留学大図鑑 留学大図鑑

マツコ

出身・在学高校:
埼玉県立浦和第一女子高等学校
出身・在学校:
大阪大学
出身・在学学部学科:
経済学部 経済経営学科
在籍企業・組織:


最終更新日:2019年11月22日 初回執筆日:2019年11月22日

ドイツサッカー人気の理由を探ってきた。

留学テーマ・分野:
専門留学(スポーツ、芸術、調理、技術等)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ゲーテ大学、FC Basara Mainz
  • ドイツ
  • フランクフルト
留学期間:
11か月
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 910,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 挨拶など基本的な会話ができるレベル 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

ドイツのサッカー文化を知り、日本のサッカーやスポーツビジネスの発展に貢献する人材になることを目指して留学しました。
アマチュアサッカークラブでのインターンシップと、大学での学術的な学びを通して、多角的にドイツのサッカー文化を見て来ました。

【インターンシップ】
7部リーグのアマチュアサッカークラブで、広報活動や試合運営を行いました。クラブを運営する中で、ドイツのサッカーリーグのしくみや制度を学びました。また、サポーターや選手、スタッフとたくさん話し、サッカーがドイツ人にとってどのようなものなのかを感じ取ることができました。

【交換留学】
イノベーションマネジメントや労働経済などを学びました。特に労働経済の授業では、賃金や労働時間、制度などについて、ドイツの労働市場の例がたくさん出され、ドイツの働き方への理解が深まりました。労働は余暇と密接に関わるものなので、労働を学んだことで余暇について知ることができ、サッカーというエンタテイメントの消費についても考察することができました。

留学の動機

日本では2019年にラグビーのW杯が開催されたり、2020年には東京でオリンピックが開催されます。スポーツ熱が高まっている今、スポーツの力で日本を盛り上げたいと思い、スポーツビジネスを学びたいと考えました。
ドイツでは、サッカーがとても人気で、リーグの観客動員数は世界一です。サッカービジネスやクラブ運営が成功しているドイツでは、たくさんのことが学べると考え、留学先をドイツに決めました。

成果

自分の目で見たり、耳で聞いたり、現地の人々と話すことで、ドイツサッカーの裾野の広さ、活発さ、地域密着の考え、歴史、歴史が続く「今」など様々なことを学べました。
そして、「ドイツのサッカー文化は素晴らしいが、それを日本で真似するのは違う。」という自分なりの結論を持って帰ってくることができました。

ついた力

行動力

11ヶ月と限られた留学だったため、何事も「今しかできない!」と考え、積極的に行動するようにしていました。会えないだろうと思っていた人に図々しく連絡してみたらアポイントメントが取れたりと、ハードルが高いこともダメ元でやってみたら意外とできたということが多々ありました。初めは意識してフットワークを軽くしていましたが、気づけば行動するのが当たり前になっていました。

今後の展望

帰国後まずは、日本のプロサッカークラブでインターンシップに参加し、ドイツで学んできたことを日本のサッカーにどう応用できるかを考えたいと思います。
また、現在就職活動中ですが、ファーストキャリアとして、経営のスキルを身に付けられる仕事をしたいと考えています。そして将来は、プロスポーツクラブの経営に携わりたいです。

留学スケジュール

2018年
10月~
2019年
6月

ドイツ(マインツ)

アマチュアサッカークラブでインターンシップをしました。SNSやHPの運営と言った広報活動、マッチデーには試合運営を行いました。印象的なのは、たまたま散歩をしていたらサッカーの試合をやっていたから見ている、という人にたくさん会ったことです。有名なチームでなくても、知っている選手がいなくても、サッカーを楽しく見ます。ドイツ人のサッカーへの思いが垣間見える経験でした。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

試合のハーフタイムにソーラン節を披露
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

2018年
10月~
2019年
7月

ドイツ(フランクフルト)

大学で経済学や経営学を学びました。授業は基本的にレクチャーで、ディスカッションはほとんどありませんでした、しかし毎回ゲストスピーカーが来てくださり、世界で活躍するビジネスパーソンの話を聞くことができたのはとても良い経験でした。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

授業後に友達とクリスマスマーケットへ
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

ヨーロッパ留学の良いところ!!

ヨーロッパは小さな国が多く、国境を越えるのが簡単です。EU圏内は入国審査はありませんし、通貨もほぼ同じなので、気軽に海外旅ができます。また。格安の飛行機やバス、民宿が充実しており、費用もそんなにかけずに楽しむことができます。
私は海外旅行をしたことがなく、この留学が初めての海外でしたが、留学中に12か国も旅行することができ、自分でも驚いているくらいです。それぞれ独自の文化があり、とても楽しく旅行できました。

クロアチアのドゥブロヴニクへ旅行

諦めて帰国しようかと思ったくらい大変だったビザ取得

  • 事前準備 : 渡航手配(VISA、保険、持ち物など)

ドイツの学生ビザは渡航後にしか申請できません。そのため、必要な書類を持って現地の外国人局に行く必要があります。ドイツでのビザ申請で苦労した点は3つあります。

【1】必要な書類が分からない
ドイツ大使館のウェブサイトや誰かドイツ滞在経験者のブログを見ると、書いてある必要書類が微妙に違ったりします。また、外国人局の担当者によって要求してくる書類が異なるという謎な現象も起こります。用意できる書類は全て準備していくと安心かもしれません。

【2】めちゃくちゃ並ぶ
私が留学していたフランクフルトは移民が多い街で、ビザ申請をしたい外国人がたくさんいました。そのため予約は取れても3カ月以上先で、シェンゲン協定で認められている滞在日数の90日を越えてしまう可能性が高いです。予約が取れないとなると、先着順の当日受付のチャンスを狙うしかありません。私は外国人局が朝8時にオープンする日は早朝4時から、13時にオープンする日は朝8時から並びました。
なぜ2回並んだか?―早朝4時から並んだ日に、受け付けてもらえなかったからです...

【3】担当者の気分に左右される
不思議なのですが、外国人局の担当者の気分によって、ビザが取れたり取れなかったりします。私は2回チャレンジしても受け付けてもらえず、3回目にようやく申請ができました。また、書類を提出し、面談をするタイミングになっても、理不尽なことを言い手続きをしてくれなかったので、口論になりました。やりあっているうちに突然気が変わったのか、突然作業をし始めました。不思議です。

ドイツのビザ申請は、根気強く頑張るしかありません。

これから留学へ行く人へのメッセージ

私は、英語の苦手意識があり、海外が嫌いでした。また、海外が好き、憧れているという人を「イキったやつだなあ」と思っていました(笑)
ですが留学してみて、ようやく海外の楽しさを知りましたし、気づいたら海外に出ることが好きになっていました!留学で自分は大きく変わりました。
なので、外国語が苦手、海外に慣れていない、という人ほどぜひ留学してみてほしいです!