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yuika

出身・在学高校:
秋田県立秋田高等学校
出身・在学校:
出身・在学学部学科:
在籍企業・組織:


最終更新日:2019年08月20日 初回執筆日:2019年08月20日

日本の食をPR!現地校留学!

留学テーマ・分野:
短期留学(3か月以内、語学・ボランティアなど各種研修含む)・専門留学(スポーツ、芸術、調理、技術等)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • Thabarton Senior College
  • オーストラリア
  • アデレード
留学期間:
5週間
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 540,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 挨拶など基本的な会話ができるレベル<英検準一級> 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

「地方と世界を繋ぐ架け橋に」というテーマでオーストラリア・アデレードの高校に5週間留学しました。秋田県の特産品である魚醤「しょっつる」を媒体に秋田の魅力をPRし、日本食の海外展開について調査することを目的にしました。高校では、食や経済についてなど日本で通っている高校では学べない専門的な授業を中心に学習しました。特に平和学の授業では、原爆と平和についてのプレゼンテーションを行い、私自身、日本の悲しい歴史を再認識し、平和への想いを深めることができました。さらに全校集会での平和に関するスピーチを頼まれ、日本人として自分なりの意見を伝えることができました。また独自の活動として、日本食についてのイメージ調査、日本食レストラン訪問、秋田の食や観光についてのプレゼンテーションを行い、現地のニーズを知り、秋田の魅力を発信することができました。

留学の動機

高校入学後、周りに留学経験者が数人いて、彼らの視野の広さに感銘を受け、私も留学したいと思いました。また将来は商社で食品流通の仕事をしたいと考えていたため、留学を通して、確かな語学力や言語の差異を越えた高いコミュニケーション能力を身につけたいと思いました。しかし金銭的に厳しく、諦めかけていた時に、学校の掲示でトビタテ留学JAPANを知り、これしかない!と思い、応募しました。

成果

留学前は間違うのが怖く、英語を話すことに抵抗がありました。しかし他の留学生が慣れないながらに一生懸命自分の意見を伝えている姿に感化され、私も積極的に話しかけたり、授業中に発言したりするように心掛けました。そして以前より堂々と話せるようになりました。また異国の地で自分のしたいことを精一杯伝え、独自の活動を多く行うことができ、積極性や行動力が向上しました。この経験は私にとって大きな自信となりました。

ついた力

なんとかする力

言葉が上手く伝わらないことが多くありましたが、説明を加えて話し続けることで自分の言いたいことを伝えることができました。留学を通して、上手くいかないことがあってもあきらめずに自分で考えて対応し、なんとかする力が付きました。

今後の展望

大学に進学して、マーケティングや経営戦略について学びたいと考えています。また大学在学中に長期留学をして、さらなる語学力の向上、専門性の強化を図りたいと考えています。そして将来は日本食の海外展開の一翼を担い、地方の食産業活性化に貢献します。

留学スケジュール

2019年
2月~
2019年
3月

オーストラリア(アデレード)

受け入れ先…Thebarton Senior College
     ホームステイ
授業…Catering Concepts, Fashion&Costume Design, English as Additional Language, Peace Studies, Accounting
英語と平和学の授業で原爆と平和についてのプレゼンテーションを行いました。また先生に頼んで時間をもらい、秋田の食や観光についてのプレゼンテーションを行いました。
校外学習…工場見学、海での救命講習、留学生歓迎会
学校行事…Harmony Day(異文化を尊重し、多文化社会を祝うイベント。母国の伝統衣装かオレンジの服を着て登校。アボリジニの伝統楽器演奏などを鑑賞)私は浴衣を着て全校集会での平和に関するスピーチをしました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

秋田の魅力をプレゼン
Harmony Day タイと日本
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

この国のことが、とても好きになった瞬間

オーストラリアの人たちはすごくおおらかで暖かかったです。私のつたない英語を最後までちゃんと聞いてくれました。道に迷った時に通りすがりの人に話しかけると丁寧に教えてくれました。バスの中で出会った人にレストランはどこにあるかと聞くと、数か所おすすめの場所を簡単な英語で教えてくれました。初めての海外生活に不安が大きかったのですが、こういった現地の人達の優しさに助けられました。外国人への対応に慣れていて、おもてなし精神が根付いているのだと感じました。私にとってアデレードは第二のふるさとのような大切な場所になりました。

大好きだった地元のビーチ

留学中にやってしまった、私の失敗談

私が留学していた期間、ちょうどアデレードフェスティバルが開かれ、町はお祭りムードでした。週末に演劇を見に行こうと決め、町へ出かけました。チケットはあらかじめネットで取り、準備万全。そして当日、携帯でバス時間を調べながらバスを待ちましたが一向に来ない…(オーストラリアではバスが遅れてくるのはあたりまえ)やっとバスが来て会場に着いたのは開演5分前。急いで受付を済ませ、席について、驚きました。私の席は三階、そして勾配がきつい…ジェットコースターが落ちる直前のような景色に足がすくみ冷や汗をかいたのを鮮明に覚えています。行動力が仇となった瞬間でした。

カルメン

一週間に25時間以上英語に触れるべし!

  • 語学力 : 英語

留学前三か月は週に25時間以上を目標に英語の勉強をしていました。とはいっても、ガリガリと勉強していたわけではなく、YouTube(バイリンガールちかさんやHapa英会話など)や洋画(High School Musicalにハマりました)を見たり、会話表現をまとめた本を読んだり、日本を紹介する英作文を書いたり、CNNのニュースを聞いたりなどいろいろな媒体を使っていました。楽しかったし、明確な目標があったので苦には感じませんでした。そのかいあってか、留学後一週間くらいで耳が慣れ、会話を楽しむことができました。留学前に準備をすればするほど、現地に行ってから楽しめると思うので、ちょっと背伸びした目標を立てることをお勧めします。留学中は携帯の設定を英語にしたり、部屋にこもらないように心掛けたりして英語に触れる時間を長く取れるよう工夫しました。また毎日家に帰ってきたらすぐに日記を書いて一日を振り返っていました。そしてホストマザーが帰ってきたら、その日の出来事を報告するようにしていました。この方法はいろいろな日常表現が覚えられるのでおすすめです。

留学中につけていた日記帳

ホームシックにならないためには

  • 住まい探し : ホームステイ

私は今回が初めての親元を離れた生活、しかも初海外でしたがホームシックになりませんでした。対策としてしていたことを紹介したいと思います。
①目標を明確に
どうして留学をしようと思ったのか、ここに何をしに来たのかというのを明確にすることで、意識を高く持つことができたと思います。また留学前に目標を書いて、それを毎日見て確認していたので、一日も忘れることなく過ごすことができました。課題の多さに挫けそうになることもありましたが、弱い自分に負けずにこなすことができました。
②部屋にこもらない
一人になると余計なことを考えてマイナス思考に陥ってしまうことがあるので、常にリビングでホストファミリーと話していました。
③適度に日本に連絡
心地よい人間関係に甘えたくなかったので、自分から積極的に連絡はしませんでしたが、家族や友達からくる連絡には適度に返して、息抜きをしていました。無理しすぎは禁物です。


ホームシックになることは悪いことではないと思いますが、ならないほうが楽なのは確実です。自分で前もって対策できることは少ししておくといいかもしれません。

パッションシートコンプリート!

留学前にやっておけばよかったこと

戦争と平和について聞かれたときにうまく答えられず苦労しました。歴史を深く学び、自分の意見を持ち、それを英語で表現できるように準備しておけばよかったと思いました。英語はもちろんですが、英語で何を伝えるかが大切なのだと改めて実感しました。また友達からはアニメや漫画などについて聞かれることが多くありましたが、勉強不足であまり答えられませんでした。様々なことにもっと関心を持っていきたいと思いました。

留学を勧める・勧めない理由

留学はチャンスがあるならするべきだと思います。私の学校は進学校であるため、授業についていけなくなるのではないかという不安もありました。しかし外に出たからこそわかる日本の良さや自分の課題を知り、視野を広げることができました。帰国後、学習の遅れを取り戻すのは楽ではありませんでしたが、それ以上のものを得られたので後悔はしていません。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学をすることに満足せず、そこで何をするかということに重点を置いてほしいと思います。ぼーっとしていてはただの海外旅行で終わってしまうと思います。目標を明確にし、様々なことに好奇心を持って挑戦し、能動的に学習することで何事にも代えがたい貴重な経験をすることができます。辛いことももあるとは思いますが、それも留学の醍醐味だと思って楽しんで頑張ってください。