留学大図鑑

カノ

出身・在学高校:
金沢泉丘高校
出身・在学校:
京都工芸繊維大学
出身・在学学部学科:
工芸科学研究科 建築学専攻
在籍企業・組織:

先輩の近況をリアルタイムでチェック!

実践から建築にとって必要なモノを探る!

留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ケルン応用科学大学
  • ドイツ
  • ケルン
留学期間:
12ヶ月
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表プログラム」 1,950,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル

留学内容

現地大学のスタジオに参加。半年は現地事務所でインターンシップを並行。
冬季セメスターではケルン大聖堂の修復工事中の臨時美術館の設計、夏季セメスターでは隣町ボンの政策に即してモビリティハブと複合施設の設計を、実在するクライアント(大聖堂の修復建設会社とボン市の都市政策部門の方々)を想定し行った。課題説明から最終プレゼンまで、顔が見える形でクライアントが存在し、彼らの策略や都市計画と建築をどうすり合わせるかを実践的に思考。
上記を補完する形で都市解析の短期スタジオ、デジタルファブリケーションを通した、1:1スケールにて建築を思考するスタジオや、実際に建設されるプロジェクトの学内のコンペティションに参加。
インターンシップではリノベーションプロジェクトに携わり、クライアントとの会議や実測を行った。

留学の動機

世界で働く知人の影響で、中学の頃から社会に出る前に海外で学びたいと思っていたから。都市と建築のあり方に興味があったので、ヨーロッパの手法を体で学びたいと思った。ドイツは日本のように敗戦国出会ったが、その後発展しヨーロッパ経済を支えており、社会的共通点のある地で学ぶことによって日本へ還元できると考えたから。

成果

ドイツは地理特性的に他のヨーロッパへ行くことが比較的容易だったので、ケルンはもちろん、他の様々なヨーロッパの都市に実際にふれ、歴史的建築から現代建築そしてそれらのあり方まで体で学ぶことができた。
クライアントが想定されていて彼らから課題説明を受け、実際にプレゼンするということを通じて、生のフィードバックを手に入れられた。
実測を通じてドイツの住宅を細部まで実践的に学んだ。

ついた力

行動力

冬季セメスターの留学生は私以外自国の他の留学生がいて、もちろんドイツ人はマジョリティ。彼らの中に飛び込むのは本当に勇気が入りましたが、気付いたら最後はたくさんの仲間に支えられていた。また、プレゼンテーションで教授に対抗するような意見を思い切って切り出すことで、良い議論が生まれたりと、思い切って行動する大切さを感じた。

今後の展望

日本か、海外か、どこにいるか分かりませんが、ドイツでサスティナブルな建築について非常に関心を持ったので、それを掲げているスイスの事務所でもう1年実践的に学ぶためインターンに行く予定。異国で暮らし、この分野は日本は遅れていると感じたので、建築を通して貢献するために更に模索してゆきたい。

留学スケジュール

2018年
9月?
2019年
8月

ドイツ(ケルン)

バックグラウンドの違う現地の学生と課題を行うことで、今まで実践してこなかったプレゼンテーションの手法を彼らから学び、新たな表現手法を獲得することができた。毎週のようにプレゼンテーションがあったので、かなりその力を伸ばすことがきた。ドイツの友人は議論好きで、日常会話の中に社会や環境、政治の話がよく出てきたことで、自分が今までいかに目を向けてこなかったか恥ずかしくも痛感した。また、ドイツの人々、特に若者の環境問題への意識の高さから、自分自身もサスティナブルについて高い関心を持つようになった。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

日本食パーティを製図室で実施した際の様子
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

2019年
2月?
2019年
9月

ドイツ(ケルン)

建築事務所で学校に行きつつ週2-3でフルタイムで働き、インターンシップを実施。学校終了後は週4日出勤した。小さい事務所だったが、プロジェクトが多く、しかし人数が少なく、更にプロジェクトの進行が早く、初めの方は残業が多くて毎回ヘトヘトだった。主にリノベーションのプロジェクトに携わり、ドイツの1930年代の住宅を隅から隅まで蜘蛛の巣まみれで実測したのはいい思い出です。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

ボスの実家と敷地が近かったのでよくランチに招いてもらった
旧工場を用途転換したオフィス
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

この国のことが、とても好きになった瞬間

みなさんもご存知だと思いますが、ヨーロッパの人は本当に屋外で飲食をするのが好きです。ケルンにはライン川が通っており、友達とよく川沿いで夜中までビール片手に語り尽くしました。(夜でも「ピクニック」と言って川沿いで飲むのにはびっくりました!)ドイツの友人の誕生日会に行った時、私の仲の良い他の友人も来ていたのですが、彼女が途中で帰ってしまい、その後他のドイツ人の輪に入れないで距離を開けて座っていたら、「こっちにきて一緒に話そう!英語がよかったら遠慮なく言ってね!」と声をかけてもらい、彼らの優しさを今でも覚えています。ドイツは悪い人ももちろんいますが、本当に優しい方ばかりで、特に西ドイツのオープンな人柄に何度も救われました。

誕生日会での夕焼けは暖かいエピソードと共に心に残っています
川沿いが整備されていたのでここでよく友人とビールを飲みました

必死でもがく友人に後押しされて

  • 語学力 : その他の言語

私のスタジオは英語で行うことが多かったのですが、他のコースを取得していた留学生は全てドイツ語、更にコースの留学生が一人という中で物凄いスピードでドイツ語を習得していました。私はそれどころか英語も他の留学生より劣っていると感じ、自分が不甲斐なくてしょうがない一方、会うたびにドイツ語は話せるようになる友人に後押しされ、「英語ごときで躓いてたらダメ、私もドイツ語やる」と全くゼロの状態から無謀にも大学の初心者コースと並行してドイツ語を独学で習得し始めました。建築・英語・ドイツ語のトリプルスタディはなかなかハードでしたが、友人に「ドイツ語できるようになってる、いいじゃん!」と励まされるのがすごくモチベーションになり、お互いレベルは違いましたが、最大限高め合えました。(最終的には日常会話レベルは習得しました)

留学前にやっておけばよかったこと

もっと英語をやっておけば・・・と何度も後悔しました。日本(大学内)では比較的話せる方だったのですが、留学生はもちろんドイツ人は本当に英語が上手。そして何より聞き取りができなくて何度もめげました。日本にいるうちにNetflixやyoutubeを使ってもっと耳を慣らすべきだったと思っています。(日本語字幕は意味がないので英語字幕かナシで分からない箇所は戻って字幕付けるくらいやるのをおすすめします)

留学を勧める・勧めない理由

日本を客観的にみる本当にいい機会だと思います。世界の現状を体で感じる事ができるので、ショックも大きい分、得るものは大きいです。視野が広がるためいい意味で価値観が広がります。コンフォートゾーンから嫌でも抜け出すきっかけになるので、そこで発揮する自分の力は大きな成長の糧になると思います。

これから留学へ行く人へのメッセージ

私は楽観主義な方ですが、それでも留学前は不安でいっぱいでした。不安だと思いますがみんなそうです。自分自身が嫌になったりする事や辛い事もあるかもしれませんが、全て必ず自分自身の成長に繋がると思います。たくさんもがいて、楽しんできてください。