留学大図鑑

難民問題について学ぶ in ドイツ

留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ハイデルベルク大学
  • ドイツ
  • ハイデルベルク
留学期間:
11か月
総費用:
2,000,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表プログラム」 2,000,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
ドイツ語 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<Goethe Zertifikat B2> 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル<Goethe Zertifikat C1>

留学内容

 「ドイツにおける難民問題の実情を見たい」という理由からドイツ・ハイデルベルクにトビタった。現地には、6か月の大学の語学コースと11か月のトビタテ!留学JAPAN支援制度を合わせて17か月滞在した。
 現地では、ハイデルベルク大学に通いながら異文化コミュニケーション学や法律学などを学んだ。その傍ら、難民支援施設でボランティア活動を行った。具体的には難民が滞在する施設で週2回、ドイツ語の授業を開いた。また、夏休みには弁護士事務所で1か月間のインターンシップを行った。そこではドイツの労働法についての知見を深めた。ドイツで名の知れた企業とのミーティングに参加するという非日常的な経験もした。

留学の動機

 高校時代の1年間のドイツ交換留学がきっかけで、多文化共生社会に興味を抱くようになった。多くの難民を受け入れてきたドイツで得た知見を、外国人労働者の受け入れが問題視されている日本社会に生かしたいと思い、留学を決意した。

成果

 ドイツにおける難民支援の手厚さを目の当たりにした。難民問題に賛成でも反対でもないが、目の前に救える命があるから救うというドイツ人スタッフの言葉が印象に残っている。一方で難民の非識字率の高さも目立った。難民を減らすには表面的な支援だけでなく、教育に基づく根本的な支援が必要だと実感した。

ついた力

自分の弱さを認める力

 留学前の私は人に弱さを見せることは恥ずかしいことだと思っていた。でも、私が出会った難民は自分の弱さを堂々と見せていた。ありのままの姿で人と向き合う姿はどこかキラキラして見えた。自分の弱さを受け入れて周囲の人を頼る力、あるいは助けを求める力こそが「強さ」になるのだと学んだ。

今後の展望

 難民と市民が共存共栄する社会の構築はそう甘くないとドイツで実感した。そこでこれからは、多国籍国家として覇権国の地位を築いてきたアメリカにおける多文化共生社会について学びたいと考えている。ポジティブな面もネガティブな面も多角的に学び、将来は日本の産業界における外国人労働者の受け入れに知見を生かしていきたい。

留学スケジュール

2018年
4月?
2019年
2月

ドイツ(ハイデルベルク)

・交換留学先:ハイデルベルク大学(異文化コミュニケーション学、比較文化学、法律学)
・ボランティア活動:難民施設(2回/週)

費用詳細

学費:納入総額

80,000 円

住居費:月額

60,000 円

生活費:月額

100,000 円

ハイデルベルク城からの景色
ドイツ最古の大学:ハイデルベルク大学の図書館
友人とのホームパーティー
費用詳細

学費:納入総額

80,000 円

住居費:月額

60,000 円

生活費:月額

100,000 円

2018年
9月?
2018年
9月

ドイツ(ハイデルベルク)

・弁護士事務所でのインターンシップ(内容:事務作業、会合や裁判への同行など)

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

インターンシップを行った事務所
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

難民と泣いて笑い合った時間

共通の言語が一つもない中で難民とコミュニケーションを取るのに苦労した。一方で深いニュアンスは分からなくても「笑顔」で通じられる瞬間がいくつもあった。言葉が分からないからこそ、難民とのコミュニケーションは自然と感情表現が豊かになった。悲しいことがある時には共に涙を流し、楽しい時には全力で笑い合った。最後日本に帰る時には大粒の涙を流しながら「リナ先生に出会えて良かった」と言ってくれて、大変なこともあったがボランティア活動を続けて本当に良かったと実感した。

留学で得た一番の財産は、なんといっても多様な出会い!

失敗を恐れない姿勢が自分を変える

  • 語学力 : その他の言語

 留学に行って多くの人がぶつかるのが言語の壁だと思う。私が初めてドイツに留学したのは高校生の時だったが、一切ドイツ語を話せなかった。周囲の人に十分にお礼を伝えることすらできないのが歯がゆかった。そこでホストファミリーとの会話は全てドイツ語に変えてもらった。現地の高校では毎朝新聞記事を音読してクラスメイトに発音を教わった。大切なのは完璧なドイツ語を話すことではなくて意思疎通することである。失敗を恐れずに積極的にドイツ語を話す努力を続けた結果、1年後にはドイツ語で難なく日常生活を送れるようになった。しっかり言語と向き合えば留学を通して確実に上達すると思う。

言語学習では、積極的に「話す」ことが大切!

留学を勧める・勧めない理由

 トビタテ!留学JAPANでの留学は出会いに溢れている。中でも、共に世界で頑張るトビタテ生との出会いは貴重だ。みんな明確な目標や夢を持ち、それに向かって努力していてキラキラしている人だらけだ。個人での留学よりも、最高の仲間と挑む留学の方が刺激的だと思う。留学を一時的な人生のイベントではなく、人生の「財産」にしたいと考えている人にはトビタテでの留学をお勧めする。

これから留学へ行く人へのメッセージ

 日本から一歩踏み出して留学する時には、常に「日本代表」であることを忘れないでほしいと思う。海外では一人との出会いが良くも悪くもその国のイメージを作ることがある。留学する人はAmbassadorとしての役割を果たしながら、たくさんのことを吸収してきて欲しいと思う。そして将来は、トビタテ生の役割ともされているGlobal Leaderになる人が増えることを願っている。