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せいた

出身・在学高校:
横浜国際高校
出身・在学校:
国際基督教大学
出身・在学学部学科:
教養学部アーツサイエンス学科
在籍企業・組織:
株式会社Ginco

普段はブロックチェーン・仮想通貨界隈でバックエンドエンジニアをしています。文系からエンジニアになりたい方や、ざっくりブロックチェーン・仮想通貨界隈に興味がある方などには色々お話できると思います。気軽にご連絡ください!


最終更新日:2019年08月20日 初回執筆日:2019年08月20日

カリフォルニアにブロックチェーン留学

留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • カリフォルニア大学サンタバーバラ校
  • アメリカ合衆国
  • サンタバーバラ
留学期間:
10ヶ月
総費用:
1,000,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 1,200,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル<英検一級、TOEIC900> 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル<同上>

留学内容

自分はカリフォルニアという土地で、ブロックチェーンや仮想通貨をはじめとした技術に対する知見を深めるとともに、英語力を高め、エンジニアとしての存在感を高めることを目的に、大学の交換留学制度を通じて留学した。

大学では、技術的な事柄だけでなく、アートやビジネス、かねてから興味のあった言語学など、学際的な環境を利用して幅広く学んだ。

実践活動は、Blockchain at UCSBという団体でTechnology Officerを務めながら、ハッカソンや勉強会を通じてブロックチェーン・仮想通貨に対する知見を得た。

留学前はただ技術に興味があり、技術だけ学びたいと考えていたが、カリフォルニア大学の学問的に開放的な環境に感化され、学際的に勉強をする結果になった。そのおかげか、それまで近視眼的だった自分の将来のキャリアの考え方を変え、広い観点から技術者としての将来を考えられるようになった。

留学の動機

エンジニアとして働く中で、先進的な技術を取り入れていくにはまず英語を理解する能力が不可欠であることに気づき、また、この英語の壁がソフトウェア産業における日本の技術力の遅れに繋がっているのではないかという問題意識を持った。将来的に日本のソフトウェア産業を牽引するようなエンジニアになるには、高い英語力と技術力が不可欠であるという認識を持ち、カリフォルニア大学のサンタバーバラ校への留学を決意した。

成果

- 世界最大級のブロックチェーンハッカソンに出場
- 英語に慣れた
- 技術以外の学びも得られた
- Technology Officerとしてブロックチェーン・仮想通貨に関する知見を深めた

ついた力

行動,俯瞰,適応,力

初めての長期海外生活で、日本の生活では当たり前にできることもままならなかったため、自分で行動し、調べ、自分の生活環境を整える力がついた。また、自分が異邦人であるという状況からか、留学先の文化やイベントを客観的に見ることができ、日本での自分の生活も異なる視点から理解することができるようになった。

今後の展望

引き続きエンジニアとして粛々と技術力を高めながら、留学を経て高めることができた英語力や行動力を活かして、業界を活性化し、国際的にも存在感を発揮できるような技術者になれるよう精進していきたい。

留学スケジュール

2018年
9月~
2019年
6月

アメリカ合衆国(サンタバーバラ)

カリフォルニア大学サンタバーバラ校に留学し、言語学やアートを学ぶ傍、Blockchain at UCSBという学生団体でTechnology Officerを務め、ブロックチェーンや仮想通貨に関する技術的な理解を深めるとともに、エンジニアに求められる英語力の向上に務めた。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

卒業写真風にキャンパスで撮影した写真
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

ココでしか得られなかった、貴重な学び

自分の留学のテーマとは直接的に関係ないが、留学中に住んでいたシェアハウスでとても貴重な経験をすることができた。自分が住んでいたのは学生15-6人で運営されている大きな一軒家を借りたシェアハウスだったのだが、家のテーマがPeople of ColorおよびLGBTQのsafe spaceというものだった。実際に住んでみると、ハウスメイトはbisexualだったりtransgenderだったり、どの区分けにも所属しないqueerだったりで、もはや誰が何なのか曖昧な状態であり、みんなそれを気にしていないようだった。このシェアハウスでの10ヶ月を通じて、LGBTQといわゆるstraightの人たちとの考え方の違いや、お互いを尊重する行動などを学ぶことができ、人の性的嗜好や精神的性別に対する自由な価値観を身に付けることができた。

ホームパーティでハウスメイトとの一枚

不条理さを受け入れること

  • 語学力 : 英語

英語を勉強していると、「なんでそもそも英語を学ばなければいけないんだろう?」と思うことがあるかもしれない。少なくとも自分はそう疑問に思い、日本語圏に生まれたにも関わらず英語を義務教育であたりまえのように学ばされ、大学生になってもなお少なからぬ時間を英語という言語の習得に割いている現状に不満を覚えた。実際にアメリカに留学に行くと、いままで外国語の勉強などしたことのない人ばかりで、圧倒的な不条理さを突きつけられる。自分はそれで一時期すごく悩んでしまったが、結局日本に生まれ、日本語を母国語として育った以上、英語圏中心主義的な環境に慣れるしかないのだと諦めるしかなかった。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学という時間は自分の内側を深く洞察することができる貴重な時間です。嫌なことも嬉しいこともたくさんあると思いますが、それだけ成長できると思って頑張ってください。