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やまがた

出身・在学高校:
私立山手学院高等学校
出身・在学校:
北海道大学工学院
出身・在学学部学科:
建築都市空間デザイン専攻建築デザイン学研究室
在籍企業・組織:


最終更新日:2019年04月17日 初回執筆日:2019年04月17日

ヨーロッパの生活と街を堪能する

留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ウィーン工科大学建築学部・office Haratori(チューリッヒ)
  • オーストリア・スイス
  • ウィーン・チューリッヒ
留学期間:
17カ月
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 1,800,000円
  • 大学独自のもの 250,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

オーストリアのウィーンで1年間交換留学をした後に、スイスのチューリッヒで半年間インターンシップをしました。元々は、ウィーンでの交換留学とインターンで1年の計画だったのですが、どうしてもヨーロッパでの生活を延長したくて、半年間多く滞在しました。
計画としては、日本で行っていた街並みの研究を深めるために、大学で理論を学び、インターンで実務を学ぶというセットで考えていました。
ウィーン工科大学では、模型を作るための最先端の機械が装備されていました。また、日本の大学よりも授業で扱うテーマが広く、都市デザインに関する授業を取ることができました。
スイスでは、現地の設計事務所にインターンをしました。日本では実務を経験したことが無かったため、同僚や上司に色々と教えて貰いながら、実践を積むことができました。

留学の動機

中学生の頃から、いつかは留学に行きたいと考えていました。その理由としては、日本以外に住むことで、文化が異なる場所で生活ができ、自分の視野が広がると思ったからです。
中学・高校となかなか留学へ行くタイミングや勇気がなく、大学で建築を勉強していたときに、海外大学でも建築を勉強してみたいというモチベーションが生まれました。

成果

ウィーン工科大学では、日本ではできなかった、都市デザインのスタジオを取ることが出来ました。一つの建築を設計するというレベルから、もっと引いた大きなスケールでどのように設計をするのかということを学べました。スイスのインターンでは、実際に自分が書いた線が建築として実現してく楽しさを体験することができました。

ついた力

計画・行動・社交・語学・建築・実務力

海外にいると、より自発的に行動する必要が強まると思いました。授業とかでも、発言をしないと授業に参加していないと見なされたり、わからないことを友達や先生に聞かないと授業についていけないことがありました。そのためには、ある程度の語学力や社交的な態度が必要なことも痛感しました。

今後の展望

ヨーロッパに実際に住むことで、街のおもしろいところや、逆に日本の街の良いところなどが比較することで見えてきたと思います。なので、今後は、そのような経験を生かして、日本の街並みやパブリックスペースを良くしていく一員として設計活動をしていきたいと思っています。

留学スケジュール

2017年
9月~
2019年
2月

オーストリア・スイス(ウィーン・チューリッヒ)

ウィーン工科大学では、模型を作るための最先端の機械が装備されていました。また、日本の大学よりも授業で扱うテーマが広く、都市デザインに関する授業を取ることができました。授業を通して、現地の学生や留学生と仲良くなり、時には一緒に模型を作ったり、授業の後に学校で飲んだりと楽しい時間を過ごしました。
スイスでは、現地の設計事務所にインターンをしました。日本では実務を経験したことが無かったため、同僚や上司に色々と教えて貰いながら、実践を積むことができました。オフィスの同僚以外の人と出会うために、4人でルームシェアをしました。週末に湖にピクニックに行ったり夜ご飯を一緒に作って食べたり、現地での生活を満喫できました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

ウィーンの街並み
チューリッヒの街並み
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

ココでしか得られなかった、貴重な学び

スイスでのインターン先で、銅を使った壁を設計させて貰いました。実際に、私が書いた図面が職人さんの元にわたり、その図面に基づいて銅の鋳造や成型を行って貰いました。この仕事は、とても責任があるとともにやりがいもあり、実際にその壁が出来て、現場に設置されたときには、とても感動しました。

出来上がった銅の壁

とにかく誰かに相談する

  • 留学先探し : インターンシップ

スイスでインターン先を探しているときに、日本人ということで労働ビザ取得が難しく、中々インターンとして受け入れてくれるオフィスが見つかりませんでした。スイスでは、移民が増えてきていることもあり、日本人がオフィスに必要な理由を証明しないと、なかなか労働ビザを取得することが難しいという現状があります。そのような、個人ではどうしようもない状況に直面したときに、私は色々な人に相談し、どこか糸口は無いかと、約3か月探しました。結局、日本の大学の先生の知り合いに、チューリッヒで建築事務所をやられている方が見つかり、その人に協力してもらうことで、海外インターンを実現しました。

ドイツ語とのたたかい

  • 語学力 : その他の言語

私が行ったウィーンとチューリッヒでは、ドイツ語が公用語でした。現地に行く前には、初歩の文法や建築の専門用語しか知らなかったため、着いたときには全く喋れませんでした。
それでも、現地でドイツ語学校に通ったり、日本語を学んでいる学生とタンデムをすることで、日常会話は理解できるようになりました。

人生初の水疱瘡

  • 生活 : 病院

現地に渡航してから一週間ほどして、身体中に発疹ができました。何か変なものを食べたか?ストレスか?水が合わないのか?色々と思い当たることがあったのですが、わからなかったので病院に行くことにしました。ただどこの病院に行けばいいのかわからなかったのですが、現地の日本人会が発行しているウィーンでの生活情報を詳細にまとめた本を買っていたので、そこに書いてある病院に行きました。病院に行くと、オーストリア人のお医者さんが出てきたのですが、日本語がぺらぺらで、日本語で受診することができました。

留学前にやっておけばよかったこと

ドイツ語をもっと勉強しておけばよかったと強く思います。語学学校で出会うヨーロッパの人は、最初は同じスタートでも、言語が似ていることもあり一気にドイツ語を習得していき、とても焦りました。言語が全く異なる日本人は、同じレベルに達するまで何倍も努力が必要だと思いました。

留学を勧める・勧めない理由

留学は絶対行って後悔することはないと思います。ただその時には、何かしらやりたいことや目標など、何か自分の軸になることがあった方が、より充実した留学生活になると思います。

これから留学へ行く人へのメッセージ

ひたすら留学生活を楽しんできてください!一回何か勇気をもって、自分の枠を飛び出す経験をすると、どんどんできなかったことに挑戦する自信をつけられると思います。とびこむのみです!