留学大図鑑 留学大図鑑

まみ

出身・在学高校:
滋賀県立彦根東高等学校
出身・在学校:
金沢大学
出身・在学学部学科:
自然システム学類
在籍企業・組織:


最終更新日:2019年11月06日 初回執筆日:2019年11月06日

バイオエタノールで世界に自由を!

留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • kings college london, university of aveiro
  • イギリス・ポルトガル
  • ロンドン アヴェイロ
留学期間:
9か月
総費用:
3,000,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 1,530,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

バイオエタノール生産に適したイオン液体の開発
日本でイオン液体を用いたバイオエタノール生産の実用化に向けた研究をおこなっており、その中でイオン液体の酵素安定性を調べる必要があったため、この分野に従事しておられる研究室へ研究留学を行うことにしました。この研究留学を通して、イオン液体のカチオン構造を変化させることで酵素安定性が大きく変化することを発見し、現在は安定性が高いイオン液体構造を元にバイオエタノール生産の実用化に適したイオン液体を開発しています。

留学の動機

日本で所属している研究室は化学工学の分野であり、私が勧めている研究をさらに躍進させるには酵素の分野を追求していくことが必要でした。なので、日本の教授の知り合いで酵素の研究をしておられる教授の下へ留学することにしました。

成果

イオン液体のカチオン構造を変化させることで酵素安定性が大きく変化することを発見し、今後の研究方針を決めることができました。

ついた力

発言する力

今まで自分の意見に自信を持っていませんでしたが、研究を進めて気づいた発見を元に新しい提案を教授にしたところ、その案を評価していただき、人に発言する自信がつきました。

今後の展望

この留学を経て、日本がいかに丁寧であることや、細かいところまで気配りが行き届いているかを実感することができました。私は、これは世界にも類がない日本の良さの一つであると感じ、日本人である誇りが生まれました。今後は日本をより世界に知ってもらうため、グローバル展開しているメーカに就職し、日本のものや風習を世界に届けていきたいと思います。

留学スケジュール

2018年
10月~
2019年
3月

イギリス(ロンドン)

昼間は大学で研究を行い、休日は大学の友人たちと旅行やご飯を食べに行っていました。また、日本発信プロジェクトとして、研究室のメンバーに日本の文化や食をパワポで発表しました。住まいは3人の外国人の方々と共にシェアハウスで過ごしていました。海外の人は時間にルーズと聞いていましたが、ロンドンの場合は時間管理を各自がしっかり行っており、仕事における性格は日本人と似ているかなと感じました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

クリスマス時期の街並み
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

2019年
4月~
2019年
6月

ポルトガル(university of aveiro)

日本で開発している溶媒の更なる可能性を見出すために大学に通い研究をしていました。
研究だけでなく、ラボのメンバーともよく遊びに行き、期間限定の遊園地やメンバーの実家にお邪魔したりしました。パステルナタというエッグタルトがとてもおいしく、時間があればよくパン屋さんに行き読書しながらパステルナタを食べていました。日本やイギリスと違い、家や道の整備が十分になされておらず、生活になれるのには時間がかかりました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

ポルトの街並み
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

感謝してもしきれない、お世話になった・大好きな人

ロンドンでお世話になった教授ですに感謝してもしきれません。
私が訪問したkings college londonは本来修士で研究留学で訪問する制度を受け入れていませんでした。しかし、教授は留学することは大切なことだと考えておられたため、留学生を受け入れる制度の導入に尽力を尽くしてくれました。事務の返事がなかなかこなかったら催促する等、大学に所属する立場でありながらも、痛い役回りをしてくださいました。そのおかげで、留学開始までに学校の受け入れ証を手配でき、無事希望通り留学することができました。現地に行ってからも、家に招いていただいたり、一緒に観光したりと私をとても気にかけていただきました。この教授がいなかったら、私の留学は充実したものにならない、そもそも叶わなかった可能性が高いため、本当に感謝してもしきれません。

教授とお別れの日にアフタヌーンティー

ハウスクリーナーを雇う

  • 住まい探し : シェアハウス

留学をする中で、シェアハウスをすることが出てくるかもしれません。
私も、留学中は全てシェアハウスで過ごしました。日本は清潔な国なので、シェアハウスをする中でハウスメートのキッチンの使い方やお風呂の使い方に不満を持つことがあると思います。しかし、そこは個人の基準に基づく感覚なので、ハウスメートに全て意見するのは喧嘩を生む火種となると思います。外国では家を定期的に掃除しに来てくれるハウスクリーナーが一般的に存在しています。なので、週に一回、もしくは二週間に一回ハウスクリーナーを雇うことを提案するのが得策だと思います。

ロンドンでの私の部屋

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学に行く前は、今後に対しての不安と期待が入り混じって複雑な気持ちになる人もいると思います。しかしトビタテの事後研修等を通して留学した人に沢山出会ってきましが、留学しなければよかったと思っている人には出会ったことがありません。留学には辛いことや苦労することがあるのは本当ですが、それを上回る充実感、達成感、かけがえのない経験を得るのも事実です。皆さん、ぜひ全力で留学に挑んできてください!