留学大図鑑 留学大図鑑

KOY

出身・在学高校:
山梨県立甲府西高等学校
出身・在学校:
千葉大学大学院
出身・在学学部学科:
工学研究科
在籍企業・組織:


最終更新日:2019年11月13日 初回執筆日:2019年11月13日

IT×バイオで農業分野に貢献!

留学テーマ・分野:
海外インターンシップ
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • Joint Genome Institute
  • アメリカ合衆国
  • サンフランシスコ
留学期間:
12ヶ月
総費用:
2,500,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 1,920,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル<TOEIC650点> 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル<TOEIC825点>

留学内容

アメリカ,カリフォルニア州のJoint Genome Instituteにおいて,植物の成長と土壌細菌のインタラクションに関する研究を行いました。
主な研究内容は,①植物の根圏に存在する土壌細菌の調査と植物の成長に大きく関わっていそうな微生物の選抜,②遺伝子工学(蛍光タンパク質の導入や,ホルモンを制御する遺伝子の導入)を用いてどの微生物がどのような役割を担っているのかという情報の収集,③モデル植物に遺伝子組換えを行った微生物を導入し,植物の生育がどのように変化,改善するかの検討を行いました。
コンピューターを用いた解析は,既に出来上がっているプラットフォームを用いることしかできませんでしたが,微生物の膨大な遺伝子情報解析にそれらを用いて研究を進めていきました。その遺伝子情報を元にどの微生物が植物の成長に深く関係しているかのスクリーニングを行い実験系に用いていきました。
 

留学の動機

就職活動の時期に,流されるまま就活をすることに違和感を覚え自分の将来について考えました。その際,海外に行って自分の視野を広げたり,スキルを身につけたいと考え,これまで大学院で学んでいた分子生物学を,最先端の研究を行っているアメリカでも学びたいと思いアメリカでの研究留学を決意しました。

成果

初めは議論についていけず,取り残されるという状況が2ヶ月程続き,英語を喋ること自体躊躇する時期がありました。しかし,自ら行動しないと相手にしてもらえないと思い,できることから行動し,語学面,研究面で成果が出てくるようになりました。
12月頃になるとコミュニケーションもとれるようになり,最終の研究報告でも多くの方と議論ができ,研究結果を残すこともできました。

ついた力

行動力

留学を決意した時期に初めて自分の人生について考え,主体的に行動し始めました。また,現地で何をしたいか,あるいは自分がどのような人生を歩んでいきたいかも留学中に考えるようになりました。留学をする場合,主体的に行動しなければ何も経験することはできないし,相手にされる機会も少ないと思います。このような,日本にいたら気づくことができなかったことを海外で生活することで経験することができました。
 

今後の展望

挑戦することを続けていきたいと考えています。現在は分子生物学の研究を行なっていますが,留学中にIT分野にも触れる機会があり,その経験から就職先はこれまでの研究とは別分野であるIT分野で働くことを決めました。新しいことに挑戦することに対して不安はありますが,留学で培った主体性や挑戦する力を活かして今後も自分で自分の人生を歩んでいこうと思います。

留学スケジュール

2018年
4月~
2019年
3月

アメリカ合衆国(ウォールナットクリーク )

留学先でのプロジェクトは,教授,ポスドクの方,共同研究先であるノースカロライナ大学の方々と進めていきました。研究内容は,①植物の根圏に存在する土壌細菌の調査と植物の成長に大きく関わっていそうな微生物の選抜,②遺伝子工学(蛍光タンパク質の導入や,ホルモンを制御する遺伝子の導入)を用いてどの微生物がどのような役割を担っているのかという情報の収集,③モデル植物に遺伝子組換えを行った微生物を導入し,植物の生育がどのように変化,改善するかの検討を行っていました。
また,留学先ではホームステイをしており,研究所までは自転車で通っていました。カリフォルニアは天気がとても良いので留学先としてオススメです笑

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

90,000 円

生活費:月額

50,000 円

留学先の研究所にてコロニー観察
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

90,000 円

生活費:月額

50,000 円

スペシャルエピソード

あなたにとって留学とは?

主体的に自分の人生を歩むきっかけとなり,広い視野で世界を見ることができるものだと思います。
日本社会は画一的であり,ある意味安心安全,楽に人生を送ることができると思います。しかし,変動が激しい時代の中で,これまでと同じような考え方で同じように生活ができる保証はない時代に入ってきおり,その中で,自らの人生を考えるきっかけを留学は与えてくれると思います。留学だけが全てではないと思いますが,留学前後でいろいろなことを考えたり,行動したり,多くの人に会うことで自分の人生をより豊かにしてくれると思っています。
日本以外の国に行くことで多くの世界を知ることができ,視野も広がると思います。実際,留学を通し,自分の常識を超えることができたと感じており,人生のハンドルも自分自身で握ろうという意識がより一層強まりました。
日本以外の国では,留学というのは当たり前のものになっているなと現地に行って感じました。日本も優秀な人が多く存在する国だと思うので,どんどん世界に出て行くべきではないかと思います!

アメリカにきたぞ!と初日に実感しました笑

毎日勉強+積極的に話す!

  • 語学力 : 英語

研究室に留学生が在籍していたこともあり,会話は大丈夫だろうと思っていました。しかし,旅行などで使う日常会話と現地で生活することは全くの別物で,現地に行ってからも毎日英語の勉強をしていました。おそらく,日本で勉強して行ってもすぐに無力さを実感するので,現地で無理やり英語を話して復習することを繰り返すことが個人的には早いと思います。笑
いろいろな国の人がそれぞれのイントネーションや文法で会話をしているので,自分の英語が通じるかな?と不安になって会話しないよりも積極的に話していく方がいいと思います。その中でもっと上手く話したいと向上心が生まれたら,TEDtalkや海外ドラマ,youtubeなどを使って学んでいくと良いと思います!

これから留学へ行く人へのメッセージ

これから留学に行く人は希望に満ち溢れていると思います。そのワクワク感を留学先でも,そしてこれからの自分の人生でも何度も経験していってほしいと思います。そのためには自分の好きなこと,やりたいことを見つけて挑戦し続けることが大事だと思います。留学はあくまでこれからの人生の第一歩です!大いに挑戦し,失敗を許し,良い経験にしてください!