の希望と合致する機関のボランティア受付の連絡先にメールを入れた(この時メールを送ったのがハワイの留学先のイミロア天文学センター)。もちろん、メールの返信は帰ってこなかったが、アメリカではメールのやり取りは何回か催促しないと返信が帰ってこないことが多いと分かったので、もう一度念押しのメールを入れた。やっと返信が帰ってきたと思えば、担当者につなぐと言われまた音信不通になった。私はそれでももう一度メールを送り、ボランティアで私が日本語通訳としてどのように貢献できるか詳しく書いた。そうしてやっとポジティブな返事がもらえ、担当者が受け入れ許可証を発行してくれた。メールの履歴を見たところ、初めてメールを送った日から許可証がもらえるまで一年かかったようだ。

留学前にやっておけばよかったこと

中国語の勉強。私は大学で第二外国語として韓国語を勉強しており、冗談抜きで中国語は你好と謝謝しかわからなかった。台湾大学の専門授業は英語の開講授業がなく、授業中はスライドは英語で作成されてはいるものの、教授も学生も中国語で話しているので授業に参加しても何が起こっているかわからなかった。現在は、台湾大学の博士課程進学に向けて独学で中国語の学習をしている。

留学を勧める・勧めない理由

留学は踏み出すまでに大変な労力とエネルギーが要ります。しかし、一度飛び出してしまえばジェットコースターに乗ったようなものです。留学して思ったことは、「あれ、留学ってそんなに敷居の高いものではないな」ということです。大学入学当初は留学なんてとんでもない大変なことだと思っていましたが、若くてパワーのあるうちに踏み出せたから、今後また海外へ行くことがあったとしても何も怖くないなと思います。早めの留学を!

これから留学へ行く人へのメッセージ

せっかく留学するのだから、孤独だからと日本人留学生で過剰に集まったりするのは本当にもったいないことです!日本人とはたまに遊ぶくらいにして、少し独りぼっちくらいの方が現地の人たちとの関わりが深まります(向こうの人たちからするとその方が絡みやすい)また、留学中は日本にいるときよりも行動の自由度が増す(暇)ので、時間の使い方に関しては本当に自分次第になります。最大限に時間を使えるように頑張って下さい!