留学大図鑑 留学大図鑑

ザッキー

出身・在学高校:
福井工業高等専門学校
出身・在学校:
香川大学大学院
出身・在学学部学科:
工学研究科知能機械システム工学専攻
在籍企業・組織:


最終更新日:2019年05月15日 初回執筆日:2019年05月15日

機械学習による特徴量抽出

留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ミュンヘン工科大学
  • ドイツ
  • ミュンヘン
留学期間:
5か月
総費用:
1,200,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 800,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 挨拶など基本的な会話ができるレベル 挨拶など基本的な会話ができるレベル

留学内容

中赤外分光を用いた非侵襲血糖値センサを日常生活空間に適用させるにあたり、センサが自律して分光データから血糖値を算出する必要がある。それに際し、分光データに含まれる個人差を把握する必要がある。そのため、私は機械学習を用いた個人差特徴量抽出プログラムを提案し、留学先での実習としてプログラムの作成、および、提案手法による分光データの解析を行った。

留学の動機

研究室の留学経験のある先輩の話を聞き、海外留学に興味を持った。また、国際学会でミュンヘンに行ったとき、現地の雰囲気を肌で感じ、ここで生活しながら研究をしてみたいと思った。また、日本では中赤外分光法を用いた非侵襲血糖値センサのハードウェア方面の研究を行っていたため、現地では将来必要となるソフトウェアの研究を行ってみたいと考え、機械学習の研究を行った。

成果

提案手法の機械学習プログラムを作成し、日本で事前に計測して置いた分光データを解析した。その結果、特徴量の抽出に成功し、血糖値の算出にある程度の定量性を確認した。

ついた力

観察して推測する力

私は、ほとんど英語を話せず、ドイツ語においては全く分からないまま留学したので、現地の生活で分からないことがあってもとりあえず周りの状況を観察して行動することが多かった。また、研究室においても言語以外の身振りなどの動作を総合して相手の意図を推測してコミュニケーションをとったので観察力と推測力は伸びたと思っている。

今後の展望

作成したプログラムを日本へ持ち帰り、日本の研究室で研究していたハードウェアと組み合わせることで、非侵襲血糖値センサを実現に近づけていきたい。

留学スケジュール

2018年
10月~
2019年
2月

ドイツ(ミュンヘン)

中赤外分光を用いた非侵襲血糖値センサを日常生活空間に適用させるにあたり、センサが自律して分光データから血糖値を算出する必要がある。それに際し、分光データに含まれる個人差を把握する必要がある。そのため、私は機械学習を用いた個人差特徴量抽出プログラムを提案し、留学先での実習としてプログラムの作成し、日本で事前に計測して置いた分光データを解析した。その結果、特徴量の抽出に成功し、血糖値の算出にある程度の定量性を確認した。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

博士研究員たちとスーパーバイザー(右下)
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

留学中にやってしまった、私の失敗談

私は博士研究員2名と同じ居室で研究を行っていたが、実習内容がプログラミングだったこともあり、大抵のわからないことは自分で調べればわかったし、研究員の2人は作業中によくイヤホンをしていたため、あまり話しかけてはいけないと思ってしまい、居室の博士研究員たちとあまりかかわることがないまま留学の大半を過ごしてしまった。しかし、平日に旅行に行くことになり、研究室を休むことを伝えるために話しかけたところ、2人とも気さくに話してくれて、自分が勝手に2人の雰囲気から、壁を作ってしまっていたことに気づいた。もっと初めから積極的に話しかけていくことで、自分の語学の向上にもつながっただろうし、2人とも仲良くなれたと思う。

同じ居室の研究員たち

とりあえず伝えようと努力をすれば伝わる

  • 語学力 : 英語

英語が苦手で、きれいな文で話すことはできなくても、単語レベルでもとりあえず話して、それに加えてジェスチャーや、周りの物を使ったり、紙に書いたりしてとにかく伝えようとすれば、相手も無視することなくこちらの意図を汲み取ろうとしてくれるので、とにかく恥ずかしがらずあの手この手で伝えようとする努力が大切だと思う。

留学前にやっておけばよかったこと

・語学の勉強
・留学先やその周辺諸国の歴史や地理の勉強
英語などの語学力がもっとあればコミュニケーションを円滑にできたと思う。また、留学中いろいろなところに旅行に行ったが、旅先の有名な建造物や場所に行っても、その歴史的背景などを全く知らなかったので感動はほとんどなかった。もっとその土地の歴史などを知っていれば感動できたと思う。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学に行ったからには何か大きな成果を挙げなきゃいけないと気負わず、現地での生活を日々楽しんでください。失敗したらそれはそれでいい経験だしそこから学ぶことも多いと思います。せっかく日本と異なる文化、環境に直に触れるいい機会です。本来の目的以外にもいろいろなことに挑戦してみてください。