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ますだ かほ

出身・在学高校:
奈良県立奈良高等学校
出身・在学校:
京都工芸繊維大学大学院
出身・在学学部学科:
工芸科学研究科物質合成化学専攻
在籍企業・組織:


最終更新日:2017年02月06日 初回執筆日:2017年02月06日

アメリカと日本の共同研究

留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)・工学(機械・航空・宇宙・海洋・物質・材料・化学・医療・情報・画像・電気電子)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • Polymer Engineering, The University of Akron
  • アメリカ合衆国
  • アクロン
留学期間:
6ヶ月
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 1,200,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

私は2016年8月から半年間アメリカ合衆国オハイオ州へ研究留学していました。日本ではポリマーを合成する研究室に所属しています。研究内容は、日本で合成したポリマーをアメリカへ持っていき、リチウム硫黄電池に応用するというものでした。私のテーマは現地でも新しい試みで、材料を揃えるところから始めなくてはならず、とても大変でしたが、他研究室からも力を借り、なんとかこのテーマが有用であるという結果を出すことができました。

留学の動機

私が所属している研究室は私の前にも留学している先輩がいらっしゃいました。その先輩方から話を聞いて、この研究室でなら興味のあったポリマーについても学べ、さらに留学するチャンスをつかめるかもしれない。そう思ったことがきっかけです。アクロン大学に決めたのは、アクロン大学がポリマーではアメリカ国内で2番目の大学であり、教授が日本に留学されていた経験があり留学環境が整っていると判断したためです。

成果

留学先で一番大事にしていたことは、【断らない】です。与えられたテーマはその研究室でも誰もやっていないテーマで、材料を揃えるところからサンプルの作製方法を確立するところまですべてⅠからやらなくてはいけませんでした。試してみろと言われたことはなんでも試し、なんとかそのアイディアが有用である、と立証することができました。今後もアクロン大学とは共同研究を続けていくつもりです。

ついた力

たよる力

留学してまず心がけていたことは人脈をつくることです。誰も自分を知らないところへ行くので、すれ違ったら挨拶してとにかく話しかけました。何か困った時、例えば使いたい試薬がない!となったらその人脈を駆使して持っている人を探していました。アメリカの研究室では新しい実験などでは試薬の購入前にその試薬を借りて皆実験していましたので、とても助かりました。日本以上に人脈があるかどうかが重要だと感じました。

今後の展望

私は向こうで多くの人に助けられました。アメリカは留学生も多く、移住者に対するサポートも充実しています。しかし、日本はどうかと考えると、私はやはりアメリカより劣っていると感じます。特に日本はホテルでさえ英語が通じなかったと友人に言われたときは驚きました。アメリカにいた頃お世話になった恩返しに、まずは大学の留学生をサポートするところから始めていきたいです。

留学スケジュール

2016年
8月~
2017年
1月

アメリカ合衆国(アクロン)

私は2016年8月から半年間アメリカ合衆国オハイオ州へ研究留学していました。日本ではポリマーを合成する研究室に所属しています。研究内容は、日本で合成したポリマーをアメリカへ持っていき、リチウム硫黄電池に応用するというものでした。私のテーマは現地でも新しい試みで、材料を揃えるところから始めなくてはならず、とても大変でしたが、他研究室からも力を借り、なんとかこのテーマが有用であるという結果を出すことができました。今後も日本とアメリカの共同研究を続けていく予定です。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

オフィスから見た風景
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

感謝してもしきれない、お世話になった・大好きな人

私は留学先で数人のルームメイトと共同生活をしていました。ルームメイト達は初め洗濯機やキッチンの使い方すら知らない私に、親切にアメリカでの生活の仕方を教えてくれました。一番感謝していることは、アメリカに行ってすぐの頃、周りに日本人が全くおらず英語も慣れずに口数が少なかった私のために、日本語を勉強している友人を連れてきてくれたことです。それからつたない英語でも自分から伝えようとする気持ちを持てるようになりました。日本に帰ってきてからも連絡を取っており、大切な友人ができたことが私の留学の成果の一つです。

ルームメイトと住んでいたアパートメント

無料の英会話スクールを活用する!

  • 語学力 : 英語

アメリカで生活するにあたって言語の壁は私が考えていたよりも大きいものでした。中でもなまりのある英語は聞き取りにくいですし、レストラン店員は驚くほど早口で話します。そこで私が行っていたのは、無料の英会話スクールを活用することでした。アメリカは移民の多い国でしたので、英語が母国語でない人のための行政サービスが充実しています。中でも私の住んでいた都市では、図書館の一つの部署として英会話スクールを開いているところがあり、毎週2回2時間半の英語の授業が無料で受けられました。そのスクールでは皆が英語初心者だったので、間違った英語でも恥ずかしくない、どんどん喋って慣れていこう、という雰囲気が楽しかったです。他にも留学生向けのディナーパーティーやアメリカンファミリーのお宅にお邪魔する企画など、様々なイベントがあるのでよく調べてぜひ参加してほしいです。

英会話スクールの卒業式

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学は行ってみないとわからないことがたくさんあります。日本でどれだけ心配してても杞憂になることもあるし、逆にまさかこんなことになるなんてと思うこともあります。どれだけ不安に思っていても仕方がないので、気負わず行ってください。今はSNSがあるので日本にいる人ともすぐに連絡をとれますよ!国際情勢が不安定なのでその点には気をつけて、帰国の頃には帰りたくないな、と思える留学になるように祈っています。