留学大図鑑

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出身・在学高校:
私立 京都成章高等学校
出身・在学校:
京都工芸繊維大学大学院
出身・在学学部学科:
工芸科学研究科
在籍企業・組織:

最終更新日:2021年02月02日

周りの人に恵まれた1年間の研究留学

留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ハウメ一世大学 New Imaging Techniques/ Photonics Research Group
  • スペイン
  • カステリョン
留学期間:
11ヶ月
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表プログラム」 1,960,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル

留学内容

私が所属研究室で研究しているホログラフィと、スペインの研究グループが精力的に研究されているシングルピクセルイメージングを組み合わせて、「新規イメージング技術の開発」を目指した1年間の国際共同研究を行った。このプロジェクトは技術的な難易度が高く、多くの困難を伴ったが、世界のトップを走る研究者の方々と活発な議論を交わしつつ、理論検討から実証実験まで一貫して取り組んだ。具体的には、理論検討のための計算機シミュレーション、実験光学系の構築、実証実験、実験結果の解析など、留学先のスタッフの方々のアドバイスをもらいながら主体的に行った。その結果、提案法の有効性の実証に成功し、世界初となる研究成果を出すことができた。

留学の動機

人生で留学できる機会、まして長期の研究留学なんてそうそう無い絶好のチャンス。そこで、初海外だけど思い切って自分の力で挑戦したかったから。また、社会人になる前に研究者として海外経験を積むことで、高い技術力やグローバルな視点で物事を捉える価値観を身につけたかったから。

成果

研究生活を通じて、課題解決に向けて、異文化の人をも巻き込みながら、周囲と協力して研究を進める力を培った。また、異文化交流において、自身の価値観に基づく意見を積極的に発言することや、異なる価値観に基づく他者の意見を容認することで、国際的な教養を身に着けることができた。さらに、困難なプロジェクトに挑戦することの難しさ、やりがい、達成感を味わうことができた。

ついた力

柔軟な対応力

初めての海外で、本当に何もかもが新鮮であり、分からないことだらけだった。生活スタイル、文化、マナーなど、ある程度事前に調べて行ったが、やっぱり直接肌で感じることで学ぶことは多かった。そこで、異国の地のそれらに対応して慣れていくことで、充実した留学生活を送ることができた。

今後の展望

ジャーナルにて研究留学の成果を報告するために、投稿論文を執筆する。これらは、電子メールやSkypeで連絡を取り合って進める。
また、修了後も光学分野のさらなる発展に貢献できるような業界で、グローバルに活躍する。

留学スケジュール

2018年
9月~
2019年
8月

スペイン(カステリョン)

論文読みと並行して、留学先のスタッフの方と基礎的な実験を行い、留学先の技術の理解・習得に努めた。
次に、留学目的である「新規イメージングの開発」のため、提案法の実証に向けた実験の日々を過ごす。理論検討や実験に必要なプログラムの開発や、実証実験を行っていた。週1回の全体ミーティングでは、30分間のプレゼンで研究報告を複数回行った。さらに、週1回の個別ミーティングの場を設けてもらい、ディスカッションを繰り返し、研究を進めた。
ラボでの研究のほか、ワークショップにも複数回参加し、今しか得られないチャンスを最大限活用して、知識をつけ自身の研究に多角的な理解・アプローチができるように努めた。
私生活では、週に1.5回はスタッフの方々とご飯に行き、日本を発信したり、情報を交換したりして、親睦を深めた。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

97,500 円

生活費:月額

30,000 円

お世話になったラボのスタッフの方々
全体ミーティングでの発表
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

97,500 円

生活費:月額

30,000 円

スペシャルエピソード

留学中に、自分を勇気づけてくれたモノ・コト

留学開始した当初、自分が初めての海外というのもあって、英語で中々うまく話しだせず、また相手の話しているもあまりわからず愛想笑いをしてごまかしていた。しかし、あるときスタッフの1人が「別に僕らの話す英語も完璧ではないよ。文法だって間違っているかもしれない。大事なのは意思疎通できることさ」と言ってくれた。その言葉に自分自身、とても救われて、それ以降、間違っていても構わないし、自分からガンガン話しかけるようになっていった。本当に周りの人に恵まれていたと思う。別に相手の言ってることが1回でわからなくても聞き返せばいいし、自分の言ってることが通じなければ同じように別の言い方をして伝えようと努力すれば必ず伝わるんだということを実感した。今の時代、スマホの普及により簡単にインターネットで検索できるため、分からない単語を調べることや説明するのが難しいものは画像を見せればすぐに伝わる。このようにして、コミュニケーションが増えることで留学の楽しさが倍になるし、研究だけじゃなく、私生活も充実していった。この留学を通して、本当に人との繋がりの大切さを学んだ。

ラボのスタッフを日本食レストランに招待したとき

留学中の毎日が英語を勉強、吸収できるチャンス

  • 語学力 : 英語

留学先はスペインだったが、研究室内での生活では、ミーティングをはじめとした打ち合わせや実験の相談などすべて英語で行っていた。留学3ヶ月前からSkypeによる英会話の練習などはしていたが、準備期間が短すぎたため現地では思うように話せなかった。そこで、私は全体ミーティングの際に、よく頻繁に出てくる表現や、便利なフレーズをメモしては帰宅後に自分でまとめていき、一つのファイルを作り、暇なときに見返すことでそれらのフレーズを身に着けていった。もちろん、ミーティングの際に出てくる堅いフレーズだけでなく、日常会話における口語表現も同様にして勉強していった。留学期間が長いからできたことではあるが、それにより最後の帰国前の全体ミーティングの発表時には、自分でもビックリするぐらいスラスラと覚えたフレーズを活用して言いたいことを話せた。このように、日常が英語に囲まれている生活を送れるのは、留学期間中だけなので、積極的に勉強して吸収できるだけした方が圧倒的におトクだと思う。

これから留学へ行く人へのメッセージ

思っている倍くらいの速度で留学期間は過ぎていきます。なので、きっちりと毎日、目標をもって一日一日を大切に過ごしてください。自分の努力次第で、必ず結果はついてきます。(それが留学期間中なのか、帰国後なのか、何年後なのかはわかりませんが、、)
あと、人間の環境適応能力は思ってるよりすごいです。体感してみてください。
皆さんが充実した楽しい留学生活を送ることができることように応援しています。