留学大図鑑

佐々木周

出身・在学高校:
宮城県仙台向山高等学校
出身・在学校:
高知大学
出身・在学学部学科:
農学部
在籍企業・組織:

最終更新日:2019年05月15日

インドネシアの山村で稲作の現地調査

留学テーマ・分野:
調査研究留学(大学を1年休学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ボゴール農業大学理学部
  • インドネシア
  • ボゴール
留学期間:
11ヶ月
総費用:
1,400,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表プログラム」 1,420,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
インドネシア語 挨拶など基本的な会話ができるレベル 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

東南アジアの稲作の現状を知り、アジアの稲作の課題解決に向けた知識と研究力をつけるための留学。留学期間を前半(6ヶ月)と後半(5ヶ月)に分け、前半は農村に入り込み現地調査を行い、後半は研究室に入りインドネシアでの研究の方法論と熱帯の稲作について学んだ。東南アジアの稲作の現状を知るために、前半部は毎日のように村の稲作農家を訪ねて回り、インタビューを実施して稲作品種と品種特性、品種選択要因や課題を明らかにした。後半は稲作について学びを深め、現地の学生とディスカッションを通して、課題を解決するための育種の考え方を互いに共有した。

留学の動機

留学のきっかけは、大学一年生の春休みに3週間のインドネシアでのフィールドワーク体験に参加したことである。インドネシアでのフィールドワークで、全行程手作業で行われている稲作に衝撃を受け、より深く調査したいと思い、留学することを決意した。

成果

前半の活動では、稲作農家方々への調査協力をすべて自分1人で行ったため、インドネシア語が上達したのはもちろん、度胸がつき、自分の力で調査研究を進めることができる力がついた。また、現地の様子を直に見ることで、どのような研究や活動が現地の人々の生活を良くするのかということについて、自分なりの結論が出せた。

ついた力

逆境に打ち勝つ力

もともと留学の1年前からインドネシア語を独学していたが、農業に関わる専門的な話はなかなか聞き取ることも話すこともできずに、留学初期から逆境であった。そのため1週間かけてインドネシア語のアンケート用紙を作成。しかし、識字率が高く断念。それでも諦めずにインタビューを繰り返し、実践の中でインドネシア語力を身につけ、調査を成功させた。

今後の展望

今回の経験を生かせる国際協力の道に進みたいと考えている。

留学スケジュール

2018年
3月~
2019年
1月

インドネシア(ボゴール)

ボゴール農業大学周辺の農村での稲作の調査と、ボゴール農業大学での学習活動を行った。農村での稲作調査では、村長さんの家にホームステイをさせていただき、毎日フィールドワークを行った。毎日のように村の稲作農家の方々を訪れ、インタビューを行ったり、実際に稲の生長度合いを計測したり、現場での調査活動を行った。その結果、農村の稲作品種や品種選択要因などを明らかにすることができた。また、大学での活動では、稲作研究の方法論を学ぶことができ、また学生と共にディスカッションをすることで、東南アジアの稲作について深めることができた。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

25,000 円

生活費:月額

30,000 円

項目:調査研究にかかる諸費用11ヶ月分(交通費、機材など)

330,000 円

稲刈りの風景
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

25,000 円

生活費:月額

30,000 円

項目:調査研究にかかる諸費用11ヶ月分(交通費、機材など)

330,000 円

スペシャルエピソード

この国のことが、とても好きになった瞬間

留学期間11ヶ月の内、6ヶ月間はホームステイをしていたのだが、ステイ家族とは終始関係が上手くいかなかった。特にホームステイを始めた初期は、会話もろくにできず、食事を共にする機会もごくわずかであった。そんなとき、心のよりどころとなってくれたのが村の子どもたちである。子どもたちは、いつも元気でたくましく、一緒にいるだけで楽しい気持ちにさせたくれた。また、魚釣り、川のお風呂、高さ1メートル以上の竹馬など、インドネシアならではの体験をさせてくれた。子どもたちには本当に感謝!!

村の子どもたち

インドネシア語の壁

  • 語学力 : その他の言語

インドネシア語の会話がある程度できる状態で留学したが、現地に入ってみるとなかなか聞き取れず本当に語学には苦労した。はじめに一緒に調査に入ってくれたインドネシア人の学生にバカにされることも。本当に辛くて、悔しい思いをした。インタビューができないならと、紙媒体でアンケートを作成。アンケートは1週間かけて入念に作り、これで調査を少しは進められると思った。しかし、識字率が低く、アンケートの文字が読めない事態が発生した。さらに、農家の方々はアンケートというものを知らないので口頭での説明も非常に難しかった。そのため、完全にインタビューのみに方針を切り替え、毎日夜遅くまでインドネシア語を勉強し、インドネシア語で十分に話せるレベルになった。

留学前にやっておけばよかったこと

語学の勉強。何か事前学習をするための時間があるなら、語学に費やすと良いと思う。私も留学の1年前くらいから独学でインドネシア語を勉強していたので、その基礎があったからこそ、留学中に専門的な話やインタビュー調査ができるまでに成長することができた。語学の勉強はやって損は絶対にない。

これから留学へ行く人へのメッセージ

いろいろな留学生を見てきて、もったいないと思うことが1つだけあった。それは現地語を勉強しないこと。確かに英語ができれば大学生活は問題ないかもしれないが、現地語を覚えれば格段に世界が広がる。日常会話は200~500語程度の単語を覚えれば十分。ぜひ、現地の人と話すというかけがえのない経験をして欲しい。