留学大図鑑 留学大図鑑

あおい

出身・在学高校:
山梨県立甲府第一高等学校
出身・在学校:
出身・在学学部学科:
在籍企業・組織:


最終更新日:2020年09月16日 初回執筆日:2020年09月16日

自分の目で知る世界、今の私ができること!

留学テーマ・分野:
短期留学(3か月以内、語学・ボランティアなど各種研修含む)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • CEC Japan Netwark
  • フィリピン
  • セブ
留学期間:
20泊21日
総費用:
366,550円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 300,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル<英検準二級> 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル<英検2級 GTEC1016>

留学内容

現地のNGO活動に参加してスラム街の子供たちの夕食提供、ストリートチルドレンの昼食提供。
ゲームや歌、遊びをとおして子供たちと交流。
山村集落や墓地集落、貧困地域へ視察、家庭訪問、交流。
孤児院で子供たちのお手伝いと交流。
現地の高校生との交流。
ゴミ山見学。
日本から集めた寄付品(洋服やカバン、遊び道具、文具など)を渡す。
日本の伝統的遊びを通して日本人の精神文化を伝える。
現地で活躍する国際企業への訪問。
長期的な自立支援活動につながる企業や団体の取り組みを視察。
NGO団体からの支援で教育をうけ自立しようとして努力している少女との対話。

留学の動機

小学4年の時「チョコレートと青い空」を読んで、世界の貧困問題や児童労働・格差社会が気になるようになった。夏の自由研究でさらに調べフェアトレード製品や自立支援活動に興味を持った。
高校生の今、その先に行きたい。机上や理想ではなく自分の目で現状を知り、今できることをしたい。その経験から未来につながる課題を見つけたい。

成果

この目で発展途上国の貧困やストリートチルドレンの現状を見た。
今の自分にできることを精一杯した。
以前から興味のあったフェアトレードや自立支援活動をしている団体や企業の話を聞いたり、活動に参加し解決むけて前に進む力があることを知った。
国や言語を超え、活動仲間や現地の人たちとたくさんの心の通う交流ができた。
大切な仲間ができた。
日本の良いところ悪いところを広い視野で考えるようになった。

ついた力

考え行動する力

エージェントを通して比較的安全な留学だった。しかし体調を崩したり、想像を絶する環境や言語が違う人たちとの交流に時には疲れや緊張で不安定になったりすることも。
その時々で何が適切か、危険と安全を考え行動する。自分の気持ちが沈んでいてもプログラム達成のために自分がどうあるべきか個人としての自分、グループの一員としての自分を考え行動した。

今後の展望

NGO団体と一緒に活動する場面が多かった。貧困世帯への配給活動は喜ばれるし必要だ。しかし根本的解決にはならない。長期的な自主自立につながる援助が必要だと思う。それには教育がカギとなる。
今回体験した活動を続けつつ、私は貧困問題に教育で携わりたい。

留学スケジュール

2019年
8月~
2019年
8月

フィリピン(セブ)

現地のNGO活動に参加してスラム街の子供たちの夕食提供、ストリートチルドレンの昼食提供。
ゲームや歌、遊びをとおして子供たちと交流。
山村集落や墓地集落、貧困地域へ視察、家庭訪問、交流。
孤児院で子供たちのお手伝いと交流。
現地の高校生との交流。
ゴミ山見学。
日本から集めた寄付品(洋服、カバン、文具、遊び道具など)を渡す。
日本の伝統的遊びを通して日本人の精神文化を伝える。
現地で活躍する国際企業への訪問。
長期的な自立支援活動につながる企業や団体の取り組みを視察。
NGO団体の支援で教育をうけ自立しようと努力している少女との対話。

費用詳細

学費:納入総額

165,000 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

60,000 円

項目:航空券・海外保険・Wi-Fi・空港までのバス代・予防接種

141,550 円

だるまさんがころんだ!をみんなで。
子供たちとの交流。おんぶや歌、ダンスが大好きで人懐こいです。
みんなで一緒に写真をとった時のものです。
費用詳細

学費:納入総額

165,000 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

60,000 円

項目:航空券・海外保険・Wi-Fi・空港までのバス代・予防接種

141,550 円

スペシャルエピソード

この国のことが、とても好きになった瞬間

犬や猫はいたるところにいる。貧困世帯が暮らす地域に訪れた時、道の真ん中で母犬が子犬にお乳を飲ませていた。
通行するには邪魔な場所に横たわる犬たちのもとへそこで暮らす女性が近づいてきた。どかされると思って見ていたら手には子犬が一匹つかんであった。はぐれた子犬を母犬のお乳のところに戻しにきていたのだ。
自分たちの生活さえ大変なのに優しい人柄なのだなぁと感じた。ここでは犬も猫もリラックスして寝転んでいる。生活している人は明るくニコニコと話しかけてくれる。
歌や踊りが大好きで人懐こい子供たち、きっとつらいこともあるだろう、それでも優しく明るい彼らが大好きになった。

安心して子育てしている母犬と子犬たち。
写真が大好きで、アプリで変身した自分をみて遊んでいました。
遊ぶことが大好きな子供たち。疲れもこの笑顔を見ると癒されます

留学中に手に入れた、今でも大事にしているもの

トビタテで出会った仲間です。
体調を何度か崩しました。高熱やおなかを壊したりしてプログラムを休まなくてはならず、寝てばかりの時も、食べやすいものを買ってきてくれたり、励ましたりしてくれました。
自由時間は海や町へくりだしました。夜も部屋で遅くまでおしゃべりして楽しかったです。
一人ならつらいことも同じ志を持った仲間がいてくれたから乗り越えられました。
初めてあったのにとても居心地がよく、先輩も同級生も尊敬できる仲間でした。
たまに連絡とったりしています。
この縁を大切にしたいです。

夜は部屋でフルーツパーティー(ドリアンチャレンジ)
同室の先輩とココナッツを食べている。海はきれい。
仲の良い仲間とマンゴー工場内で記念撮影する。

コミュニケーション能力

  • 語学力 : 英語

英語圏ではあるがビザヤ語で話す人は多い。最初は何を言っているのか理解しにくかった。
しかし活動においてその不安はすぐになくなった。
選択コースがボランティアだったので言語がつうじなくとも、身振り手振りで十分に交流がとれる。
不思議と何を伝えたいのか、どうしたいのかが言葉がなくともお互い理解できた。
大切なのは受け身ではなく積極的にコミュニケーションをとる姿勢だ。
たいていのことは身振り手振りやジェスチャーで通うじる。英語で説明できるように準備しないと…と考えていたが実際にはそんな場面はなく実際に見せて理解してもらうことのほうが多かった。
それでもあいさつ程度のビザヤ語を子供たちと話せると良かったかもしれない。

仲良くなるのに大切なことはオープンマインド
明るい国民性を感じる毎日だった。
シャボン玉や風船はつねに人気です。

費用について

  • 費用 : 奨学金

留学にかかる費用をすべてトビタテによる奨学金内で賄うのは難しい。
エージェントを使わなければ安くなるがトビタテ生に考慮したプログラムは計画の立てやすさや安全面を考慮すると頼りになる。
渡航先が遠い国は航空代も高くなる。知り合いは奨学金をはるかにオーバーして親に負担をかけてしまったといっていた。
私はアジアだったので予算内におさまるようにしたつもりだったが予防接種など予期せぬ費用がかかったので少しオーバーしてしまった。
自分が計画を立てた内容や国で実際にどのくらい費用がかかるか、トビタテ奨学金を超えても実現可能かは確認をしたほうが良い。

休日の観光代、外食代、お土産代、空港までの交通費なども考慮。

自分の目でしっかり現状を見てくる。

  • 留学先探し : ボランティア

格差社会、貧困世帯、ストリートチルドレン問題を読んだ本の中で知った。それらの問題解決につながるフェアトレード事業や自主自立活動、NGO団体の活動などに興味があった。本やメディアなどで発展途上国と先進国の不平等な関係を知るたび胸を痛め、自分にできることはなにかを考えたりもした。
しかし、日常の生活のなかでそれらの問題はどこか遠い国の出来事のようでリアルティがなかった。誰もが知るメディアからの情報で知った気になっていて恥ずかしく思うこともあった。
まずは自分の目で見てこよう。机上の論理ではなく現実でなにが起きているかしっかりと見て自分の頭で考えよう。そこから私の未来が始まる。

ゴミ山の近くで生活している集落があります。
山村集落にて。住居の中をみせてもらいました。
山村集落や墓地集落の訪問の様子です。

留学前にやっておけばよかったこと

トビタテの書類を作成している過程や二次試験にむけて、なぜ留学したいのかを常に考え続けていたので留学前にはビジョンはしっかりしていた。
しいて言うならば夏休み期間だったので帰国後の学校の課題を終わらせることが難しかった。
事前に早くとりくめるよう学校と相談したり提出日を数日遅らせてもらえないか打診しておけばよかったと後悔した。

留学を勧める・勧めない理由

留学は機会があるなら勧めたい。自分の視野や常識という観念が広がる。他国を知ることは日本についても知ることになる。
国籍を超えて人と接することが当たり前の時代が来ている。
柔軟に対応できる力が身につくだろう。
親から離れることで自分自身の生活力や判断力が上がる。孤独や不安、不便な思いもするだろう。だからこそ、成長できるチャンスかもしれない。

これから留学へ行く人へのメッセージ

楽しいこともつらいことも全部あってこぞの留学だ。
パスポートと現金があれば基本は何とかなる。
せっかくだから思いっきり飛び立ってください。
安全面、防犯対策、健康面に対してはどこの国にいてもしっかり対策していくことを勧めます。